アサシンクリードにおける差別について
こちら(https://note.com/fa5t_cr4ne7010/n/n86069a529743?sub_rt=share_pw)の日本語版です。
私は日本人です。日本で生まれ日本で育ちました。
アサシンクリードとUBIsoft及びLOCKLEY Thomasの問題について、そして根強く深いアジア人への差別について私は強い憤りを感じています。
とても怒っています。
まず最初に、国連で黒人差別を含める人種差別をやめるように提言した最初の国は日本です。
(1919年、第一次世界大戦後のヴェルサイユ講和会議にて国際連盟規約に「人種平等条項」を置くように求めた日本の提案は、欧米諸国の強い反対を受け拒否されています)
それから、日本で黒人の奴隷が流行ったという記録は一切見つかっていません。
「侍が勇敢であるためには少しでも黒い血をひいていなければならない」なんて諺は少なくとも日本には存在しません。
どこの国の諺なんでしょうね。
坂上田村麻呂は黒人ではありません。
アイヌ民族はアフリカ系黒人ではありません。
有色人種なのかどうか?
ええもちろん、有色人種でしょうね。
だって日本人は全て有色人種ですから、大半が黄色ですが。
さて、アサシンクリードシャドウズの時代は西暦1579年から1584年の話ですね。
写真技術の発明は諸説あるものの1839年ですね、当然ですが弥助の写真は残っていません。
世界地図を見てください。 当時流行っていた大多数の黒人奴隷たちの出身地であるアフリカと日本がどれだけ離れているかわかりますか?
そしてその時代、いまでこそHITACHIやTOYOTA、MITSUBISHI、HONDAやYAMAHAを始め世界各地でその技術を発揮していますが日本はまだまだ技術力のない小さな島国で、アフリカまでいける船は持っていませんでした。
そして当時日本には小さな国がたくさん存在し長く動乱の時代が続いており、近隣のアジア諸国にすら国交を行いお互い貿易拠点を作り合ったりすることはなかなかできませんでした。
(具体的には西暦1185〜1603年の間、日本は一つの国ではなかったのです)
ではどうやって弥助が日本にきたのか。
イエズス会です。
歴史について少しでも勉強したことのある方はご存知のように、イエズス会は世界各国を周り、キリスト教の布教と貿易の仕事をしていました。
貿易で扱っていた商品はその国々の品物や食料、そして人です。
イエズス会は紛れもなく、奴隷制度を広め利用していました。
それはLOCKLEY Thomas以外の歴史書によく記載されていることでしょう。
イエズス会は日本にきて織田信長に謁見しました。
貿易をし宗教を広めるのに滞在するにあたり、その時の権力者の許可を得る必要があったのです。
織田信長は好奇心が旺盛で色々な新しいもの好きでした。
日本は未だ動乱の時代、織田信長はポルトガルの技術を使い日本を統一しようとしていました。
そしてポルトガルは日本を最終的に自国の植民地にすべく信長に協力していました。(1494年のトルデシリャス条約より)
イエズス会が織田信長に謁見した際、商品の一つもしく自分達の為に連れていた弥助を大変気に入り、織田信長に譲ったとあります。
織田信長は彼に家と刀を与えかなりの給料をだしていましたが、LOCKLEY Thomasの著書に書かれているように何度も昇進したりはしてはいませんし、日本語の堪能さは定かではありません。
LOCKLEY Thomasの著作物では、本能寺の変(著作では辻褄あわせのために違う年代が書かれていますが、正確には1582年6月21日)薬研藤四郎(Yagentoshiro)という刀で信長の首を切ったとありますが、全くの事実無根です。
そのような歴史はありません。
弥助は、織田信長の死後その息子の元で長い間勇敢に謀反軍と戦っていましたが、明智光秀の家臣により刀を渡せと言われおとなしく従ったという記載が歴史的著作にはあります。(イエズス会日本年報)
その後、南蛮寺(Nanbanji temple)(当時の教会)に預けられました。
南蛮寺に預けられてからの弥助の記録は一切ありません。
弥助は国のトップには登りつめていません。
偉大な侍だったか?そういう歴史的な話は残されていません。
弥助が出てくる歴史的著書は少ないです。
• 信長公記
• イエズス会日本年報
