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「バケミュの裏側」イベントvol.1 行ってきましたレポ


1月19日、ミュージカル「バケモノの子」にて、四季の会会員限定の終演後イベント「舞台の裏側講座~バケミュの裏側、大公開!~」に行ってきました。
※四季さん公式のレポートページのリンクです↓

基本的に平日に休みを中々取れないので、オフステージイベント、アフタートークなどはいつも涙を飲んでいて行けないのですが、今回ばかりはどうしても逃したくなくて、頼み込んでお休み獲得して行きました。
行って本当に良かった…。レポです。

※以下、盛大なネタバレしかないです。ご注意ください

バケモノの子 公演スタッフの皆様

イベント開始と同時に、舞台上には「バケモノの子」で舞台監督を務められている矢武さんが登場。
ミュージカル「バケモノの子」は沢山の人の手で作られていますが、今回はその中から、開幕以降の本番に付いて毎日の公演を行なってくださっているランニングスタッフの皆様が、どのくらいいるのか?ということで、各部署の人数をご紹介いただきました。

まず、舞台上で床置きのセットなどを手で動かすなど、いわゆる「黒子」としての作業などを行う「舞台部」の皆様は計16名。

次に、1階客席の後方にブースを構えるのは音響さん。この音響ブースの卓に3名のスタッフさん。それぞれ「オペさん(マイクの管理、音の調整)」「音楽担当さん(楽曲音源)」「SE担当さん(効果音など)」が1名ずつだそう。
更に、舞台側、袖中にも1名、「検聴さん」と呼ばれる音響スタッフさんがおり、音の確認や、マイクトラブルがあった際の対応などをされているそうです。

そして次に照明さん。照明さんは客席より上に、ピンルームがあり、そこに3名、客席前方の壁に上手下手それぞれフロントサイドの照明タワーがあり、そこにそれぞれ1名で計5名のオペさんがフォローピンなどを出しているそうです。
照明さんも舞台側にもう1名「照明ステージ」さんと呼ばれる方がいて、セットの中に仕込まれた照明の管理などを行なっているそうです。

「バケモノの子」では映像も沢山演出に使われますが、袖や、半円のスクリーンに映す映像は、2階席の手すりの前に取り付けられたプロジェクター1台で前方からの投影全てを賄っているそうです。
(半円のスクリーン、「紗幕」でなく「特殊なスクリーン」とおっしゃっていたのでスクリーンなんだろうな…なんていう素材なんだろう…。横から入ってくるスクリーンも降りてくる半円も、フレームがほぼなくて透ける面積が広く綺麗。そして舞台奥のスクリーンにはどこから投影してるんだろうか。
裏からかな。上からかな…)
映像のオペさんも人数聞きませんでしたがおそらく1名?1階客席後方からオペレーションをされているようでした。

そして早替えの手伝いや、日々の衣裳のメンテナンスなどを行う衣装部さんが3名床山さん(ヘアメイクさん)も3名いらっしゃり、全体では計40名近いスタッフさんが公演に付いているそうです。

更に、説明はなかったのですが、イベントの中で矢武さんがスタッフの皆さんに転換などのきっかけ、「キュー」を出す際に「操作さん、◯◯お願いします」と声をかけていたので、バトンの昇降や盆の回転など、機構を動かす「操作さん」もいらっしゃると思われます。

沢山の方の仕事と、舞台上のパフォーマーさんたちの動きや声が重なって、シーンを作り動かしていく。オーケストラの演奏のように、沢山の要素を同時に重ねることで、普段観ている舞台が上演されていることを改めて感じます。

渋谷のセットと盆を使った転換

その次に、今日は渋谷のシーンのセットを解説しますとのことで、実際にセットを本番通りに飾ったり、転換を見せていただいたりしました。

まず、渋谷のシーンではセットも衣装も基本的にモノトーン(というか彩度が低め)で、硬い素材、無機質なイメージで作られている。
渋天街は反対にカラフルで布や土といった有機的なイメージで構成されているという説明がありました。
また、ビル群のようなセットは「一目見て渋谷と分かるように」配置や形を工夫して今のものになっているそうです。
確かに私も初めて見た際に、看板の大きさや形状、重なり方、それに特徴的なセンター街の看板や街灯の形がデザインに取り入れられて、渋谷の街が再構成されているのがよく分かりました。

