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行政書士試験対策のために工夫していた勉強する場所・空間

私は昨年度(令和5年度)の行政書士試験に合格しました。
先月には、『行政書士試験合格体験記:試験突破のための思考術』と題した電子書籍を執筆し、次の観点から自分の取り組みを説明しました。

  • 実践した勉強法

  • 意欲を保つテクニック

  • 体調管理法

  • ピーキング(試験当日に実力を最大限に発揮するテクニック)

  • 短期間かつ短時間の勉強で合格できた理由

おかげさまでこの本は、Kindle Unlimited会員の方を中心に、日々読まれ続けています。

試験勉強当時、私はフリーランスとして様々な仕事・活動に取り組んでいました(現在も同様です)。
フリーランス生活は自由度が高く、柔軟性がありますが、その反面、日々のスケジュールは不規則です。
このため、毎日決まった時間に勉強するのが難しく、勉強時間にもバラつきがありました。
そこで、今回は効率的に勉強を進めるための場所選びに関する私なりの工夫を紹介します。

私が主に勉強していた場所は、次の4箇所です。

  • 自宅

  • コワーキングスペース(週2回契約)

  • ビジネスホテルのワーキングスペース(3時間)

  • カフェ

自宅

まず自宅について。
自宅の利点は、朝起きてすぐや寝る直前まで勉強できることです。
特にスケジュールが詰まっている日には自宅での勉強が便利でした。
しかし、自宅では仕事との区別が難しく、私の場合、自宅で机に向かうと仕事をすることが多かったため、頭の切り替えスイッチも上手く働かずに勉強にはそれほど適していませんでした。
したがって、まとめって勉強できる時間が確保しやすい時でも自宅で勉強を続ける日は少なかったです。

コワーキングスペース

次にコワーキングスペース。
試験勉強中は、自宅の最寄り駅から数駅先の駅近くにあったコワーキングスペース(自習室)を週2契約で使えるようにしていました。
このコワーキングスペースは、平日は夜遅くまで(22時30分)、土日祝日も20時まで開いており、まとまった時間が確保できるときに重宝していました。
また、このコワーキングスペースは雰囲気が良く、周りは受験勉強をする学生や社会人、仕事をしながら難関資格に向けて勉強している人がいました。
「人は環境で変わる」とよく言われますが、その通りで、一所懸命勉強する人が周りにいると、自分の勉強への意欲も自然と上がります。
加えて、不特定多数の人が見える状況で勉強することは、休憩時間を最小限にとどめることや、勉強以外のこと(例:試験勉強に関係のないYoutube視聴等)に時間を浪費しないためにも役立っていました。
そういう訳で、私はまとまった時間が確保できるときには率先してコワーキングスペースで勉強していました。

このワーキングスペースは曜日は週ごとに自由に変えられる「週2利用」というプランがあったのもフリーランスの私にとって相性が良かったです。
多少のバラつきはあるものの、5時間以上のまとまった時間を確保できる時間は週2回程度、しかしその曜日が週ごとに異なるという私にとって、このプランはありがたかったです。
(時間帯や曜日の限定で使えるサービスはあっても、曜日・時間帯に制約なく週2回という契約形態のあるコワーキングスペース・自習室はあまりありません)

行政書士試験の合格はこのコワーキングスペースに出会えていなかったら難しかったと思えるほど、私にとっては相性の良い空間でした。
余談になりますが、このコワーキングスペースは行政書士試験の合格発表のあった当日(24年1月31日)が営業終了日でした。
仕事・活動の都合で最終日に伺えるか微妙でしたが、最終日の閉店間際に合格した結果をオーナーに報告できたことは人生のスナップショットになりました。

ビジネスホテルのワークラウンジ

次にビジネスホテルのワーキングスペース。
仕事先の1つの近くのホテルに3時間500円でワークラウンジ(デスク)がありました。
ここは、仕事・活動の間に3時間程度の余裕があるときに、活用していました。
使用頻度は、コワーキングスペースに比べると低かったものの、ほとんど他に使っている人がいないこともあり、一人だけの世界で集中して勉強することが出来ました。
また、3時間を超えると、追加料金が必要になるというシステムなのも良かったです。
どんなに長くても3時間と、上限が決まっている中で勉強することは勉強の強度を高めるのにも繋がっていました。

カフェ

最後はカフェです。
出先で1時間程度の隙間時間がある場合、カフェを活用していました。
カフェの賑やかな雰囲気の中で、コーヒー(時間帯によってはノンカフェインコーヒー)を片手に教材を開くと、意外と集中できるものです。
あまり長時間居座るのはお店に申し訳ないので、ちょっとした隙間時間に活用するレベルでしたが、そうした時間が生まれやすい自分には大切な場所・空間ではありました。

まとめ

個人的な観察結果になりますが、勉強する場所・空間の好みは個人差が大きいと思っています。自宅派、自習室派、カフェ派といったように。
ただ、よくよく考えて見ると、どこも必ず長所と短所があります。
勉強できる時間帯や時間の長さ、勉強したい内容などをもとに、それぞれの長所を上手く選択できるようにアレンジしていくのが大切だと思っています。

執筆家としての活動費に使わせていただきます。