#32 ホルン(金管楽器)を吹き続けバテる現象は、筋肉トレーニングすることで解決!

ホルン(金管楽器)を吹き続けると、じきに疲れてバテて、楽器が吹けなくなってしまうことは、誰しも経験のあることと思います。

その理由を解き明かし解決するためには、まずホルンの音が鳴る原理を知る必要があります。見ていない方はぜひご覧ください。

ここに書いている通り、唇が振動するためには、唇を閉じる力と、息によりベルヌーイの法則を起こすことが必要です。

そしてさらに、唇を閉じていてかつその間を息が通っているため、唇を引き離す力もずっと働いているということです。これに耐える筋肉を「口輪筋」といいます。

よって、ずっとホルンを吹き続けると、唇を閉じ続けようとする口輪筋の力が疲れて弱ってきます。それが完全にダメになり唇を閉じられなくなったとき、バテて楽器が吹けなくなるのです。

そして、それを克服するための筋トレグッズがこのP.E.T.E.です。楽器屋さんの他、Amazonでも買えます。
これは、私が持っているPROモデル。
PROモデルは、通常モデルより円盤部分がより小さいらしく、ハイトーンプレイヤーのトレーニングには最適です。

そして、これをどうやって使って筋トレするかを完璧に説明している外部サイトがあるので、ぜひこちらを見ながらやってみてください。
わたくしはこのサイトを参考に、週末以外は毎日トレーニングをしていました。今は既に口輪筋が鍛えられているので、キツい練習や本番の前にやる程度です。

使い方は上記のサイトにお任せするとして、ここからは、自分の経験から、実際にどんな効果があるかを書いていきます。

・トレーニング当初はすごく疲れます。最初は抑え目に、徐々に負荷を増やしましょう。
・吹き続けてもバテない、圧倒的な持久力が付きます。
・低音の安定感が増します。
・タンギング力が増します。
・これを咥えていると、ホルンを吹いて楽器に慣れる以上の効果があります。例えば本番当日朝にホルンを吹いた時の安定感がハンパないです。
・最後に、唇関係について自信を持てるようになります。これが一番の成果かもしれませんね。

ホルン(金管楽器)を吹くということは、突き詰めれば、アスリートと同じだとわたくしは思っています。通常生活では使わない力を駆使した上で、音楽を奏でる。
それを満足いくレベルまで押し上げるためには、必要な筋肉を鍛えるしかありません。アスリートであれば誰もがやっていることです。

そして「バテてしまって困ったなぁ」と感じているあなたこそ、ホルン吹きの次のステージに進む段階にいるのではと思います。
ぜひ、騙されたと思ってでも、このP.E.T.E.を試してみていただければ幸いです。

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