• 家忠日記
こちらの詳しい内容はSTST様のnote(https://note.com/just_eel601)が詳しく提示されています。)
ご覧になってわかるように、いずれもが弥助のことは数行程度にしか書かれていません。
それらの書を合わせてようやく数ページになるかどうかです。
もちろん、忍者として活躍したという記載も内政や戦で活躍したという記載も、1文字たりともありません。
つまりそれ以上のことは、LOCKLEY Thomasの妄想です。
イエズス会は織田信長の死後、さらに勢力を強めようとし、具体的には日本人を奴隷にし世界各地に売ろうとしました。
しかし織田信長の次の権力者ある豊臣秀吉にキリスト教禁止令、そして豊臣秀吉の死後には次の天下人である徳川家康によって日本は鎖国するに至りました。
鎖国の理由は様々ですが、諸外国から日本守り日本を統一することが大きな目的でした。
(先述のように、織田信長達の活躍した時代は日本の中にいっぱいの国がありその国同士で戦争を行っていたからです、小さいヨーロッパのようなものです)
LOCKLEY Thomasが言うには弥助が来たことにより日本国内で黒人奴隷が流行ったそうですが、そのような事実は一切ありません。日本への侮辱も甚だしいです。
イエズス会はその清廉潔白さから黒人奴隷をひきつれそしてその奴隷の中に日本人を加えようとしていたのです。
はい、実際に加えられてました。豊臣秀吉がキリスト教を排斥するまでそれは長く続きました。
そうして実際諸外国に売られた日本人の奴隷が多数存在します。これは九州御動座記という歴史的著作物に書かれています。
こちらの資料はクマ様(@wtbHEx1TUm1HI89)が詳しく提示していらっしゃいます。( https://x.com/wtbhex1tum1hl89/status/1812953956840316987?s=46&t=ulhqyPHsX9fqixVmz1uHhw )
これらの歴史的著書物は、当時の人間が書き記した記録であり、また書物は全て日本の国会図書館に保存されていてwebにて誰でも(日本人なら)閲覧可能です。
LOCKLEY Thomasのように妄想と空想をWikipediaに書き連ねそれを出典としたファンタジーな絵空事の小説に書かれたものではありません。
私はとても怒っています。
近年、Ghost of TsusimaやSHOGUNといった非常に日本をリスペクトし描かれた作品が出て来て、日本史の好きないち、日本人として大変嬉しく思っていました。
(もちろん、Bullet TrainやBatman Begins、The Wolverine、Kill Billなどのトンデモ日本(An impossible image of Japan)な作品群も面白くて好きです。....日本を題材にしてたり日本人設定なはずなのに日本ではなく他のアジアの風景や日本人でないアジア人の役者を使うのは何故でしょうね?アジアの見分けがつかないんだろうね、でも大丈夫、私達もあなた達、欧米の見分けがつけにくいから。)
アサシンクリードシャドウズを批判すれば馬鹿の一つ覚えのように白人差別だの黒人差別だの白人が日本人のふりをしているだの、キリスト教はそんなことしないだの、歴史を学ぶべき時間で目が細くつり上がったイエローモンキー相手に騒ぎ立てることは大変簡単で楽しいでしょう。
日本にはLOCKLEY Thomasが絵空事を出版するよりもはるかに前から弥助が活躍する小説や漫画、ゲームなどの作品があります。
教科書に弥助が載ってるからそんなに使われているのかって?
載っていませんよ。
日本には日本史や世界史が好きな人が多く、 先人達が歴史的著作物を研究し、あの織田信長に仕えた黒人がいるという目立つ要素に浪漫を感じ色々な作品をだしたのです。
しかし著作者もそれを楽しんでいる私達も、日本人は皆それが史実ではないと理解しています。知っています。 歴史上でどんなに好ましいと思う人物がいたとしても歴史を改竄しようとはしていないのです。
私には理解が出来ません。
どうして白人達は黒人達を差別していないという証明やアピールのためにイエローモンキー達の歴史を改竄したいのか。
どうして黒人達は世界中のどこででも自分達が大活躍しているように歴史まで改竄したいのか。
白も黒もそんなに黄色が嫌いですか?
