「新しく買ったものは漏れなく知ってもらいたい」〜子育ては人材育成・部下育成のヒントがたくさん〜その11〜
私は、新卒でNPO法人に入職し、ボランティアの大学生と青少年向けのいろんな事業・サービスを作りながら、ボランティアの大学生自身の成長に関わる仕事をしています。
このシリーズでは、主に3歳半になる息子とのやりとり・行動を観察する中での発見や気付いたことをもとに、人材育成・部下育成、チームリーダーのチームづくりのヒントになりそうなお話をお届けしております。
前回に書いた記事の続きのような感じかもしれません。そちらも併せてご覧ください。
息子が今朝保育園でフリーズした話
今朝、保育園に息子を送っていったときのお話。
最近、かなり気温の低い日も増えてきたので、息子の防寒着のアウターと手袋を新調しました。
保育園に到着して、上着と靴下を脱いだあと、新調した手袋も外して、いつもの儀式を終えて保育ルームにはいろうとしたところでフリーズ。
ここまで順調だっただけに、「なんだなんだ?」と少し嫌な予感が・・・
一度2人になって事情を聞いてみると、
「てぶくろが・・・」
と小さな声でつぶやくので、なんとなく状況を理解。
「先生に新しい手袋見てもらいたいの?」と聞くと、顔をあげてにっこり。
カバンの中にしまっていた手袋をとりだして、ドアのところまで行って、先生を呼んでちょっと出てきてもらって、手袋を息子に手渡すと、
控えめに「これ、◯◯(息子の名前)くんの」と言うことができて、
「そうなの!いいねーー!」と言ってもらい、
笑顔でさよならできました。
共感はしてもらえることによる安心
大人からすると、
「たったこれだけ?」と思ってしまうようなことでも、あるとないとでは大きく違うみたいです。
たしかになんでもないやりとりですが、
こういった積み重ねで笑顔になれたり、前向きになって過ごせたりする。
結局、人が求めているものは成長しても大きく変わらない
大人にこれが「必要」かと問われると、答えは「不要ではない」とかでしょうか?(笑)
でも、そういった変化は気付いてくれるに越したことはないですし、
そういった一つひとつが
・見てくれている
・気にかけてくれている
につながったりもします。
信頼できる人から物を買う時代
近年、モノ・情報があふれている時代で、選択肢が多すぎて選ぶことが難しくなっている時代でもあります。
信頼できる人から物を買う時代ですし、信頼している人がおすすめしているものを買うことからもわかるとおり、
何かをアウトプットしたり伝えたりするときに、
・その内容がよいことはもちろんですが、
・「信頼されているか」も重要なファクターになっています。
相手にとって「信頼できる人」になれているか
人の育成にかかわっていくのであれば、「信頼を得ること」はもはやなくてはならないスキルだと言えます。
信頼を得るためには、
相手が出した成果・プロセスだけでなく、
・「結果が伴わない行動」や「目には見えない意識(やろうとしたこと)」にどれだけ目を向け、そのことを承認する(相手に伝えることまで含めて)ことができるか。に大きく左右されると言っても過言ではないと感じます。
そんなことを考えると、
言語能力が発達していない乳幼児との関わりは、その感度を高めるトレーニングをさせてもらっている。と感じます。
※息子には、「そういうときは、こんな風に伝えるといいよ~」という助言をするときもあります!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!