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「成長意欲と幸福希求」

自分を見失うことなく成長し続けていくためには内発的エネルギーが必要で、それは「調和を求める本能が自分に向いた時の統合的な美意識から生まれる。」という内容の記事を2回にわたって書きました。

例えば、それは外見的なことだけではありません。論語にある5つの美徳なども統合的美意識を構成する要素と言えるでしょう。

1.人民恩恵を施すが富を浪費しないこと
 ⇒人を恵んで嫌みなく
2.労役に使って怨まれないこと
 ⇒労して恨まず
3.貪欲でないこと
 ⇒欲して貪らず(むさぼらず)
4.物に動じることがなく高ぶらないこと
 ⇒豊かで奢らず
5.暴力を振るわずに威厳を保つこと
 ⇒威あって猛からず

五美(ごび)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

まあ、ひとことでいえば、自分の中から卑しさを排除し、高潔であれってことです。

一年以上前ですが、こんな記事を書いていました。

しかし、いかに統合的な美意識であっても、そもそも美意識を統合化する作業は簡単ではないし、それだけで継続的な成長のエネルギーになりうるのか?という疑問が湧いてきました。いかに自己革新・自己更新に慣れ、そのときの喜びを知ったとしても、常に現状維持バイアスは存在するわけです。何か足りない。もっとシンプルで根源的なものがあるはずです。それは何か?

それは幸福希求ではないでしょうか。そう、誰もが持っているであろう幸福希求。もちろん幸福はそれぞれの人のその時のもので、その中身はバラバラですが、一時的であっても何某かの幸福を感じる条件は、統合的美意識を満たしていることなのではないかと考えます。

そして、その幸福を一時的なものではなく永続的なものにしたい。という幸福希求を実現するために、他人にフォーカスするのではなく、自分にフォーカスし、継続的成長=自己革新・自己更新が必要であるとわかったときに、
他者との関係においては、自分がギバーならテイカーやマッチャーと縁を切るか距離を置いて、ギバーとの付き合いに絞る。自分がテイカーやマッチャーならギバーに鞍替えすることが、永続的に幸福であるための条件であることがわかったときに、継続的成長が始まるのだと思います。

ギバーとテイカー
世の中には、ギバー(Givers)とテイカー(Takers)、そしてマッチャー(与えることと受け取ることのバランスを取る人々、つまり、ギブ&テイクを旨とする打算で生きる人々)に大別出来ます。そして、マッチャーは、テイカーと考えた方がいいでしょう。
まずはChatGPT4にギバーとテイカーの特徴と対比について聞いてみました。
ギバー (Givers)
ギバーは、他者の利益や幸福を自身の利益と同等かそれ以上に重視する人々です。彼らの特徴は以下の通りです。
協力的: 他人を助け、支援することに価値を見出します。
共感的: 他人の感情や視点に寄り添い、理解しようとします。
無償の支援: 自分の利益を求めずに、他人のために時間やリソースを提供します。
チームの成功重視: 個人の成果よりもチームや組織の成功を重視します。
テイカー (Takers)
テイカーは、自身の利益や成功を他人のそれよりも優先する人々です。彼らの特徴は以下の通りです。
自己中心的: 自身の利益を最優先し、他者のニーズや利益を二の次にすることがあります。
利己的な動機: 他人を助ける際にも、何らかの見返りを期待していることが多いです。
競争的: 他人よりも優位に立つことを重視し、時には他者を利用することもあります。
信頼の欠如: 他者との信頼関係を築くよりも、自分の目標達成を優先します。
対比
ギバーとテイカーの主な違いは、他者に対する態度と自己中心性のレベルにあります。ギバーは他者を支援し、共感を示し、チーム全体の成功を目指します。一方でテイカーは自身の利益と成功を最優先し、他者はその手段となることがあります。
影響
職場やコミュニティにおいて、ギバーはしばしば協力的な環境を促進し、チームワークと信頼を構築します。テイカーは短期的には成功することもありますが、長期的には他者との関係が損なわれる可能性があります。

ギバー・テイカーについての詳細を知りたい方は本を読んでみてください。

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#成長力
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