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【初心者向け】2023年は投資の勉強をはじめる絶好のチャンス

2023年からマイホームで資産形成を図ることが困難になるとみています。その理由は、ざっと挙げるとこんな感じでしょうか。
1.価格相場があまりにも高騰してしまったから
2.金利が上昇フェーズに入ったから
3.経済・金融の先が読みにくくなった
4.税制優遇(住宅ローン控除)がわかりにくい
5.需要(購入検討者)が減退している(1と同じ意味合いです)

一方で、株式や債券などのマーケットは、資産形成には絶好のチャンスが到来していると考えます。その理由は、
1.2022年に米国の株も債券も大幅に下落した
2.2022年に米国が急激な利上げをした
3.米国のインフレが鎮静化に向かいつつある局面である
4.2024年から日本のNISAが拡充する
5.投資に関する情報が収集しやすくなった
などが挙げられるかと思います。

つまり、世界最大の経済大国である米国の経済が利上げで弱り、逆に(まもなく)金融緩和に切り替わるかもしれない1年になるだろう、そしてある程度じっくり投資の勉強を時間をかけて取り組む余裕があること、そして1年後には大幅に拡充された税制優遇(NISA拡充)が約束されていること。

そうです、日本に投資するのではなく、米国の株や債券を投資先に考えるということです。

いきなり、投資をはじめるにあたっていきなり海外市場は敷居が高い、難しそう、と思われるかもしれません。しかし、経済のメカニズムは「すべて米国を基点として動いています(これはちょっと勉強すればわかることです)」それに「株や債券の動きがとてもわかりやすいです(それにくらべ日本の投資マーケットは弱小で、米国の影響を受けやすいです)」

すぐに儲けたい、大きく利益を上げてやろう、などとねらう人はたいてい失敗します。投資は時間を上手く使うことが成功の秘訣です。

「時間を使う」とは、長期投資というよく聞く言葉とは少し意味合いが異なります。時間を使うことの真意は、
1.学ぶ時間を持つこと
2.経済の流れを見守る
3.変化の波(期間)にうまく乗る
ことを指しています。

ファクトストックでは、これから1年間「2.経済の流れを見守る」のお手伝いをしたいと考えています。世の中には様々なデータが存在しますが、「これだけは押さえておきたい」経済指標に絞り、それが株価などにどれくらい影響を与えたか、その2点をシンプルに履歴として残したいと思います。

まずは、最重要指標の一つ「米国雇用統計」です。12月は今夜(2023年1月6日日本時間22時30分)発表です。ちなみに前回(11月)は、

非農業部門雇用者数は、予想20.0万人に対し、結果26.3万人
失業率は、予想3.7%に対し、結果3.7%
平均時給は前年比で、予想+4.6%に対し、結果+5.1%

でした。経済の強さが際立ち、NY市場は一時大幅下落となったものの、金融引き締めがそろそろ和らぐのではとの期待から値を戻し、
ダウ平均株価は+0.10%、
S&P500指数は▲0.12%、
ナスダック総合指数は▲0.18%
10年債利回りは3.49%(▲0.02%)

ドル円は134.04前後から135.94円程度に、
2円弱ドル高(円安)に触れたものの、
翌週月曜には一時134円10銭台まで戻る展開となりました。

今夜の発表は、波乱の幕開けとみています。その後、1月はCPI(消費者物価指数)に加え、FOMCや日銀会合も予定されています。2023年を占うはじめの月に相応しいイベントが目白押しです。

その意味でも、投資の学びをはじめるには絶好のタイミングだと思います。


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