YouTubeのコメント欄は何故、すぐ荒れる?

私はYouTubeをよく見る。
そのコメント欄はすぐ荒れる。

サッカーやバスケットボールの動画を見るが、コメント欄ですぐにわかファンだの、意見がおかしいだの、ケンカを始める。

ほとんどのコメント欄で、そうなっている。
有名人の炎上はともかく、何故、スポーツ動画で、ケンカをわざわざしているのか?

私の見解を述べる。

①YOUTUBEを見ている時は暇だから。
あなたが、YOUTUBEをみている時は暇な時だ。電車に乗っている時間、寝る前のちょっとした時間。

そして、無料だから見るのである。
HIKAKINの動画が有料でも見るだろうか?

ただの素人の青年がチャーハンを作ったり、グミを食べているだけの動画が何故、数百万回も再生されるのか?

それは十数分の暇を持った人間が数百万人いた証拠だ。

暇なあなたは特に目的もなく、Youtubeのオススメ動画を見続けて、コメントを書く。頭もほとんど回っていない。

あなたに得は一切ない。
コメントにイイねが付いて、承認欲求がほんの少し満たされただけだ。

GAFAのサービスはちょっとした隙間時間で、無料で使えて、あなたのアドレナリンを分泌させる。依存症になるように設計されているのだ。

②文章はそもそも情報が足りない。そして、全員、文章の素人だ。

人は対面で話している時が一番伝わりやすい。

私自身、在宅勤務を始めて、改めて感じた事だ。

対面で話している時は資料の文字情報だけでなく、相手の表情、声の調子で喜怒哀楽も把握できる。

しかし、メールやチャットの文字だけではやはり伝わりづらい。

普段、仕事をしている共通目的を持ったメンバーとさえ、文章だけでコミュニケーションをするのは難しい。

文章を書く事はとても難しい事なのだ。

そう考えると、顔も声も知らない、共通目的もない人間と文章だけでコミュニケーションを取る事自体、無謀な挑戦である。

しかも、ほとんどの人間が文章の素人だ。

そんな人間達が時間を持て余し、何も考えずに文章だけでコミュニケーションするのだ。それがSNSだ。炎上するのも無理はない。

③そもそも相手と仲良くする必要がない。

ネット上の見ず知らずの共通の目的を持たない人間と仲良くする事は難しいし、仲良くする必要もない。

もっと言えば、職場の見ず知らずでない共通目的を持った人間でさえ、仲良くするのは難しいし、その必要もない。

気に入らないコメント(人)は流す、離れるのが賢明なのだ。

人生への実害はない。

④現代人は短文を書く機会は増えたが、長文を書く機会が減ってしまった。

昔のように、手紙でやり取りしていた時は、1文1文に一球入魂してたが、現代はSNSツールの発展により、リアルタイムでやり取りする事ができる。

そして、どのSNSでも共通的なのが、1文の質より、短文でもいいから早く返信する事が求められる。

これでは長文を書けないし、自分が書いた文章をチェックする習慣もつかない。直観的な表現(顔文字、スタンプ)や短文しか書くことができない。

現代人は長文を書く機会(練習)が圧倒的に足りない。

⑤ネット上だとストレス耐性は極端に弱くなる。

あなたは休日をどのように過ごすだろうか?

Netfilix、AmazonPrime・・・。そして、SNSツールやニュースサイトで時間を過ごす。至極の時間だ。とても居心地が良い。

しかし、現実は自分の思い通りにならない事もたくさんある。

職場や学校では他人は自分の思い通りには動いてくれない。

旅行に行けば、天気が良くなかったり、予想外の事も起きたりもする。

ただ、あなたは大抵の事を許容する。もしくは気にもしない。

そして、対処すべき問題点は解決を図る。

現実のあなたは寛大だ。

しかし、ネット上だとこの寛大さは極端になくなる。

ネット上のあなたは居心地の良さだけを求め、

自分、自分が属する集団を否定するものに対してはやたら攻撃的になる。排除しようとする。

ネット世界は居心地が良すぎるのも問題である。

そして、生産性が高すぎる。

リツイートやいいねボタンで情報をすぐ拡散できる。

本当に、その文章を理解して、責任を持って拡散しているのだろうか?

現実でもネットでも、ネガティブな事のほとんどは流しても、実害はないのである。問題解決の必要さえない。

自分に対して否定的なコメントがあっても、無視するのが賢明である。

「嫌な事、嫌な人間とは離れる。気にもしない。」

それが現実でも、ネット上でも大切な事である。

※youtubeでも、下記のウィンドウは出せないだろうか?


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