120%の力で働ける環境は、彼らが作る。働きたい人に最高の環境をつくるFaciloの人事
黎明期を終えたFacilo(ファシロ)が、いよいよ仲間づくりに本腰を入れ始めた。その確たる証拠が、名だたる大企業で人事に関わるキャリアを積んできた瀧川文さん、民部直章さんの仲間入りだ。組織拡大に向けアクセルを踏んだFacilo。その採用や人事制度、労務を支えるのがこのお二人だ。お二人はなぜFaciloを選んだのか。また、Faciloで描く人事制度や求める人物像は。話を聞いた。
人事を軸にキャリアを積み上げてきたプロフェッショナル
HRの瀧川さんと民部さんは、他のFaciloメンバーの例外に漏れず、キャリアを積み上げてきた人事のプロフェッショナル。まずは、お二人のことを順番に紹介しよう。
2024年5月に入社し、Talent Management Managerを務める瀧川さんは新卒でSEとして富士通に入社。PwCコンサルティングでの人事組織コンサルタント、ビズリーチの人事を経てFaciloに入社した。そのキャリアのターニングポイントはコンサルタントから事業会社の人事にフィールドを移したことだろう。その時のことをこう語る。
瀧川「人事制度の設計からシステム導入、時にはHR Tech事業を行うお客様の事業拡大に向けたビジネスデューデリジェンスまで幅広い業務を行っていました。クライアントワークは、契約の終了と共に私の関与も終わらなければなりません。しかし人事の施策は長期間にわたってPDCAを回していって初めて効果が出るものが多くあります。クライアントワークではどうしてもそのような納得できる働き方ができなかったので、事業会社に転職を決めました。実際に事業会社で人事をやってみると、考えなければならない範囲やプレッシャーが段違いに大きいことに驚きました。お客様の人事の仕組みを良くする施策を一つ提案することよりも、一緒に働く社員のための人事の仕組みを長期間にわたって継続的に良くしていく方がよほど大変で、しかしやりがいのあることだと気づいたのです」
2024年6月に入社し、People Ops Managerを務める民部さんは、ケーブルテレビ運営統括会社で営業職の傍ら、人事制度改訂プロジェクトに携わったことがきっかけで人事の世界へ。Googleで日本法人のPeople Operationsチーム立ち上げを、TwitterではAPAC人事ヘッドを務めてきた。人事としてのキャリアに共通しているのは、少人数からの組織拡大を経験していること。
民部「瀧川さん同様、人事コンサルティングにはどこか限界があると感じていました。良いプランを作ってもワークしないケースが多く、当事者になれないもどかしさを感じていたのです。GoogleやTwitterで行なった、ゼロベースから人事制度を作っていく活動はとても刺激的でした。人事として、会社の成長に合った制度を設計していくのが私のライフワークです」
経営陣からの信頼と最高のプロダクト。
“プロ人事”が手腕を発揮する舞台は整った
お二人のキャリアを一言で表すなら、“プロ人事”。さまざまな選択肢から、なぜFaciloを選んだのか。その理由を深掘りすると、Faciloの魅力が見えてきた。瀧川さんの軸にあったのは、チャレンジできる環境と裁量の大きさだ。
瀧川「前職はスタートアップと言えども創業10年以上経過し、規模も1000人を大きく超えた会社。人事の仕事は機能分化されており、やりがいはあれどどこか物足りなさを感じていたのも事実です。転職を考えた時にFaciloと出会い、人事として幅広いプロジェクトに携われることと、任される裁量の大きさにまず魅力を感じました。また、代表の市川さんにとっては二度目のスタートアップ経営であることから、会社を大きくしていくにあたってのコーポレートの重要さを肌でわかっていただけるという安心感もありました」
人事がその力を最大限に発揮するには、経営がコーポレートの重要性を理解することが重要だ。ことスタートアップではコーポレートよりも目先の事業に重きが置かれることが珍しくない。だからこそ瀧川さんが大切にしたかったのは、その環境での経営陣の考え方だ。
瀧川「市川さんとの面談で、働く上で大切にしていることを聞かれ『誠実であること』と答えると、偶然にも自分も同じだと言ってくれました。事業や会社を超えて、人としての価値観が近いCEOの下でなら、会社にとって本当に必要な組織づくりや人事施策が実現できるだろうと感じました。また、最終的な決め手になったのは、『自分の能力を活かして働きたい人が憂慮なく働ける環境を作りたい』というCOOの浅岡さんの考え方。ライフステージの変化などがあった時、働くことを諦めるのではなく、会社がサポートすることで活き活きとキャリアを継続していってほしいというポジティブな考え方に共感しました」
力強く語る瀧川さんの話に頷く民部さん。Faciloを選んだのは、そのキャリアのフェーズを考えた結果だった。
