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自分の心の声が分からない

今に始まったことではないが、最近、自分の本音が分からなくて決断が出来ず、先に進めない状態に陥っている。

簡潔に言うと、休職ないし転職するか否か問題。


元々、過度な自己卑下・自己受容感の低さ、自信の無さ、他者優先の自己犠牲的思考、考え過ぎる、深読みし過ぎる、気付き過ぎる、反応し過ぎる、などから、生きづらさのようなものを少なからず抱き続けてきた。

ゆえに、死にたさの類は常に頭を掠めつつ、しかし自らそれを終える勇気もなく。
そうした思考は青さの一種で、ある程度年齢を重ねれば薄れていくだろうという希望的観測をぼんやり抱いてここまで来た。

現実は、20代も後半に差し掛かったにも関わらず改善していない。

むしろ、労働という行動を通してその思考はますます悪化しているように思う。


自分に、本当に賃金を対価として頂けるだけの価値があるのか。

向いてない仕事だという自覚があるからこそ、人一倍努力せねばと苦手の克服に向き合う日々。

活かせる得意など、いやそもそも得意なこと自体が無いと思い、質より量とハードワークに勤しむ日々。

結果として狂ってしまった、仕事と生活の天秤。

自己評価の低さと他者評価の高さとのギャップ。

周囲からは評価してもらい、もはや頑張り過ぎるなとすら言われたが、ありのままの自分を自分が受け入れきれない。

死にたさの類も消えず、転勤で人間関係がリセットされてから自己否定は更に加速し、いつまでこんな思考に苦しむのだろうと、抵抗があり何となく避けてきたメンタルクリニックへ。

助けを乞うというよりは、この思考を変換するヒントが欲しいと思い足を踏み入れた。

結果下された、気分変調症という名前。

鬱病ほどではない軽度の鬱状態が2年以上続く症状を言うらしいが、正直、このラベリング自体に大した意味は無いように感じている。
初診で少し話しただけでそれを言われたというのも、何となく上手く受け止めきれなかった理由のように思うが。

試しにネットで調べてみたが、性格的な部分との境界がかなり曖昧な模様。

思考と性格の問題とも取れるし、病気とも取れる、といった印象だった。

やはり自分の思考癖や認知の歪みと向き合うしか無いんだろうな、と。


診察とは異なり、カウンセリングはかなり考えさせられるところがあり、気付きも得られる場であった。

自分と他者の境界が曖昧になっていて人の問題や感情まで抱えてしまうから余計に疲れる、それは自分の自信・軸の無さからも来ている、何が今キツイかを話しているのに頭で考えて話してて心が動いてない、世間体や他者ではなく自分はどうしたいのかと聞かれると分からない。


ラベルがあるから、然るべき処理さえすれば休職できる状態にはある。

しかし片や、これまで通りだましだまし頑張りさえすれば働ける状態であるのも事実。

自分なんか居なくても…と思う反面、休むことへの罪悪感は抱いてしまうのがなんとも矛盾していて虚しい。

加えて、環境の不向きや業種由来の様々なキツさなど、仕事に絡むことに悩みの発端がある癖に、止まらなくなる思考を堰き止めるためにはハードワークに没頭するのが結果としてマシという意味不明なループの中にいる。

だから、休職して思考する時間が増えてしまうことへの恐怖が凄まじい。

単純に休みたい、とりあえず遠くの温泉とか行ってぼーっとしたい、みたいな気持ちもある。

全部がある種本音なんだろうが、これらを鑑みて解を出そうとするとまるで出ないどころか、いっそ人生おしまいになれ、みたいな過度な飛躍に行き着きそうになる。

答えは出ないし、寝つきの悪い夜は増えるし、食欲は無くなったり爆発したりするし。

人間向いてないな、と思ってしまうのも過度な思考の飛躍なのは自覚しているが。


休職を経ずに転職してせめて環境を変えられれば理想なのだろうが、まとまった時間を取らないとそもそも何がしたいのか吟味出来そうにない上、就活でも自分の強みなんて結局分からなかったので、拾ってもらった環境を失ったらどこにも行けないのではという自信の無さもある。

いっそ1人になりたい、なんならいろんな縁も切って1人に、そうすればいつでも消えることが出来るから、そんな過度な思考の飛躍もしてしまう。

無難に程よく手を抜いて働くことを覚えて、休日は謳歌して、何の疑問や不安もなくいられればもっと楽に生きられたんだろうか。

青臭さなのか、捻くれというのか、カタブツなのか、分からないけどいつまでこんな生き方するんだろうか。

自分にとっての最適解は何なんだろうか。

もうしばらく模索しそう。

いずれにせよどこかのタイミングで、多少の連休は取って人に会いに行ったり遠くの綺麗な景色を見に行ったりはしたいなぁという所感。

気分変調症もHSPも、そのラベリング自体には大した意味は無いと思うので、それで自分は結局何がしんどいのか、そしてどうしたいのかを見つけていければなぁと思う。

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