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【旅行】美味しいものを食べ、見たいものを見るために、大阪へ行った1日目
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一度訪れてから大阪という街が好きになった。
銅像などが並ぶおしゃれな通り一本抜けると商店街があり、和気あいあいとした下町の雰囲気が現れるのは、大阪でしか感じられない面白さがある。
12月中旬、再び大阪を訪れる機会を得たので、勝手気ままに見たいものを見て、食べたいものを食べた。
これは名物や名物以外の美味しいお店やスポットの紹介記事である。
※この記事にはギャラリーで撮影した写真を含みます。ギャラリーの方には撮影の許可および、SNSでの掲載の許可を頂きましたが、何か問題がございましたら、ご連絡ください。
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さめほし「わたしはずっとここにいる」
書いた人
御堂筋~台湾料理店で朝食[wanna manna]
高速バスで大阪へ
今回は高速バスで大阪へ向かった。平日で2850円。とても安い。八王子のバスターミナルから乗ったため、混雑もなくすんなりと目的地である難波OCTビルに着いた。
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難波OCTビルは1996年に建てられたのだが、広くきれいだった。コインロッカーに荷物を預ける。旅行中かなり歩くので、400円程度をケチらずに荷物を預けたほうが、疲れないことを最近学んだ。
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御堂筋で銅像を見る
難波OCTビルに到着したのが8時。
まだ、観光地やお店は開いていない。そのため、朝食をとるお店がある天神橋まで御堂筋を沿って向かった。
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御堂筋は上品な通りだ。
休日、きちんと身なりを整えて、ぴんと背筋を伸ばして歩きたくなるような通りだ。
冬の朝の澄んだ空気と雲の少ない青空がよりそう感じさせてくれる。朝の通勤のサラリーマンにまぎれながら、あたりを見回しながら、歩いていく。
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御堂筋には大丸梅田店などの百貨店が立ち並び、レトロな石造りの建物がたくさんある。ショーケースの中の洗礼されたアクセサリーは眺めるだけでも楽しい。
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さて、大阪のメインストリートである御堂筋には国内外様々な世界的な作家の彫刻作品が設置されている。
ぼんやり見たあと、作品情報に目を通すとそれが「考える人」で有名なオーギュスト・ロダンだったりする。
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御堂筋彫刻ストリートと呼ばれるそこには29体の彫刻があり、すべてを見れなかった。ただ、舞いちるイチョウ並木の中、通りの対面を行ったり来たりして、多様な彫刻を鑑賞した。
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直線と曲線がスタイリッシュ、ジョジョのスタンドみたい
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よく見ると彼女がもたれてる場所に折れ曲がった人がいる、本当に休憩中なの?
御堂筋彫刻ストリートは梅田、難波、新大阪などのターミナルの駅に近い。
そのため、交通手段の都合によって空いた時間を埋めるのにぴったりで、人の少ない早朝に行くことをおすすめする。
大阪で食べる台湾の朝食「wanna manna」
天神橋の三叉路の近くの路地裏に「wanna manna」という台湾の朝食を提供してくれるお店がある。朝7時から開店しているため、空きがちな旅先の朝でも安心だ。
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店舗は緑のタイルが印象的で、店先には鉢植えが並べられていた。
筆者は彫刻を見ながら歩いたため、一時間半ほどかかったが難波OCTビルからは徒歩20分ほど。
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9時半ごろに訪れた店内は落ち着いていた。LINEでの注文になると、台湾出身の店員の方に言われたあと、メニューに目を通す。
見慣れない単語と料理にとまどいながら、セットメニューをたのんだ。
