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”絵本の父”ウォルター・クレインの童話の世界をまとうお洋服~IEDIT~
日常にアートをまとう、フェリシモのファッションブランドIEDIT[イディット]が贈るこの冬の新作をご紹介。
こんにちは。ミュージアム部員のMです。私は IEDIT[イディット]という、レディースファッションブランドでも企画を担当しています。この冬、絵本の父と言われる「ウォルター・クレイン」の美しいアートをあしらった商品を発売したので、ご紹介させてください。
“絵本の父” ウォルター・クレイン
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65929729/picture_pc_382bb703478681ae2214af90a43593ef.jpg)
ウォルター・クレイン(Walter Crane, 1845年 - 1915年)
イギリスの芸術家。絵画、イラストレーション、児童書、陶磁器タイル、その他多くの装飾芸術を制作し、アーツ・アンド・クラフツに深く関わった。
ウォルター・クレインが“絵本の父”と言われる由縁は、18世紀、絵本の基礎を築いた重要な画家のひとりだからです。
1845年、画家の息子として生まれたクレインは、13歳の時に木口木版の工房に入りデッサンを学びます。その後、多色刷木口木版の技術を開発した、天才的な彫刻・刷師のエドマンド・エヴァンズと出会い、二人は1865年に”全ページカラー刷り”のトイ・ブック(8~12ぺージの簡易なつくりの絵本)を生み出しました。それまでのトイ・ブックは、表紙以外手彩色をしていたため、全ページカラー刷りのトイ・ブックは、歴史に残る画期的な出来事でした。
本にも雑誌にも新聞にも挿絵が入り“挿絵の時代”と言われたヴィクトリア時代(1837-1901)は、多くの職人がしのぎを削っていました。急速に印刷の技術が発展した中、クレインとエヴァンズという二人の天才の出会いによって、絵本の成長はさらに進みます。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65932376/picture_pc_93e732067e50655819b62669cd75449f.jpg?width=1200)
《At last, he turned towards her, and said, "Am I so very ugly?"》1896,The New York Public Library
『美女と野獣』(1876年)ニューヨーク公立美術館より
「子どもたちには最高の絵本を」という二人の思いがこもった絵本は美しく、子どものみならず、多くの人を魅了しました。
言うまでもなく、私もウォルター・クレインの生み出すアートに魅了された一人。端正なデザインと優れた色彩による独創的な絵本の世界は、ファッションとして取り入れてもきっと素敵なはず……そう考えた私は、企画に取り掛かったのでした。
魅惑的な童話の世界をプリントしたデイリートップス
まずひとつめのアイテムは、クレインの描く美しい『童話』の世界をプリントした裏起毛素材のスウェットトップスです。日常でも楽しめるカジュアルなスウェットに配して、大人が気負いなく着こなせるトップスに仕上げました。
![](https://assets.st-note.com/img/1637398798070-PIWREx6LhC.jpg?width=1200)
数々の童話の挿絵を手掛けたクレイン。私たちにもなじみのある有名な童話作品もたくさんあります。今回はその中でも印象的な3つのアートをセレクトしています。
「キツネと鶴」
![](https://assets.st-note.com/img/1637398259921-VifWnreokA.jpg?width=1200)
「グリム童話」(The Sleeping Beauty:眠れる森の美女)
![](https://assets.st-note.com/img/1637398302261-4FyWsLUK0x.jpg?width=1200)
「シンデレラ」
![](https://assets.st-note.com/img/1637398452305-UcTM2JK6PS.jpg?width=1200)
特に「シンデレラ」は圧巻の描き込みと鮮やかな色彩が美しく、華やかな印象が強かったため、トップスのバックに配置し、大人がさりげなく着こなせるようにしました。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65934853/picture_pc_8f018b1e447462dc4b35b4958f37313b.jpg?width=1200)
それぞれの挿絵にあわせて、大きさや位置を何度も試行錯誤した、こだわりのデザインです。普段シンプルな装いの方にこそ、ぜひ着ていただきたいです。
IEDIT[イディット]
ウォルター・クレインの童話絵本の世界をまとう 裏起毛スウェットの会
※1枚だけ(1ヵ月だけ)での購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。
こだわりの“見返し装飾”をあしらった特別なワンピース
ふたつめのアイテムは、はっとする美しいテキスタイルを大胆にあしらった、クラシカルな印象のワンピース。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65935495/picture_pc_5e438bce261c58bf4ecfb23452e46033.jpg?width=1200)
細部までこだわったクレインは、本の表紙裏の”見返し部分”の装飾まで、徹底してデザインしました。このワンピースは、そのこだわりの「見返し装飾」の図案を復元し、パターンにして制作しました。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65936300/picture_pc_ff2d52472f74b32b9127a7f29ff42bf2.jpg?width=1200)
また、このプリントを最大限活かすべく、シルエットや細かい仕様にもこだわりました。すそに向かって広がるマーメイドシルエット、スタイルアップして見える高めのウエスト切り替え、ぜいたくなピンタック、着脱もしやすい前開きの多連クルミボタンなど、クレインに負けないこだわりをたくさん詰め込んでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1637401190796-SiWEVuLsr0.jpg?width=1200)
さらに「新年の祝賀会 —『エリア随筆集続編』より」の見返し装飾をあしらった、ブルーもご用意しました。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65937285/picture_pc_6621bdc98a78c3a2d6639710d590d9d2.jpg?width=1200)
1枚をさらりと着て特別な日のお出かけに。上からトップスを重ねてスカート風にカジュアルダウンしてデイリー遣いに。また、重ね着次第で長い季節に着まわせる、さらりとしたジョーゼット生地。ぜひ、ワードローブとしてたくさん活躍させてください。
IEDIT[イディット]
ウォルター・クレインの童話絵本の世界をまとう クラシカルワンピース
〈レッド〉・〈ブルー〉
1枚 ¥5,900(+10% ¥6,490)
日常の暮らしの中でウォルター・クレインの童話の世界を
トップスとワンピースは、いかがでしたでしょうか? どちらもウォルター・クレインの耽美な世界を、大人が上品に着こなせる自信作です。ぜひこの冬は、日常でもアートをまとって過ごしてみてくださいね。
![](https://assets.st-note.com/img/1637401143288-6C88197Brd.jpg?width=1200)
他にもIEDITではたくさんのお洋服をご用意しています。この冬を彩るお洋服を取りそろえたデジタルカタログも、ぜひご覧ください♪
![IEDIT WINTER 2021-2022 デジタルカタログ](https://assets.st-note.com/img/1637594625886-z98JtQ54H9.jpg?width=1200)
カタログ有効期限:2022年3月31日
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