このビルのセット(便宜上タワーと呼ばせていただきます)は、1つにつき舞台部さんが2名付いて手で押して動かしており、4つのタワーがあるので計8名の舞台部さんが、渋谷のシーンでは舞台上に出て転換をしてくださっています。女性2人で動かしているタワーもあり、重たいのに、音に合わせて数センチしか余白がないようなところをビタッと通してくれていて凄い!とのこと。
舞台部の皆さんは清掃員の衣裳を着て、転換のためにセットの裏に回ったりする時には小道具のトングを持って、ゴミ拾いをするお芝居までされています。

セットの配置やデザインには、実際の渋谷の風景を元にしている箇所もあり、少年蓮が初めて自分の闇を影として見るシーンのセットはコンビニの入り口(自動ドアに写っているイメージなのかな?)を模しているそうで、頭上のアクリル面がグリーンの電飾、骨の部分はブルーとレッドの電飾で光っており、「緑色でお分かりかと思いますが」の、某コンビニがモデルだそう。
ちなみにあの「闇」の役が出てくるボックスは、あそこだけ特殊な構造になっているらしいです。(仕組みは教えられないそうです。そういうのが聞きたかった!でも言い方的に表面の素材とかは他と同じで、中の作りだけ隠れたり、明かりが入ると見えるようにしてあったりするのかな…?)

また、アクリルの面が斜めに揃って通りのようになるフォーメーションでは、「H &M前」の通りをイメージしているのだとか。
文化村方面に行く時によく通ります。

他に、瓦屋根の下にビニール製の短冊カーテンがかかっていて軒下に赤い豆電球が吊られているお店のような箇所があり、これは今ではもうなくなってしまったお店だそうですが、沖縄そば(沖縄料理?)の「やんばる」というお店が実在したそうで、そのお店のデザインになっているそうです。

そして転換について。
「バケモノの子」のセットの床には二重盆が仕込まれていますが、渋谷のシーンでも盆を沢山使って蓮が逃げ回る、路地空間を表現しています。

二重盆のうち、センター側の内盆に置いてある2つのタワーと、外周である外盆に置いてある2つのタワー、盆が同時に回りだして渋谷の風景が動く中(この時に映像もセットと同じ方向に動く!)、内盆に乗っている2つのタワーは盆の回りとは別に、セット単体でも舞台部さんの手押しで回転して、常に見せたい面、かっこよく見える面が客席を向くように見せているんだそう。
実際に確認してみましょう!ということで、出演者の皆様はいないスタッフワークのみ(照明、音響、映像さんもお付き合いくださってキャスト以外は本番通り!)で、この転換を実演してくださいました。

本番のキャストの動きは、音楽に合わせてストップモーションからスローモーション、そしてリアルタイムの速さになっていきますが、セットもここではキャストの動きと同じきっかけで動き出しはスロー、とある箇所からはスピードアップして動いています。
これ、電動での制御ではありませんから、舞台部さんも一緒に音楽に合わせて動くことで、キャストと同じようにセットも踊り、渋谷の街を撮るカメラの速度が変わるように、全体の見え方が統一されて見えます。

盆が回ると、さっきまで覗き込んでいたセットの隙間を反対側から見ることができ、路地に入り込んだ蓮を見送ったあとで、盆が回って今度は蓮の視点で路地から元の通りにいる警官たちが見えるといった効果が作られています。

タワーなどのデザインだけでなく置き方や転換での動かし方も、最初から今のものに決まっていたわけではなく、台本を読んで、まず模型で考えて動かしてみて、そのあとに稽古場で木製の仮道具を使って実際の大きさ感などを役者と合わせて検証し、動いてみて、トライ&エラーを繰り返しながら動きや形を決めていったそうです。
そして劇場に入って実際のセットが組まれ、盆の機構や照明、映像など他のセクションと合わせていく。そのように作っていったと説明をいただきました。

あのパペット

ここまでで矢武さんはまとめに入り、最後にもう1つだけお見せしたいと思います…という話の後ろで舞台部さんが渋天街で使っている青いバルコニーのようなセットを舞台上に持ってきていて、「渋天街のセットも少し紹介してもらえるのかな?」と思っていたのですが、袖から女性アンサンブルの原口さんが登場し、パペットリーダーをやっていますとの自己紹介。
渋天街でパペットってことはビーストモード?と思っていると、
「今日は終演後のイベントですので、満を侍してあのパペットをご紹介します!」





え?

