【合格体験記】明治大学大学院 先端数理科学研究科 先端メディアサイエンス専攻 (FMS) 【受験体験記】

はじめに

この記事は明大院 FMS の合格体験記です。が、個人の能力差もあると思うので「この人間はこんな感じの対策で合格したんだな。本番はこんな感じだったんだな。ふーん。。」くらいの気持ちで読んでください。

スペック

  • 豊田高専 電気・電子システム工学科 卒業 → 豊橋技科大 情報・知能工学課程 (3 年次編入) 卒業予定

  • TOEIC 提出スコア 595 点

  • 数学検定 準 1 級・IT パスポート

願書提出

ちゃんと願書は余裕を持って提出しましょう(締め切り 2 時間前に提出)

研究計画書

まず最初というかこれが全てなのですが、研究計画書を作成する際は現研究室の教授の力を存分に頼ってください。教授は研究者なので(当然)、研究計画を立てるエキスパートです。流石に丸投げすると教授の研究計画書になってしまうので良くありませんが、同時に全く頼らずに独力で作業するのも文章の質の面で良くありません。
今回私は人生で初めて研究計画書を書きましたが、何度か添削してもらうフルボッコにされることで、やっと外に出せるものになりました。(高専から技科大に行った人間なので世間一般について語れるわけではないですが)世間一般の大学生は大体同じようなクオリティのものだと思うので、自分で初版を書いたらさっさと教授の所に持っていって指導を受けましょう。それが最短かつ最善のルートだと思います。

TOEIC

単語はひたすら金フレを周回してました。
それ以外の (?) 勉強は朝日新聞出版の『TOEIC L&R TEST 初心者特急』シリーズ (https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19606) を使っていました。この本は 500-600 点を目標にする人向けの教材なので、結果を見るなら確りと活用できていたのではないかなと思います。

ではなぜ 600 点を目標に勉強していたのかというと、英語苦手マンの目標としては丁度よかったからですね。編入学の直後に受けた TOEIC の結果が 500 点付近だったので、1 年で +100 点くらいが私にとって無理のない目標だった。というだけです。
当然 TOEIC のスコアは良いに越したことはないので、私より英語が出来る方はもっと良い点数を目指しても良いと思います。但し募集要項に 100 点満点換算の上限値が書かれているので、勉強をしすぎると (明大院受験にのみ焦点を当てた場合は) 勉強時間が無駄になってしまう可能性があります。気をつけてください。

筆記試験

さて今回私は一応全科目勉強しましたが、受験したのは情報・プログラミングなので数学に関しては流し読みするくらいで良いかもしれません。あとここの章では勉強方法について記述します。出題傾向は、過去問の閲覧方法が書かれているリンクを貼っておくのでそちらから各自で確認してください。そのほうが正確だと思います(https://www.meiji.ac.jp/ams/exam/index.html#title1-10-1)

数学

過去問を参考に、該当する範囲の授業資料を見返して似たような問題を解いておきました。あとマセマ (https://www.mathema.jp/product_category/大学数学キャンパス・ゼミ/) の本を買って勉強してました。
それくらい?

情報

ひたすら基本情報技術者のテキストを読みました。私が使っていたのはキタミ式 (https://www.yodobashi.com/product/100000009003498248/) と技術評論社の問題集 (https://www.yodobashi.com/product/100000009003508137/) です。使用した順番は キタミ式 → 問題集 です。

キタミ式の勉強方法ですが、私は教本とかにガッツリ書き込むタイプなので重要そうなところを直接マーカーで引いたり、メモ書きするなどして学習を進めていました。各章ごとに マーカーを引く → 章末問題を解く といった感じで最初から最後まで読んでいった感じですね。これの勉強時間は……内容も簡単なので勤勉な人なら本当にすぐ終わると思うんですけど、私は怠惰な人間なので 1 日 1 頁とかナメた事してたらこれだけで半年かかってしまいました。
問題集の方は適当に問題を解きました。それだけ。

結果ですが、問題用紙も回収されてしまったので分かりませんが体感 7 割くらい取れていたと思います。今年は少し苦手な分野の問題が出たのもあり、少し微妙な点数ですね。

プログラミング

何もしてません。
これはどれくらいプログラミングに触ったことがあるか、という話になってくるので現状を確認するためには、過去問を見に行くのが一番早いと思います。まあ何も分からなかった場合でも、世の中プログラミングの教材なんか腐るほどあるので自分にあう物を良い感じに探せば何とか成ると思います。

結果としては体感満点です、やったぜ。一応不安な所もあったんですけど、不安な部分のコードを覚えて帰ってる途中にノート PC で動かしてみたら要求通り動いたので多分大丈夫です、多分。

面接

服装

スーツでいきましょう、暑いけど。

プレゼン作成 & 発表練習

これも研究計画書と同様に教授に色々アドバイスを貰ったほうが良いと思います。私は研究室の教授、他研究室の先輩、同学年の友人、同じ研究室の先輩同期にプレゼンを見てもらったり、質問を飛ばしてもらったりしました。
個人的にはプレゼンの作成が非常に苦手なので、今回の受験ではここでいろいろな人に助けてもらった事が一番合格に効いているような気がしています。手伝っていただいた皆様、本当にありがとうございました。

本番

面接はプレゼン 5 分、質疑応答 10 分の合計 15 分でした。形式は、プロジェクタのついた暗い部屋に第一志望の先生と第二志望の先生、もうひとりの先生の合計 3 人が座っており、受験者が教壇に立ち、自前のパソコンをプロジェクタに接続してプレゼンを行うというものです。
まず部屋に入ったら受験番号と名前を質問され、それに答えると PC の準備を促されるので準備をし、プレゼンテーション開始。終了。質疑応答。という流れでした。
質疑応答については研究についてプレゼンを基にアレコレ質問されました。ただ志望動機のような一般的な面接でされがちな質問はされず、研究目的・背景の深堀り 8 割、研究方法 (技術的な話) の深堀り 2 割といった感じです。あまり性格の悪い質問は飛んできませんでした。ただこれは先生によって変わってくるので何とも言えませんが、一般的な大学院面接対策の方法を検索して、そこに書いてある質問をスラスラ答えられるようになっておけば良いと思います。

まとめ

いかがでしたか?大学院入試は情報が少ないので不安になってしまいがちです・・・。ですが世間で言われているような一般的な対策をして、自分に足りない所は周りの力を借りれば乗り切れそうですね!

以上です。

Licence

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