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0301:アウトプットとアウトカム

1)amazonアソシエイト承認が下りた

 5月頭にamazonアソシエイトに登録したことは、当時のnoteに書き留めた。

 amazonアソシエイトをご存知でない方のために簡単に説明しておくと、amazonの商品ページのリンクを自分のブログやSNSに貼り、そのリンク経由で購入した人がいた場合、一定の割合の「紹介料」が入るものだ。詳しくは公式サイトをご確認いただきたい。

 アソシエイトになるには、amazonの一定の審査を経て承認を得る必要がある。一番最初のハードルは「登録から180日以内に当人以外の3件の購買が発生すること」、これを達成しないとそもそも審査が開始されない。これをクリアすると今度は表現等に規約違反がないか、ブログの更新頻度は十分か、などの実体審査が行われる。その結果合格すれば「承認しました」というメールが届くわけだ。

 過日、無事承認メールを受信し、晴れて正式なamazonアソシエイトとなった。


2)オタクのふたつの才能

 私の場合、amazonリンクを貼るのは主にマガジンGaWatch(Fさん「が」Watch!)だ。私が面白いと思った漫画や映画、たまにグッズのレビューを書くマガジンとして設定している。

 ただ、このマガジンは本来、アソシエイト活動(収益)のために作ったものではない。自分のオタク趣味全開のエッセイを書きたいだけ書く、あくまでそれが目的だ。だから、公開されたばかりの外国映画など、amazonリンクとは無関係なものも積極的にレビューしている。

 オタクにはふたつの才能が具わっている。

 ひとつは、自分の琴線に触れるものをとことん面白がる才能。良い表現作品に触れた時、さらっと「いいなあ」で終わるか、「うおおおおっ、これすっげえええっ!」と気持ちがアガるかが、ファンとオタクの分水嶺のひとつとなる。

 もうひとつは、他の人に「これ、面白いんだよ、観てごらん、ね、ね、面白いでしょ、でしょお!」と推しを勧めたくなる情熱。独りひっそり作品を楽しむか、皆で楽しみを分かち合い萌えポイントを語り合うか、これもファンとオタクの分水嶺だろう。

 私は自分をオタクと位置づけている。それは、面白いものにのめり込み他の人に勧めたくなる衝動が、十代の頃から五十代の今に至るまで溢れ続けているからだ。

 マガジンGaWatchは、そんな私の趣味全開エッセイだ。何かしら私の琴線に響いたものを、その響きを中心に思いの丈を書き綴る。amazonリンクはそこにそっと添えるだけだ。リンク経由で購入してもらえれば、それはそれで有り難い。若干の紹介料が入るから、という以上に、クリック自体が私の「面白いでしょ?」とのコールに対する「面白いね!」というレスポンスだと感じるからだ。その意味でリンククリック(それ自体は紹介料と無関係)をnoteの「いいね」と同じような意味合いで捉えている。


3)アウトプットとアウトカム

 オタクとして自分の「面白い!」を他の人に届ける上で、アウトプットとアウトカムの問題は大切だ。

 公務員時代に苦い経験をしたことがある。とある有名作家の講演会を企画して、会場地を中心にポスターやちらしを多数配布し、ラジオや新聞でも既存枠を使って宣伝した。これだけ広報すれば来場者が多数あるだろう、広い会場に人が入りきれない場合にどう対応するか、そんなシミュレーションまでして当日に臨んだ。ところが蓋を開けたら、会場が半分も埋まらなかった。講師には申し訳ないことをした。後日になって、ネットで「○○の講演会があったのか、知ってたら行きたかった」という書き込みを複数見つけた。

 この時に学んだのは、「自分では十分アウトプットしているつもりでいても、それでは全然足りず、アウトカム(この場合は「講演を聴きに来てもらう」)に結びつかなかった」ということ、裏返せば「コンテンツの良さだけで人が来ると期待してはならず、大量に情報を流して初めて届けるべき人のもとに届く」ということだ。

 noteの記事には、週間・月間単位での閲覧数の記録がつく。渾身の記事を書いても閲覧数が伸びるとは限らず、気軽に書いたものが伸びる、そんな経験は誰にでもあるだろう。私の場合、note記事のリンクはtwitterにしか貼ってない。そのtwitterも、Fさんアカウントはほぼnote記事リンク専用になってるから、読まれなくても当たり前だろう。書き手の顔が見えて(「人間らしい個性が伝わる」という比喩表現ね)初めてフォロワーが生まれる。noteでは良くも悪くも個性ダダ漏れではあるが、単発記事が伸びてもアカウント自体のフォローにはほとんど結びついていない。

 また、amazonアソシエイトも、リンクが何回クリックされたか、購入が何件発生したかのデータが把握できる。ここ3ヶ月ほどの活動から分かることは、「記事の閲覧数がそのままリンクのクリック数に結びつくわけではない」ということだ。もちろんそこにはいろいろな要因があるだろう。例えば「この漫画が面白いよ!」という書評を書いた場合、もともとその漫画のファンが記事を読んでくれれば閲覧数は増えるが、既読者が中心であれば当然クリックには結びつかない。なのでそこには一喜一憂しないようにしているものの、それでも記事から興味を持ってリンクをクリックしてくれる人を増やしたいのは確かだ。

 つまるところ、コンテンツ(note記事)は蓄積してきているけれど、アウトプット(その情報の拡散努力)が十分でなく、アウトカム(記事閲覧数、その先にはリンククリック数)にあまり結びついていない現状は、かつての苦い経験と同じ轍を踏んでいるのかも知れない。

 ちょっとTwitterの使い方を考えるべきかもなあ(でもTwitter向きの書き込みは本垢で充足しちゃってるから、Fさんらしい切り口じゃないと)。

--------(以下noteの平常日記要素)

■【累積22h55m】本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
実績130分。動画3本(3時間分を倍速)を一単位とするよう心がけるようになった。ほんとは今日は二単位したかったけど、雑用で時間を取られてしまった。明日はやくみん第二回をアップできるようにしたいから、勉強はお休みかも。

■本日摂取したオタク成分(オタキングログ)
『桜trick』第7~8話、なんだかだんだんキャラに馴染んできたかも。『捨ててよ、安達さん。』第10話、着ぐるみから安達さんが出てきたら驚くよなあ。

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