見出し画像

ウクライナが進めていた対ロシア政策、クリミア・プラットフォーム

ロシアのプーチン大統領は、昨年12月末の記者質問の席でウクライナとの間の憎悪は2014年から続いていると話していました。外交交渉とミンスク合意の履行を求め、米国とNATOにも和平提案を出していたロシア。

侵攻前の和平提案では、ウクライナのNATO加盟も、法的拘束力のある協定なり条約なりで、ロシア国境にミサイルシステムや米軍基地などが設置されないことを約束されるなら認める条件でした。もちろんEU加盟には特に反対はしていませんでした。米国・NATOはこれを完全に無視して外交交渉は途絶えてしまいました。

ウクライナが進めていたクリミア・プラットフォームは、ロシア側には武力衝突の可能性を十分警戒させるものでした。事実、最初の一撃は、2021年10月27日のドンバスへのウクライナによるドローン攻撃でした。

以後、2021年12月にかけてロシアは国境付近に軍を配置することになります。ウクライナはドンバスに12万を超える軍を集結させていたからです。

報道では、ロシア軍の数だけが報じられ、世界中がロシアが侵攻目的で軍隊を集結させていると報じられていましたが、すべてが報道通りとは言えない面はそれ以前からあったことは確かです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?