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時とともに、ふわふわに。愛着のわく"育てるカシミヤ"とは?【ファクトリエ便り】

ファクトリエのコミュニティ担当・小林です。

ついに12月に突入!1年があっというに過ぎたような気がして驚きです。

まだ寒さは穏やかですが、寒さが穏やかなのは今のうち。体があたたまる食事はもちろんのこと、しっかり防寒対策をしていきましょう。

今日ご紹介するのは、防寒としてもオススメしたい岩手県北上市にある工場『UTO(ユーティーオー)』カシミヤマフラーストールです。

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時とともにふわふわに。愛着のわく“育てる”カシミヤシリーズ。

その巻き心地は、まるで羽毛のよう

首もとをふわふわと舞うように、やさしい温もりで体をあたためてくれます。そんなところから、UTOがつくるカシミヤマフラーは「天使のマフラー」と呼ばれています。

カシミヤマフラーの特徴は、厳選した素材と最初の肌ざわりだけではありません。時とともに柔らかく、ふわふわに育っていきます。使うことで変化する柔らかさこそこのマフラーの一番の魅力と言えます。

まさに“育てる”カシミヤ。10年使ったマフラーは、想像以上にふわっふわになります。

また、保温性と保湿性の高いカシミヤは“繊維の宝石”と呼ばれています。

そもそもカシミヤは、中央アジア周辺、中国やモンゴルなどの地域に生息するカシミヤ山羊の産毛を原料としています。

通常の硬い毛の下に生える産毛は厳しい寒さと暑さの寒暖差に適応するためのもので、生え替わる時期に櫛で梳くなどして手間をかけて集めます。

カシミヤは、繊維の細さ、長さ、異物の混入率によって、1から9までの等級がつけられます。そのうち最も希少なのが1等級のホワイトカシミヤ。なんと1頭から採れる量はわずか170g前後です。生産数の少なさもカシミヤが希少だと言われる所以です。

このホワイトカシミヤを130g(ほぼ1頭分)使用しているのが「育てるホワイトカシミヤマフラー」です。さらにストールは2頭分にもなります。

《 Factelier by UTO | 育てるホワイトカシミヤマフラー

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UTOのこだわり(1):一貫生産による丁寧なものづくり。

カシミヤをよく知り、深く愛するニット工場のUTO(ユーティーオー)。

UTOの宇土(うと)社長は「カシミヤ博士」の異名を持ち、日本で右に出るものはいないと言われるほどカシミヤに精通しています。

そのUTOのこだわりは一貫した丁寧なものづくりにあります。

岩手県にある自社工場では、企画から編み立て、リンキング、仕上げまですべての工程を行なっています。分業が基本のニットづくりにおいてこれはとても珍しいこと。

「すべて自分たちで行うからこそ手抜きができない。なぜそこまでやるのかと言われるほど手間をかけることが最高のものづくりにつながる」と宇土さんは話します。

UTOのこだわり(2):職人の知識と経験でカシミヤを徹底的に甘やかす。

最高品質の素材を使っても編み上がったばかりのカシミヤはガサガサとしています。

ここからカシミヤらしい風合いを出すために行うのが“縮絨(しゅくじゅう)”という工程。40℃ほどのお湯で洗いをかけて、編み込まれてしまった細かな繊維を表面に起こす作業です。

素材の毛質、外気温などの条件によって左右されるため、職人の知識や経験が必要になります。

洗いの際に伸びやすい箇所にはしつけ糸で補強をするなど、経験を元にした丁寧な手間がUTOの仕事です。

また、洗い方もかなり非効率。縦型洗濯機で、カシミヤが痛まないように、絡まないように、数枚ずつ洗っていきます。

さらに、洗いの後の乾燥にもこだわりがあります。一般的に効率を考えて乾燥機にかけることが多いこの工程で、UTOは自然乾燥を選択。一日かけてゆっくりと乾かします。

素材本来の風合いを活かすために必要以上の加工をしない。手間を惜しまず繊維にやさしい方法で仕上げることで最高のカシミヤ製品ができあがります。

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“育てる”別次元のカシミヤニット。

UTOの育てるホワイトカシミヤマフラーは、1gの産毛を26メートルに引いて撚りをかけた26番双糸のカシミヤ糸を大きくざっくりと編んでいます。

繊細な糸は生地の強度を考えてハイゲージ(細かく密に)で編むのがセオリーですが、強度とのバランスを保ちつつあえてローゲージ(粗くざっくり)で空気を含ませるように編むことで別次元のカシミヤニットが誕生しました。

感動するのは、その羽毛のような軽さと温もりだけではありません。このマフラーの一番の魅力はその経年変化にあります。

上の写真手前のグレーのマフラーは編み上がったばかりの1年目。そして写真左手のネイビーのマフラーはなんと10年目。

見ただけでそのふわっふわな柔らかさが伝わるようなふっくらした表情に育っています。

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あなたに似合う愛せる色を。

長く愛用してもらうには自分に似合う色選びから。

そんな想いをこめて単色カラーは15色。さらにストライプや、バイカラーなど、繊細なトーンの違いが楽しめる豊富な色を揃えました。

男女共に人気なのは上品な色合いが素敵な“シャモア”。表情を明るく見せてくれるビビッドな“フーシャピンク”は女性にとても人気があります。

《 Factelier by UTO | 育てるホワイトカシミヤマフラー (左)シャモア / (右)フーシャピンク

また、タイミングが限られますがスペシャルオーダーも受け付けています。

カシミヤのオーダーは、自社で一貫した生産を行うUTOだからできること。10年目経っても長く愛せる、あなたに似合う色を見つけてください。

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カシミヤ博士に聞く、カシミヤのお手入れ方法。

高級なカシミヤと聞くと「繊細でお手入れが大変」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

そんな時、UTOの宇土社長は「お手入れはご自宅の洗濯機でOK」とアドバイスします(ドラム式はNG)。

なぜならUTOでは“縮絨”工程で家庭用の洗濯機を使用しているからです。年に一から二度、衣替えのタイミングで洗ってあげることで使用中に絡まった繊維がふわふわによみがえります。

つまり“縮絨加工”と同じ効果が生まれるということです。10年目のマフラーもこうやって着用と洗濯をくり返しながら愛用されたものです。

“育てるカシミヤ”というその名のとおり育てるように長くカシミヤに親しんで、ぜひ育ってゆくカシミヤの表情を楽しんでください。

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Factelier by UTO。育てるカシミヤシリーズの紹介。

《 Factelier by UTO | (左)カシミヤマフラー / (右)カシミヤ大判ストール

《 Factelier by UTO | (左)カシミヤバイカラーマフラー / (右)カシミヤストライプマフラー

いかがでしたでしょうか?

クリスマスを間際に控え、1年間頑張った自分へのご褒美に、そして大切な人へのプレゼントに、ぜひ一緒に長く育てていくカシミヤシリーズをお試しいただければと思います。

ファクトリエ・小林

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