民部「次の職場では自分のナレッジを、これから人事のエキスパートとして大いに活躍をして頂きたい方にバトンタッチしたいと考えていました。自身の年齢を考えると、そろそろキャリアをラップアップしたいと思っていたのです。これまでの仕事で学んできたことを残さず伝えるには、自分よりも若い方と一緒に手を動かしながら一緒に働ける環境がいい。Faciloの、COOの浅岡さんが人事を担っておりそれを引き継ぐ人を探していたこと、ゼロから組織や制度を作っていくアーリーステージであること、そしてそれらを瀧川さんと一緒に作りながら経験をインプットできるという条件がマッチして、入社を決めました」
民部さんがつけ加えたのは、Faciloのプロダクトの完成度だ。世界のトップカンパニーを経験した民部さんの目には、Faciloはどう映ったのだろうか。
民部「私はテック業界でのキャリアが長かったので、会社を選ぶ時にプロダクトの完成度やマーケットインパクトを大切にしています。Faciloはそのどちらも圧倒的。資金調達額を見ても、市場優位性を見てもその“ホットさ”は類稀な存在だと感じました」
経験豊富な人事のお二人がFaciloを選んだ理由。それは翻って、お二人が作っていく人事制度がきちんと運用され、組織が成長していくことを予感させる。経営陣とのコンセンサスと、世界レベルにも引けをとらないプロダクトのクオリティ。“プロ人事”がその手腕を発揮する舞台は整った。
入社数ヶ月で整えた制度とワークフロー。
そのスピードの背景にある社員への想い
入社数ヶ月のインタビューでは稀な質問かもしれないが、これまでに手がけた仕事を尋ねてみる。すると、即答で数ヶ月にして成し遂げたプロジェクトが挙がった。
瀧川「入社してすぐに、オンボーディングプログラムを整備しました。入社してくれた社員に『あなたが入ってくれて嬉しい』というメッセージを伝えるところから始まり、各部門のトップからその部門での目指す姿や働き方を語ってもらうパートも設けました。これにより、ただ人事から説明を聞いて終わるようなものではなく、Faciloのことをきちんと知っていただける熱量の高いオンボーディングプログラムができたと思います。また、現在進行形で採用や採用広報も加速しています。例えばこの採用広報のnoteの運用も、Faciloの認知度を上げるための取り組みのひとつです」
民部「私は、社外の専門家(社労士や税理士)の協力を頂きながら、労務ワークフローの整備を行いました。給与の計算と支払いプロセス、福利厚生プログラムなどの企画、入社後の面談の設定など、一定以上の規模の会社では当たり前にあるものを、ゼロから設計し運用できる状態にし、一部は現在進行形で企画や整備を進めています。また今後は、経営陣やマネジメントチームと一緒に人事制度やVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)の設計を予定しています」
謙虚に語る民部さんに、瀧川さんが「このステージのスタートアップで、給与計算の正確性を心配しなくていいのはすごいことなんですよ」と付け加える。お二人の“あうんの呼吸”により、社員の働く環境の整備や制度設計が加速していることが伝わってきた。ここまで猛烈なスピードで仕事が進んでいる背景には、お二人の人事としての矜持がある。
瀧川「人事として大切にしているのは、社員が最も気持ちよく働ける環境の提供です。Faciloに入社してくれた方が、Faciloで働いて良かったと思ってもらえるように、有形無形のアウトプットをし続けたいと思っています」
民部「社員が120%の力を出せるようにすることを心がけています。今のFaciloの素晴らしいカルチャーを、このまま継承できる環境を保つことを最も大切にしたいですね」
瞬く間に制度が整い、“当たり前”がきちんと整っていること。その背景には、お二人の社員への想いがあったのだ。
「入社してくれてありがとう」。
その勇気に報いるため作られたFaciloの福利厚生
ここまで、お二人のFaciloにかける想いや、仕事についてお話を聞いてきた。読者の中には、そんなお二人がつくる人事・福利厚生制度に期待が高まった方も少なくないのではないだろうか。ここからは、これから入社する方に向けて語っていただく。まずは人事のお二人にぜひ聞きたい、Faciloならではの福利厚生について。
瀧川「入社してみて、『東京ミッドタウンでフルコースの人間ドックを年に一回受けられる』、『会員制のラグジュアリーな別荘『SANU』のメンバーシップ』など、スタートアップらしからぬ手厚い制度が導入されていることに驚きました。制度そのものはもちろん、特に心を打たれたのはその導入理由です。アーリーステージのスタートアップに転職する時には、本人も家族も不安に思うもの。そのチャレンジに報い感謝を伝えるために、その人の健康や、大切な人との時間を良いものしたいという想いから導入された制度だと知り、その思想に感動しました」