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鹹豆漿(シェンドウジャン)と培根蛋餅(ベーコンダンピン)のセット。
デザートにパイナップルケーキが付き、ドリンクは日替わりでホットの豆乳と、豆乳ミルクティーが飲み放題だった。
鹹豆漿は豆乳を酢でゆるく固めたのスープで、優しい酸味と自家製の豆乳のまろやかさが美味しい。乾燥エビとこねぎの風味がよい。
培根蛋餅は焼いたベーコンを薄焼き卵とクレープのような生地で包んだ料理。もちもちの生地と甘じょっぱいみたらしのようなソースが合う。
パイナップルケーキはバターの香りがすごい。サクサクのクッキー生地とねっちりとしたパイナップルの餡が美味しい。豆乳ミルクティーと一緒に食べた。
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大阪名物ではないが、旅先で変わった料理を食べるのは楽しい。東京の飯田橋にも店舗があるようなので、気になった方は行ってみてください。
太陽の塔~国立民芸学博物館
血潮を感じる太陽の塔
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北大阪急行から大阪モノレールに乗り換え、電車に揺られながら1時間弱、万博記念公園駅についた。
ららぽーとEXPOCITYという大きなショッピングモールを眺めながら、高速道路を横切り万博記念公園に入場すると太陽の塔が出迎えた。
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太陽の塔は芸術家岡本太郎がデザインした1970年に開催された大阪万博のシンボル的な建造物だ。塔の高さは70m、腕の長さは25mと非常に大きい。
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博覧会は人類の進歩と科学技術の発展の展示会である。
その中で岡本太郎は真逆の生命の根源である太陽をモチーフにした。
そのアナーキーさと見るものを圧倒しすぎない、有機的な柔らかさのあるデザインが好きだ。
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太陽の塔内部は老朽化のため、長い間、閉鎖されていたが2018年に復元され、今回見ることができた。
その中には、生命の木と呼ばれる巨大なモニュメントがあり、三葉虫からクロマニヨンズまでの進化の過程に沿った生物の造形物が展示されている。
内部は撮影禁止のため写真をのせることはできないが、胎内にいるような雰囲気になる奇妙な体験だった。
なお、太陽の塔内部の見学はWebからの予約が必要になります。
収集物に驚く国立民族学博物館
太陽の塔から5分ほど歩くと、国立民族学博物館というミュージアムがある。
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国立民族学博物館は民俗学・文化人類学を中心に展示をしている。
オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカといった地域別の展示や、楽器や言語などの共通の民族文化を網羅的に並べた展示がある。
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チケットを買い入ってすぐに目につくのは、中庭にある焼き物だ。
階段と比較して大きさを考えてほしい。かなりデカい。
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解説を見ると、焼き物は深鉢(越前焼)と呼ばれ、高さ130㎝、幅197㎝、重さ400㎏と想像以上に大きい。
役に立たないほどに大きい陶器が、存在することが面白い。
しかも、深鉢を焼き上げるのに1250度で153時間もかかったのだ。日数に直すと6日。すさまじい。
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上の写真を見て、興奮した方は是非行ってみてほしい。こういった展示が膨大にある。半日、いや1日でも足りないだろう。
さて、筆者はこうした民族的なものが好きなため、多く書いてしまいそうになるが、気に入った展示を何点か紹介する。
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ハサン・マスウーディー作[蕪村]という書だ。
聖書コーランを美しく記すという宗教上の目的から生まれたイスラーム書道。写真の内容は日本の俳人・画家の与謝野蕪村の俳句だ。
内容は以下。
「月光西にわたれば花影東に歩むかな」
日本で生まれた俳句がフランス語に翻訳され、さらにアラビア語に翻訳されて、筆を用い半紙に描かれたのだ。インドで生まれ、イギリスで発展し、日本で花開いたカレー食文化も驚く混沌さだ。