ええええええええええええ!!!!!!!!?

あのパペットって

あのパペットですか!!!????本当に???これ夢じゃない??

もう東京公演の千秋楽も迫ってきたのに、今までまともに写真にも残らず、ずーーーーーっとネタバレ回避要素として本編でしか拝めなかったあの!!

私がバケミュに魅せられた理由の8割を占めるあの!!!!

白鯨〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
!!!!!!!!!!!!!!!!!

HA KU GE I 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
!!!!!!!!!!!!!!!!!!

動揺しすぎて挙動不審寸前の私。

さくっと舞台上に並べられる白鯨のパペット。

まって〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あんなに焦らした(開幕から約9ヶ月の意)のに急にサクっと来る〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日休みとって本当に良かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(泣)

最初に登場したのは、白鯨のシーンでメインに使われる、5つのパーツで白鯨の全身を造形してあるもの。

そうか、代々木体育館前で白鯨が出てくるシーンは人間界だけど変則的に渋天街の青いワゴンが出てくるんだった…これ、その飾りだったか…

地明かり(本番中のような色のついた照明でない、普通のフラットな明かり)で見るの初めて…!!映像でも照明でも染まってない道具自体の色や模様はじめて見る…!!!!!

舞台で見ると青っぽい印象だったけど結構白い!
まさか白鯨のパペットを見れるとは思っていなくて動揺しながら必死にメモしてしまいました。

ここでパペットを操るパフォーマー、「パペティア」として、本番で白鯨のパペットを扱っているアンサンブルの皆さんが登場。
誰がどのパペットなどは私が皆さんの見分けがつかないため割愛します。そういうのが得意な方のレポに任せます!

はじめに出てきたこの白鯨、本編でも3種類あるうち最初に出てくるので「第一形態」と呼んでいたのですが、カンパニー内では「ファイブピース(5piece)」と呼んでいるそうです。

ファイブピース鯨、名前の通り5つのピースでできています。すごく大きくて、大きな頭のパーツは造形が複雑で骨組みも多く、8.5Kgの重さがあるそうです。このパーツは重いので2名のパペティアで操作しますが、その隣の胸のパーツは3kgと格段に軽くなり、1名で持ちます。
その先のパーツもだんだんと軽いものになっていくそうです。

裏側(鯨の腹側)から見ると、パペティアが頭の上に乗せて動かすことが多いため、黒い箱のような形のクッションがついていて、その付近に、パペットの中に仕込まれたLEDのスイッチが付いていて、操作するパペティアがON/OFFを行っているそうです。
LEDのバッテリーがどこなのか説明がなかったけど、きっとあのクッション部分の黒い箱状のところにある気がします。

今回、メインの進行が動かし手である舞台監督と舞台部さんやパペティアの皆さんなのもあり、白鯨本体のデザインや素材に関してはお話を聞くことが叶わなかったのですが、それでも地明かりの下でパペットをじっくり見られるのは貴重でありがたく、食いつくように見ていました。

大きな形を保つためのフレーム(素材はなんだろう)に、白い紗幕のようなメッシュ素材(この素材もなんだろう。布のような柔らかいものか、繊維の硬いものなのか…)が表面に貼られていて、中にはクリスマスのイルミネーションで見るような、コードの線で繋がったLEDの電飾が這わされていて、半透明の白鯨に、モデルであるハーマン・メルヴィルの「白鯨」に出てくる白鯨モービィ・ディックの傷だらけの身体のようなデザインがされています。
白いメッシュの肌には、そのメッシュの目を潰さないまま青く染められた?塗られた?青い模様が描かれており、そこは色が違いながらも透け感は保たれています。その上からさらにベタッとした白の絵の具で描かれたか、別の白い布を貼ったのかでメッシュの目を埋めるように白い線のような模様が重ねられています。

