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「自立と協調」

自立と理屈と成長

noteに自分の考えをアウトプットしていく過程で明確になった、「私が大事にしている事は、自立と理屈と成長だ。」というお話しは、割と詳しく記事にしました。これはあくまでも一人の人間として個人的に大事にしている事であって、自分と他者との関係や、他者と他者の関係含めた人間関係についての事ではありません。

同調と安心

そんな私が人間関係において、日々感じていることは、最近よく目にする同調圧力という言葉や、ニュースなどのメディアやSNSの投稿、普段の生活において、同調圧力の存在を感じる場面が実際にあるということです。

決して科学的でも論理的でも快適でもない事に対して、黙って従う、場合によっては積極的に従うような大半の人々の姿勢には、想像を超えた実態への驚きと強い問題意識を感じます。

日本人は単一民族による村社会の風土・文化を継承していることと、不安遺伝子を持っている人が多い事から、異物にならないようにすると同時に存在の安心感を得るために、まずは大勢に同調し、お互いに同じであることを確認しようとするし、同調しない人の存在に不安感の原因を感じ、異物感を解消せんと、やんわりとでも誰ともなく集団的に同調圧力をかけようとするのではないかと思います。

同調から協調へ

しかし、そんな場面でも、明快な論理で同調圧力に傾きかけた状態をひっくり返すことができる時も結構あります。ただ、それも別の同調圧力に切り替わるだけにもなり得るので、その点は充分に注意する必要はあります。

大事なことは、まずは何となく受け入れず、どこかに違和感を感じていないか?論点について思考することなく単純なる同調を是としていないか?を自分に問い、さらに、そもそもそれは問題として取り上げる話なのか?

取り上げるべき問題であるならば、その対応は、統一的行動が必要なことなのか?それとも、それぞれの考えで行動すればいい事なのか?を明確にしたうえで、関係者とディスカッションをすればいいと思います。
そして、各自の思いや考えを引き出し、やりとりを経て、それぞれの考え方を論理的に整理して意見として並べていくことで、各自の考えも整理され、関係者内での考えや取るべき方法が明らかになり、権力者か誰かへの忖度などによる思考停止的同調から、協調に変わっていくと思われます。

自立の重要性

確かに誰かのオーガナイズによって同調から協調に変わっていく場面もありますが、あくまでも一時的なことに過ぎず、次から協調が日常化するわけではありません。やはり大事なのは、一人ひとりはしっかり自立することです。

金銭的自立を前提として、精神的成熟責任ある行動が、自立したという状態であると言えます。

精神的成熟

元来の性根:

幼児性(自己中心性/自己顕示欲/勝ち負けへの執着)を昇華させている事

自分の過去:

過去の出来事(トラウマや犯した間違いなど)を昇華させている事

他者との関係:

優越意識/劣等意識を昇華させている事

そしてそれは、横の弱みと縦の弱みを克服し、自分を見失うことも自分を自分で縛って足を引っ張るようなこともないと言う事と言い換えることができます。

横の弱み:見失い人

つまり、誰かが作った物差しや自分自身の身勝手な物差しによる、他人との比較優劣に囚われて自分を見失い、いつまでたっても今の自分が何者なのかがわからないという、横の弱み。
いわば「見失い人(みうしないびと)」

縦の弱み:自縛人

そして、もう一つは、過去から周囲の人に見せて来た自分や自分の行動の正当化や整合化を図ろうとしている事そのものがもう一つの真の弱み、つまり自分自身の過去に囚われて変われないという、縦の弱み。いわば「自縛人(じばくびと)」

責任ある行動

公共的存在(誠実/公正/謙虚)である事
未来に対し責任ある行動をしている事
よく言う、「今だけ金だけ自分だけ」は、責任ある行動とは言えないわけです。対極にあると言ってもいいでしょう。

また、縁あって幸いなことに五体満足でこの世に生まれ出たこの身体と命、責任持って大切に全うするのが当然ですし、子供たちや社会に対して、迷惑をかける時間や負担が少ないよう、生きていきたいと思うわけです。
まさに目指せピンピン長生きコロリです。もちろん先のことは分かりません。今夜事故に遭うかも知れませんし、寝たきりになってしまい、すぐに死ねないかも知れません。それでも日々の努力を怠らないことが未来に対する責任ある行動の1つと言えるでしょう。

自分のために仲間のために

安易な同調による依存的安心を求めて生きている人たちにイノベーションは生まれないし、諸外国との競争に勝つこともできず、知らず知らずのうちに搾取されている今の日本から脱却する事はできません。何よりも、一人の人間として何か足らない感覚を抱えたまま生きて行く事になってしまい、いつも何か不満を抱えた不機嫌老人になってしまうように思います。

自分のために、そしてきっと良い影響を与える事ができるだろう仲間のためにもしっかり自立して、納得の人生を送って欲しいと強く願います。

#ご機嫌に生きる
#より良い自分

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