文字が読めないゆえに、筆の運びや筆跡のの美しさを強く感じられた。
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フランスの詩人・作家、ジャック・プレヴェールの詩の一節
「幸せって奴にちょっくら知らぬ顔されたって、絶対にだめだよ、きみの方からないがしろにしちゃあ」
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国立民族学博物館には、衣装な衣装は装飾品がきらびやかで美しい。
各地域の衣装が網羅されているので、それぞれを見比べるものおもしろい。
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有名店で軽食[はなだこ]~阪急メンズ大阪[砂糖菓子の隕石]
ねぎたっぷりのねぎマヨ「はなだこ」
国立民族学博物館を出たのが14時。
昼食を食べ忘れたことに気づき、何を食べようかと考えながら、電車に乗り、梅田へ向かう。
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梅田に着く。電車内で調べたお店へ歩いていく。
途中、若者で賑わう商業施設のHEP FIVEへ寄り道して、目を惹くモニュメントの赤いクジラを見た。
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目当ての店は新梅田食堂街にあるたこ焼き屋の「はなだこ」だ。
訪れると、小さいカウンターの向こうで、3人の店員の方がたこ焼きをテキパキと焼いていた。
15時過ぎに訪れたがそれでも15人ほど、並んでいた。列に加わる。
途中、食堂街を行き交う男性が店員の方に挨拶をしていた。
混んでるねえ。そうなのよ。じゃあ、また今度。コミュニケーションの距離が近い。イメージする大阪といった感じだ。
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カウンターにつき注文してから、すぐにたこ焼きが運ばれてきた。
頼んだねぎマヨは青ねぎがこんもりと盛られ、箸で触れたらこぼれてしまいそうだった。
あつあつを食べる。外はふわふわで中はとろとろで美味しい。
最初、一口で食べてしまったため、見事に口の中を火傷してしまった。
ソースとマヨネーズの濃厚さと青ねぎのさわやかさがマッチする。うまい。炭酸飲料やビールが欲しくなった。
溶けたアイスのような「砂糖菓子の隕石」
間食を済まして、阪急メンズ大阪に入る。
エスカレーターに乗り、三階へ行く。目的はイラストレーターであるさめほしさんの個展だ。
三階に着いたとき、ちょうどさめほしさんの絵が目に入った。
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Contemporary Art Galleryで開催された個展には10点以上の作品が展示されていた。
作品の多くは崩ゆく少女をモチーフにしたものだ。
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崩れ行く輪郭が明確な線として描かれている
床に落ちてしまったケーキ、食べかけの混ざりあったパフェのような多くは失われてしまったけれど、それでも残った可愛さや愛らしさを描く作風だ。
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引き延ばされたケーキと青い瞳が印象的
終わりの瞬間や変化の途中のようなイメージとパステルの砂糖のような可愛さがとても美しい。
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黄色に統一された色合いとまどろんでいるような笑っているような表情が素敵
筆者はさめほしさんの作品が好きなので、ここにたくさんの写真を載せる。好きなので。
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散らばり飛び跳ねた様々な色がよい小さい作品なので筆跡が見える
余談になるが、筆者は5,6年前からさめほしさんの展示を見ている。
今回の個展で値段が昔より10倍以上に上がっていることに気づいた。絵は買えるときに買った方が後悔がないことを学んだ。
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キャンバスは厚く、ふちまで描かれているので、絵としての存在感がすごい
今回の個展に関しては12月18日で終了しているが、生で見るともっと繊細さを感じられるので、機会があったらぜひ見てほしい。
最後にさめほしさんのTwitter(現X)のアカウントを記載いたします。
ケーキテイクアウト[Seiichiro,NISHIZONO]~おばんざいで夕食[八百屋とご飯]
香りをテーマにした「Seiichiro,NISHIZONO」