今回「バケモノの子」では、パペットデザイナーのトビー・オリエさんが来日できなかったため、オンラインで打ち合わせを行いトビーさんのスケッチ元に四季の工房でスタッフさんたちが試作を作り、それを持ってまたこちらは夕方、向こうは朝の時間にオンライン稽古を行ってトビーさんに見せながら動かし方や作りの確認、調整を行なって本番用の道具も四季の工房で製作されたそうです。
本当に本当に美しい白鯨のパペット、次に来日される際にはデザイナー自身にも客席で、あの迫力と美しさを体感してもらえますように。

本番中に登場する白鯨のパペットは3種類。
最初に出てくるのが、先ほど紹介された「ファイブピース」で、その次に、舞台の前方のエリアで袖から出てきて途中から上空に舞い上がる鯨がいますが、それが「7メートルクジラ」。名前の通り、全長が7mあるそうです。

普段、出番がない時は袖中でワイヤーに吊られていて、「博物館みたいになってます(笑)」とのこと。
今回のイベントには登場しなかったので見れなかったのですが、大きく身体を反らせて舞い上がるためにファイブピースよりも細かく胴体のパーツが分かれていて、吊り点や繋げている箇所を隠すためなのか、この鯨だけは紗幕貼りの透け透けではなく、スチロール造形のような透けない作りで映像の泡や照明を当てて染めることで、他の透けている鯨と同じように見せている、と、思います。(この鯨の作りの説明はほとんどなかった)
電飾は多分埋め込まれているように見えます…!

ちなみにこのクジラのみ、舞台部さんも黒い衣装を着てステージ上に出てきて一部操作を手伝ってくれているそうです。(舞い上がる直前にワイヤー取り付けるあたりだろうか…)
このシーンではパペティアさんたちは一郎彦の闇でもあるので、黒い衣裳を着て「モブマスク」と呼ばれるもので顔も隠しているのですが、黒い手袋だけ、今回のイベント時も稽古着に合わせて着けられていました。パペットをしっかり固定するためのグリップとか付いてるのかな。

そして、最後に出てくるのが、それまでの2つと表現が大きく異なる、頭の部分だけを分解したパーツから成る「正面クジラ」。

正面から見たクジラの頭の他に、横向きの頭、さらにはバラバラに分解されたパーツが福笑いのように、不可思議な形を作って九太の前に立ちはだかり、襲いかかります。
それまでの「ファイブピース」と「7mクジラ」は大きく「クジラ」の造形から崩れたり離れたりすることなく、ある意味で単純な、シンプルで説明的な見せ方をしています。
しかし「正面クジラ」では、パペットを記号的に使いクジラの形をリアルに再現しなくても、パーツを組み合わせるだけで、頭だけで胴のないクジラでもしっかりとそれが巨大なクジラとして見える、という演劇的な、再構成の表現で見せています。

バラバラのパーツを使うことで映画「バケモノの子」のシーンにあるような、クジラが現れたり消えたりしながら、それに紛れて一郎彦も出たり消えたりする表現が可能になっている他、
ミュージカル「バケモノの子」では1幕の少年九太の修行のシーンに子供の観客にも楽しい演出やナンバーが取り入れられて、学生や大人のみならず、家族連れで劇場にくる子供たちも観客層として意識されているように思えます。
そんな作品の中で、リアルに再現するだけでない、要素を分解した記号を使い、その先を観客の想像力に託すことでリアルよりも豊かな表現が可能であることを、お芝居を観にきた子供達にも知ってもらえる。そういった表現に慣れる、触れる機会になることも、とても素敵だなあと思います。

吊物としてバトンとレールで動かす7mクジラを除き、パペティアの皆さんで操作する「ファイブピース」と「正面クジラ」は、「全てのパーツが独立している」ことが特徴ですと原口さん。
四季さんではパペットを扱う演目が沢山ありますが、複数人のパペティアで1体の大きなパペットを扱う場合、繋がった「軸」があってそれを意識して頼りにすることで1体の生き物を複数人で動きを合わせて表現するそうです。
例えば「リトルマーメイド」のアースラの場合、8本の脚にそれぞれ操作のためのパペティアが付きますが、中央にアースラ役のキャストがいて、その衣裳と繋がる形で8名のパペティアと1名のアースラ役が1つの大きなうねりとなって役に命を吹き込みます。