民部「経営陣全体が社員のことを心から大切にしている気持ちが福利厚生制度に現れているのがすごいですよね。仕事しやすい環境を提供しようという、強いポリシーを感じます。フルリモート、コアタイムなしのフレックス、海外からの勤務OKというのも、普通ではありえない制度。一般的な企業なら、出社推奨日や週の出社割合が決められているのが普通でしょう。このようにルールを撤廃しているのは、経営陣と社員の信頼関係があるからこそです」
最近では、「Facilo After5 Passport」なる新制度がリリースされた。この制度は、社員3名以上の夜の会食に、一人上限5000円の会社補助が出るというもの。回数制限なしで使うことができ、唯一のルールは参加者の楽しんでいる写真をSlackにアップすることだけ。
瀧川「普通なら、悪用されることを想定して、回数や予算の制限がつけられるはずです。けれど、Faciloは『まずやってみよう』と試験運用が始まる。こういった考え方はFaciloならではです」
民部「これも、経営陣が人事と社員に全幅の信頼を置いてくれているおかげですよね。その背景には、Faciloで働く社員が、制度を正しく理解できる“大人”で、会社をエンパワーメントしようとしているという稀な状況があるのだと思います」
Faciloに飛び込み、思い切り働くなら今。
120%の力で働ける環境は、この二人が作る
手厚い福利厚生について話す中で、お二人は何度もその背景の“経営陣から社員への信頼”について口にした。自由に働ける制度が成り立つには、当然ながらFaciloで働いている社員が「制度を正しく理解できる大人」である必要がある。せっかくの人事のお二人へのインタビュー。Faciloが求める人物像についても伺っていこう。
瀧川「会社と一緒にチャレンジを続けていきたい方を求めています。『働く意欲と能力がある方が、仕事をしづらい状況があれば制度で解決する』というのがFaciloの福利厚生や人事制度の考え方です。手厚い福利厚生にただ甘えるのではなく、そのサポートを受けつつ責任をもってパフォーマンスを出せる方であってほしいですね」
民部「会社のフェーズを理解した上で、がむしゃらに働くことができる方が合うのではないかと思います。最初から報酬や制度を重視する方よりも、まず会社の成長があって、それらがついてくると考えている方でないと厳しいのではないでしょうか。そういう方が入社してくれたら、私たちはできる限りのサポートをしたいと思っています」
Faciloのプロダクトやフェーズに共感し、情熱を持って働けるならば、大企業からの転職も歓迎だという。同じように大企業からの転職を果たしたお二人の言葉ほど、今大企業で働いている人に刺さるものはないだろう。
瀧川「大企業で頑張ってきた方ほど、きちんと仕事をしたいという想いが強いはず。『セクショナリズムに疲れてしまった』『もっとお客様に向き合いたい』。そんな想いを持った方に、Faciloの“120%の力を出して働く楽しみ”を感じていただきたいです。ただ、これまでの仕事のスタイルはアンラーンする必要があるかもしれません。それも含めて挑戦してみたいという方にはぴったりの環境だと思います」
民部「これほどまでにお客さまから感謝される経験は、大企業ではなかなかできません。これは、優秀なエンジニアがプロダクトを作り、不動産会社さまとの距離が近く、その声を吸い上げられる体制があるから実現できることです。私はこの感謝の声がビジネスサイドだけでなくエンジニアにとっても大きなモチベーションになるということをFaciloで知りました」
組織拡大を見据え、展望を語る声には力がこもる。
瀧川「これからは、より社員が能力を高められる仕組みや制度を導入していきたいです。さまざまなバックグラウンドを持った社員の可能性をさらに伸ばすため、L&D(Learning & Development)にも注力していくつもりです」
民部「私はオペレーションや運営面のブラッシュアップ、評価や報酬の制度を作ること、そしてそれを実現させることに注力していきたいと思います。キャリアラダーを明確にし、Faciloで働く人がフェアに評価される仕組みづくりをやっていくつもりです」
インタビューの間、疑問に思っていたことをぶつけてみた。どうしてお二人はここまで仕事に全力投球できるのだろう。そして、その仕事の先にどんな未来を描いているのか。
瀧川「Faciloを“本当に事業にコミットするとはどういうことか”を世の中に知ってもらうモデルケースにしたいのです。Faciloが市場を席巻し、その事業が注目され、『こういう制度や文化があるから事業が成り立つのか』と納得されるような」
民部「いいですね。アカデミックな場所でその組織論を語られるようになるくらいの、最高の組織を作り、Faciloのサクセスストーリーを作っていきたいですね」
今の環境を変えてみたいならば、ぜひFaciloへ。この二人が作っていく制度と環境が、その挑戦に報いてくれるはずである。
(写真・文:出川 光)
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