展示を見終わり、本で見たパティスリーへ歩いていく。
Seiichiro,NISHIZONOは「素材の組み合わせから考えるプチガトー」という書籍で見てから一度行ってみたかった。
香りをテーマに記憶に残るようなお菓子作りをしていると書かれ、本の中のケーキはどれもおいしそうだった。
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店舗、改装開店直後だったので花々が飾ってあった
着くと、店先に花々が飾られていた。
どうやら、改装開店のプレオープンだったらしい。店の前でシェフが様々な方に挨拶をしていた。
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インターネットの情報だと、イートインコーナーがあると、記載されていた。しかし、店員の方に聞くと改装後はイートインはなかった。
パフェも提供していたらしいので、すこし残念。
夕方の商品が少なくなったショーケースの中から、宿で食べるケーキを二つ購入した。
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いっぱいの小鉢「八百屋とごはん」
持ち帰ったケーキの箱にたっぷり保冷剤を入れていただき、難波OCTビルの方へ。朝に見た気になったお店へ行く。
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それが八百屋とごはんだ。
難波OCTビルの近くにある「八百屋とごはん」は有機野菜を使ったおばんざいのお店だ。夕食後にケーキを2つ食べるので、あっさりしたものが食べたかった。
しかし、メニューを眺めると食欲がわき、主菜が2品あるアスリート定食を注文した。ご飯ももちろん大盛にした。
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提供された定食は、お盆にはみ出るくらいに小鉢が乗っていた。うれしい。
定食の内容は以下の通りだった。
主菜は2品、創業以来たれを継ぎ足している名物のサバの煮つけと日替わりのメニューの鶏とかつお菜のうま煮
副菜はポテトサラダ、カレー風味の切り干し大根、シラスの乗ったサラダ、かぶの煮物、きゅうりと大根の浅漬け。
お味噌汁は200円追加して、レンコン汁に変更してもらった。
デザートにイチゴジャムのかかった小さいなヨーグルト。
一人暮らしで上記のようなメニューを作ろうとすると、食材は余るし、キッチンコンロは足りない。調理時間はきっと半日以上になるだろう。
それが1500円以下で食べられる、本当にありがたい。
どれも美味しかった。
特に、すりおろしたレンコンとしょうががたっぷり入ったレンコン汁が美味しい。寒い中一日歩いた体に文字通り、染みた。
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ついでに、日本酒の飲み比べセットも頼んでいた。
伯楽星、作(ざく)、macho(マッチョ)。
伯楽星は甘口でフルーティー、メロンのような香りが鼻に抜ける。
作は辛口で濃厚だ、すっと後味が消えて、おばんざいと合う。
machoは微発砲で爽やか、 パッケージは派手だが、一番飲みやすい。
筆者と同じタイミングで入店した男性が1000円の定食を500円で支払っていた。
帰ってから調べてみると、どうやらサブスクのサービスがあるらしい。ずるい、筆者の家の近くにもお店が建ってほしい。
八百屋とごはんは難波OCTビルの近くにあり、23時まで営業しているので、高速バスで旅行する方は特におすすめする。
通天閣~美味しいコーヒー[ドラゴンコーヒー]
夜の通天閣と新世界
宿の最寄り駅である新今宮に着いた。
チェックインを済まして、荷物を置き、ケーキを冷蔵庫に入れる。
歩いて10分ほどに通天閣があったので、向かう。
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青くライトアップされた通天閣は私は大阪の顔ですよといった面持ちで、堂々と建っていた。
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通天閣は1956年に二代目が再建された。
トラス構造の素朴さが、夜でも活気あふれる猥雑な新世界の街並みに合っていた。
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酸味のあるコーヒーが美味しい「ドラゴンコーヒー」
通天閣のほとんど真下に「ドラゴンコーヒー」というコーヒーが飲めるお店がある。偶然見つけたのだが、とても美味しかったため紹介する。
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エチオピア・イルガチェフェという酸味のあるコーヒーを飲んだ。