しかし、「バケモノの子」の白鯨のパペットは、全てのパーツが独立していて離れているため、1つの生命体に見せるのがとても難しい。
繋がっていないので、角度や他のパペティアとの距離感、高さなどを身体で全て覚えていかないといけない、というお話がされました。

「正面クジラ」の、正面の画を作るのもとても難しく、最初の頃は中々綺麗な角度に合わせられなくて形を作るのに1分もかかってしまっていたとか。
今では、袖から出てきてすぐに綺麗な形に組めるので皆すごい!!というパペティアの皆さんの稽古の賜物なのだそう。
普段絶対に見れない角度から!ということで、正面と横顔のフォーメーションを、裏側から(まさに「バケミュの裏側」だな〜!なんて)見せていただきました!

順番に連なっているだけなのだから、比較的簡単なのでは?という風にも見えてしまう「ファイブピース」でも、「じゃあ、普通に持ってみますね!」と原口さんの掛け声で皆さんが自分のピースを「普通に」持つと、高さが合わなくてクジラの身体がバラバラのデコボコに見えてしまいます。
クジラの泳ぐ角度に合わせて、尾に近い人は時に屈んで掲げるなどして、全員の高さを揃え、5つのパーツを1体のクジラに見せて泳がせるのはとても大変な作業。それも本番中は暗い舞台照明の中で行わなければいけません。

「ファイブピース」では後半、中腰の一郎彦の頭上を越えながら1番大きいパーツのパペティアさんは手の持ち替えを行わねばならず、まず頭のパーツだけでその実演と、更に5つのパーツが連なった状態でそこからクジラが大きくウェーブするところまでも実演で見せてもらいました。
この部分は一体に合わせるのが難しいので、キャストの入れ替わりがあった時などには確認稽古を行っているそうです。

最後に、「正面クジラ」が登場するところから、「ファイブピース」が九太に最後斬られてバラバラにハケるまでを、地明かりの中でスクリーンなどなし、音源とパペットのみ、九太と一郎彦もなしで実演していただきました。
「ファイブピース」は横倒しになる振り付けが1番重さがかかって大変とのことで、頭のパーツのパペティアさんは1人が屈んで、背中にクジラを担ぐようにして支えていたのが印象的でした。

実際の公演では、音楽の他に照明や一郎彦、九太のキャストとも合わせた環境できっかけを掴んで動くため、普段と違う状況でパペット操作をするのに「安全第一でしっかり気をつけてお願いします!」と原口さんから掛け声がかかっていました。
白鯨は一郎彦の心が生み出したものであるため、一郎彦と絡んだ動きも多く、実際に一郎彦役のキャストの動きや声も、パペット操作のきっかけにしているそうです。九太役とも攻防があるので、位置どりやスピード感などもパペットのみだとかなり普段と違うのだろうなと思いました。


初めて観た時、あまりの美しさに心を奪われた白鯨のパペット、まさか第1回目のバックステージ系イベントで登場してくれるとは思わず、感激しすぎて2日経ったいまだに浮かれていて、思い出すと顔が熱いです(そんなに?)
白鯨のパペットが好きすぎて白鯨読んで更にハマって感想書いたりしていますので、他の記事もよろしければご覧ください(全部やたら長いので無理なく…)

初見時感想↓

白鯨読みました感想&バケミュと絡めた感想↓


本当に本当に行ってよかった…四季さんありがとうございました…
2月の裏側イベントも申し込んであります(そっちは日曜日!)。楽しみ。

帰りには、ロビーに劇中で使われていた小道具が一部展示されていました。
九太と一郎彦の剣、楓の学生鞄、参考書や辞書、ハロウィンのカボチャ頭、白鯨の文庫本(なぜか下巻が2冊)や渋谷で使われるスマートフォンたちなどなど、歩きながら止まらずにだったのでじっくりは見れませんでしたが、近くで見ることができて嬉しかったです!
(四季さんの公式レポートページに小道具展示は写真があるので参考にどうぞ)

イベント楽しかった〜〜!!!
もっと俳優さんの動きとか配置とかのレポできなくてすみません!!!
稽古着になられると見分けができない&パペットのデザインとか構造とか見るので精一杯でした。

この記事はここまでです。
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました!


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