電池を最後まで

突然ですが、皆さんは乾電池を最後まで使い切ったことがありますか?
テレビのリモコンなどは“ボタンを何度か押してようやく反応する”という段階で交換していると思います。自分もその段階で交換することが多いです。でも、その段階では、電池の中身はわずかといえども残ったままです。だから、厳密には乾電池を最後まで使い切ることなく捨てていることになりますが、電池とはそういうものだし、もったいないとは思っていません。
そうではなく、今回、自分は乾電池の中身を完全に最後まで使い切りました。ま、そこに至った事情はいささか情けないですが。

先週の北海道胆振東部地震の発生以降、ラジオの音がないと逆に不安になっています。2011年の東日本大震災のときも同じで
「寝ているときに大きな余震が起きたら・・・」
という気持ちがまだ強くて、夜がまだ少し怖いのです。大の大人なのにね。

そんなわけで、乾電池で動く小型ラジオを枕元に置いて、音量をかなり低めにして聞くともなしに流しっぱなしにしておくと、安心することができて朝まで眠れています。毎時0分に流れる時報も気になりません。

一晩中、ラジオをつけっぱなし。それを一週間連続。
すると今朝、ラジオは無音状態になっており、スイッチを入れ直しても音は出ませんでした。また、液晶ディスプレイも表示は消えていました。そう、乾電池は自分のより良い睡眠のために音を出し続けていたものの、いつの間にか力尽きてしまっていたのでした。
自分はラジオの裏面にあるカバーを開けて乾電池を取り出し、別な電池に入れ替えてスイッチを入れると、元どおりにラジオの音声が出て、液晶ディスプレイの表示も復活しました。

「大変な時期に役に立った、ありがとう」と乾電池に語りかけ、ごみ袋へ入れました。
ついでに、このラジオの場合の乾電池の持続時間もある程度は推測が立ちました。夜間に音量を低くして一週間程度の持続なら、昼間に音量を上げて使うとそれより短くなるから、予備の電池はそれなりにあったほうがいいと思いました。ラジオは単三電池2本で動くけれど、持続時間を考慮すれば8本パックや10本パックがあっても買いすぎにはならないと考え直しています。

さてと、今夜はどうしようかなあ。
東日本大震災のときも二週間ぐらいはラジオをつけっぱなしにして寝ていたけど、今回は大きな余震があまり起こっていないから、そろそろ元に戻そう(=ラジオをつけずに寝る)と思ったり、思わなかったりと、今ちょっと逡巡しています。
ここまでくると、己の気の弱さとの闘いになってますな、ははは(苦笑)。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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