エグ味はなく優しい酸味、ベリーを思わせる華やかな香りとほのかな甘さ、かなりうまい。
酸味のあるコーヒーを淹れるのは実はかなり難しい。
コーヒー豆を煎る時間が短いため、豆本来の良し悪しが強く出る。
そのため、虫食い豆などを丁寧にピッキング(取り除く)しないとエグ味がでるし、淹れるお湯の温度に気を配らないと、酸味が強く出てしまう。
筆者は旅先の喫茶店でコーヒーをよく飲むが、その中でも、一番美味しいコーヒーだった。
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コーヒーを渡された時に、レンゲに入った玄米パプのお菓子とお店のステッカーと名刺を頂く。玄米パフは黒糖でコーティングされて、角のとれた甘さがコーヒーと合う。
歩きながら名刺を見ると、どうやら店主自ら耐熱ガラスを加工して透明なコーヒーグラスを作っているらしい。
テイクアウトした時は雨が降り始めていたため、店主の方にお店の中に誘われたが、断ってしまった。
次の機会があれば、今度は店内で自作のコーヒーグラスで飲んでみたい。
泊まった宿[末盛]~[Seiichiro,NISHIZO]のケーキ
銭湯の上にある宿「末盛」
テイクアウトしたコーヒーを手に持ち、宿に戻った。
今回泊った宿は末盛という街中の銭湯の上にある宿だ。一泊1700円。500円の入浴券付き。安い。
フロントにチェックインは銭湯の方でお願いします。と書かれていたので、番台で手続きした。風情を感じる。
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ただし、トイレ水道は共用で和式のみ、治安が大変盛り上がっている地域にある。
20時ごろでも、千鳥足の陽気なおじいちゃんが道路を歩き、花壇に座り、夜なのにサングラスをつけてyoutubeを鑑賞する若者がいる。
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室内も布団も清潔で、掃除も行き届いていたので、上記の点を理解できれば、かなりお得だ。今、一泊2000円以下の宿は東京ではほぼないだろう。
ただし、女性の方は泊まれないため、注意が必要だ。
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Dramatique(ドラマチック)とTout pistache(トゥ ピスターシュ)
コーヒーが冷めないうちに、ケーキの箱を開ける。
筆者はこんな時のため、旅先で常にフォークを持ち歩いている。
甘いものに対する情熱は人一倍だ。旅行中、公園でケーキを食べたこともある。
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一時間ほど持ち歩いたケーキは崩れていなかった、うれしい。
余談だが、フィルムを剝がす時の小さなトピックを書く。
丁寧なお店だと、ケーキの裏(印刷された文字が見えない方)にフィルムの始まりと終わりがある。
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トゥ ピスターシュはシチリア産ピスタチオを使ったケーキだ。
クリームは生クリームではなく、ホワイトチョコやバタークリームを連想する少し硬い、濃厚でピスタチオの香りが強いクリームだ。とても美味しい。
ピスタチオのケーキは塩味をつけたり、フランボワーズのようなベリーのソースを使い、味に爽やかなアクセントをつけることが多い。
しかし、このケーキはピスタチオのみだ。
それでも、重たすぎる味わいにならないのは、中間層の乳脂肪分を使っていないあっさりとしたソースのおかげだと思う。うまい。
さて、ここまで書いたとおり、筆者はケーキに対して真剣だ。マジだ。
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ドラマチックはバラの香りが印象的なケーキだ。
エディブルフラワーと白とつるんとしたグラサージュが綺麗だ。
一口食べるとバラの香りが口の中に広がる。新鮮な体験だ。
味はホワイトチョコの甘さとラズベリーの酸味が美味しく、マロンの風味が味の下支えをしていると思った。
トゥ ピスターシュより、全体的に軽い味わいで、鮮やかなバラの香りをメインにしていることが分かる。
記憶に残る香りをテーマにしているパティスリーを感じられるケーキだった。
まとめ
前書き通りに自分の見たいものを見て、食べたいものを食べた一日だった。複数で旅行に行くのも楽しいが、一人気ままに旅するのも楽しい。
ツアーのような王道的な旅ではないが記事で紹介したスポットやお店は間違いなく良いので、読んでくれた方の旅の参考になってくれば、うれしい。
二日目もその内書きます。
12/25追記
書きました。こちらも是非。
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