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手法は使いこなして成果を出すもの

私は、2015年に新卒でNPO法人に入職し、ボランティアの大学生と青少年向けのいろんな事業・サービスを作りながら、ボランティアの大学生自身の成長に関わる仕事を8年以上してきています。

今日は普段学生たちとしている1on1などでとっているコミュニケーションの手法について書いてみようと思います。もしよければ最後までお付き合いください。


世の中、「コーチングが大事」だとか「教えるのはナンセンスだ」などの声もあります。

コーチングで大切にしていることは、問いかけによって、「相手の言葉を引き出す」ことで、ティーチングは「一方的に知識・情報を教える」ことです。

ティーチング的なかかわり(指示・伝達が中心)をしていても、部下育成においては効果がないとか主体性を奪うことになるから、問いかけを実践したほうがいいなど、いろいろと言われています。

私自身の実感としては、ずるい答えのようですが、「状況による」です。
相手に受け取ってほしい内容にもよりますし、相手によっても変わってきます。

その中でも、あえて言葉にするのであれば以下のようなことだと考えています。

一つは、「考えたらわかることかどうか」という視点です。
相手に受け取ってほしい内容が、思考することによってたどり着けるものかどうかによってその対応は変わります。

思考することによってたどり着ける内容であれば、なんでもかんでも「教える」ばかりではなく、「問いかける」ことによって、相手の考えを整理したり、深めたりしながら進めていく選択肢もあると思います。

しかし、考えてもわからないような知識・情報であれば、そのことを「教える」ということが必要になってきます。

また「教える」と一言でいっても、「①やり方・型を覚えてそのまま吸収させる」という方法もあれば、上述の例のように、「②ひとつの情報として提供する」ということでは意味がちがってきます。

「教える」ということにどこまで「強制感」を持たせるか、ということにも関連しますが、考え方としてはその濃淡があると思っています。

もう一つは、さっきの「ひとつの情報として提供する」という考え方ですが、ティーチング・コーチングとは別に「フィードバック」という概念もあります。

教える・引き出すに対して、「伝える」という手法です。
特に、相手が気づかない視点からの見え方を伝えることです。先ほどの「情報提供」のようなものでもありつつ、時に少し厳しいことを伝達することも求められています。

「教えること」を通じて、型をつくり、
「伝えること」を通じて、情報を届け、
「問いかけること」を通じて、思考を促す。

いろんな考え方・手法が流行っては廃れていくピープルマネジメント領域ですが、目の前の相手の状況を見極め、その状況にあった引き出しをあけていくことで対応していくのがいいのだと思います。

ある特定の「⚫︎⚫︎という考え方」が大事という話ではなく、大事なのは研究されて明らかになった事柄の全てであり、その中から適切な処方箋をピックアップできるかが育成担当者の腕の見せどころということになるのだと思います。


現場からは以上です!

今日も皆さんにとって、すてきな1日になりますように。


「人の育ち&チームづくり」とは?

これは、私が働く大学生主体のNPO法人にて、大学生とともに事業実施をする中で感じたことや気付いたこと、またチームで活動する中での気づきや学びを共有したり、チームとしていま直面している課題やこれからについて共有したりしながら、ジブン自身も、読んでくださっている皆さんにとっても、チームづくり・コミュニティーづくりについて学びを深めていけたらと考えています。

私が働くNPOではたくさんの大学生が活動しています。学年もバラバラで、入りたての1年生の子もいれば今年が最後の1年!ということで意気込む4年生の子までいます。

世の中にはあまりない、4年ですべての人が入れ替わるという不思議な組織でもあって、「学生(先輩)が学生(後輩)を育てる」という文化を継承しながらやってきている組織でもあります。

https://note.com/f_kunchan/n/n9e276a126c30

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おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!