「メンタリティ更新でやめたコト:人と比べる」
ご機嫌に暮らすためには精神的平穏や程よい満足感やたまの喜びや、未来への希望が欠かせないのは言うまでもありません。
しかし、実際にその状態を確保するためには何が必要なのか?また、その状態を邪魔するものや脅かすものは何か?を突き止めないとご機嫌は得られないと思います。
やめたコト5つ
色々と考えた結果、その答えは自分自身にありました。簡単ではなかったですが、ご機嫌に暮らすために必要だったメンタリティの更新でやめたコトを5つ古い順にご紹介します。
感謝を求める事
人と比べる事
人を値踏みする事
過去を正当化する事
人を諦める事
感謝を求める事
人を値踏みする事
過去を正当化する事
人を諦める事
人と比べる事
小学校5年生の時、サイクリング自転車が流行ったんです。宮田やブリヂストン、ツノダなどのメーカーから様々な自転車が発売され、男の子はこぞって親にねだって買ってもらい、特に一番お金持ちと言われていた子はダブルオイルディスクブレーキとか5段変速とかアルミフレームとか言って自慢げに乗っていました。
そして私は、その時乗っていた自転車が1年生の時のもので、随分小さくなっていたこともあって、最新式のサイクリング自転車が羨ましく、随分ねだって粘って、折れた母親に新しいサイクリング自転車を買ってもらい有頂天です。
他の家庭でもそんな感じだったと思います。ほぼ同時期に多くの子が同じような自転車を手に入れて遊ぶようになり、そして仲間の最後のひとりが、とうとう最新式を手に入れて颯爽と登場したんです。皆で少し遠くまで走り、翼が生えたようなワクワクした気持ちになったのを覚えています。
しかし翌日、彼は悲しそうな顔して古い自転車に乗って来たんです。「お父さんが、そんなのは要らない。今すぐ自転車屋に返してこい。って言われて返して来た。」と。それ以降彼は一切その事について話す事はなく黙って古い自転車で坂道を漕いでいました。せっかく買ってもらった自転車をどんな思いで返しに行ったのか?その一方で粘り強く交渉したけど最後は買ってくれた自分。加えて、頼んでもいないのにどんどん新しいものが与えられて無邪気に喜び自慢する金持ちの息子。考えただけでも切なくなりました。
家に帰ってその事を母親に伝えると、彼の母親から聞いていたらしく、「難しいお父さんみたい。・・・」と事の次第を教えてくれました。
結局のところ、お金持ちかそうでないかのみならず、勉強の得意不得意も、運動神経の良し悪しも、背が高い低いも、親の考えも、家族間の関係も、何もかも人それぞれであり、どっちがいいも悪いもない。
自分という存在は唯一無二であり、人と比べても全く意味がない。自分がどう生きていくかが全てなんだと理解した瞬間でした。
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