黄色が黄色独自の歴史や文化を持つことが気に入りませんか?
日本人がイエローモンキー、つり目、野蛮人などなど散々馬鹿にされてきている歴史を私はしっています。
(近年だと東京オリンピックでのこともサッカーの試合で起こったことも忘れていませんよ)
UBIsoftの方々はきっと日本へ来たことがないのでしょう。
日本の歴史なのですから、"本当に"日本の歴史を研究している人と歴史や文化のことを翻訳できる通訳さんや翻訳家さんを入れ意見を尊重すべきです。
それを怠たり日本を軽視し差別しているが故にトンデモ日本を面白いし素敵な史実だと思い込み、LOCKLEY Thomasの言葉と著作物を鵜呑みにしたのでしょう。
本当に遺憾です。
LOCKLEY Thomasは日本で、日本人が英語に弱いということだけを学習されたようですね。
UBIsoftもLOCKLEY Thomasも英語と日本語で違うこと言ってますものね。
バレないと思ってるのもすごいです。
英語でのコメントをみて、双方にただただ失望し憤りました。
そういうところにも、日本を馬鹿にし軽視し差別しているところがよく出ていると思います。
UBIsoftと、LOCKLEY Thomas(それとも鳥取トムでしたっけ?)
彼らは日本を侮辱差別し、歴史を改竄し、そして文化の侵略をしているのです。
これらの行動は、 アメリカ人がアメリカへ入植時にインディアン部族に行ったこと、 ドイツのナチスがユダヤ人やチェコスロバキア人に行ったこと、 白人が黒人へ行ったこと、 全ての差別と、なんら変わりがありません。
つまり歴史を題材にしたゲームを作ってきながら、歴史を勉強しながら、彼らは一つも歴史から学んでいないということになります。
驚きです。
私達は日本人という黄色人であって白人でも黒人でもありません。
SHOGUNになぜ黒人がでないのか?
黒人がほぼいないので出ないのは当たり前です。
それは当時の日本が白人による黒人奴隷の商売に加担していなかったという歴史からです。
なぜ黒人が活躍していないのか?実際に活躍した記録がないからです。
トンデモ日本作品ばかりなのですから、たまには本当の日本人の日本の作品があったっていいでしょう?
もう一度繰り返しますね。
国連で黒人差別を含めた人種差別をやめるように提言した最初の国は日本です。
1919年、第一次世界大戦後のヴェルサイユ講和会議にて国際連盟規約に「人種平等条項」を置くように求めた日本の提案は、アメリカ・イギリス・ベルギー、オーストラリア・カナダの強い反対を受け拒否されています。賛成票を投じたのはブラジル・ルーマニア・チェコスロヴァキアです。
キリスト教の一部は自分達のした魔女狩りや有色人差別をなかったことにしたいようですが、起こったことはなくなりません。
自分の宗教や先祖のしでかしたことを、イエローモンキーに擦り付け、綺麗なふりをするのはやめてください。
(イエローモンキーが清廉潔白という意味ではありません)
イエローモンキーを違う色に染めようとするのもやめてください。
あまりにも汚くそして厚顔無恥な態度とやり方に私は怒っています。
日本文化はあなた方が思うよりもずっと寛容です。
正史だと主張しないのならば、どこの誰が侍や忍者になっても、架空の歴史上でどんなことが起ころうとも怒らないでしょう。
はるか昔からずっと昔から日本はそうです。
日本では織田信長は特に人気のある歴史的人物の一人です。
日本において彼は、女であったり魔王であったりロボットであったり猫であったり犬であったりします。
それは現代日本だけに見られる変身ではありません、少なくとも江戸時代(1603〜1864)には既にそういった作品が描かれていました。
しかしそれはあくまで創作であり現実的な歴史でないと日本人のすべてが知っています。
今回のUBIsoftとLOCKLEY Thomasはそんな寛容な日本文化を侮辱し差別したのです。
恥を知ってください。 あまりに厚顔無恥です。
(そしてそんな人物を准教授にしておく日本大学も嘘の情報を国内に広めたNHK、abemaも、そして真実に見向きもせずに絶賛し正史だと広めたBBC、NYタイムズ達もまた日本を辱めています)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?