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意味は「そこにある」んじゃなくて自分で見出すもの

私は、2015年に新卒でNPO法人に入職し、ボランティアの大学生と青少年向けのいろんな事業・サービスを作りながら、ボランティアの大学生自身の成長に関わる仕事を8年以上してきています。

今日は、「意味は「そこにある」んじゃなくて自分で見出すもの」というテーマです。例に漏れず、タイトルで結論を言ってしまったため、ここが今日のパンチラインになりそうですが、よければお付き合いください。


今日も今日とて、学生たちとのMTGでのやりとりからお届けです。
#なんだかんだで毎日いろいろある

テーマとしては、「ジョブ・クラフティング」の話とも近いかな~と思っています。

ジョブ・クラフティングとは?
従業員が仕事に対する認知や行動を自ら主体的に修正していくことで、退屈な作業や“やらされ感”のある仕事を“やりがいのあるもの”へと変容させる手法

これを考えていく上で大切なこととしては、学生たちのこれまでの環境についてです。教育現場でのそれぞれの先生方の創意工夫のある実践も増えていますが、やはりどこか「やらされ感」でやってきた学生も少なくないです。

彼らにとっては、認知的能力の獲得(勉強して暗記する、解き方をマスターする)はしているものの、学ぶことへの意味づけがうまくなされていないことが多いと感じます。

受験は人生の最終ゴール(目的)ではなく、通過点(目標)ですし、言ってしまえば手段です。

長い人生における短期スパンで設定されている意味づけとも言えますし、とても自分発信とは言えません。

「どこの進学先を選ぶか?」は考えていると思いますが、「そもそも進学するのか?」は考えていない、もっというと「決まっていた」がほとんどじゃないかなと思います。

その上でですが、何かに取り組んだり、挑戦したりすることの「意味」って、「あるかないか」という話でもなければ、「あなたにとってこういう意味があるでしょう!」他者に意味づけをしてもらうものでもないです。

「意味がある」とか「意味がない」って、客観的なものではなく、「主観的なもの」であって、意味はそこに「あるかないか」ではなく、自ら見出すことにより価値を感じるものです。

ジョブ・クラフティングの中でも、「認知クラフティング」という概念があり、それにあたります。

どうすれば認知クラフティングできるか、でいうと、いくつかありますが、一つは問いかけることです。

「そのことがあなたの将来にとってどんな風に役に立ちそうですか?」ということでもあり、「やってよかった」と思った理由を問うこともできそうです。

もう一つは、「●●という経験が、こういうことに役に立つかもしれないですね」というようなアプローチも可能です。

要するに、経験学習サイクルでの「ふりかえり(具体的省察)」も並行して、「経験から抽出できる学びはどんなものがあるか」という話題から、将来・未来とのつながり、とすることもできるかもしれません。


現場からは以上です!

今日も皆さんにとって、すてきな1日になりますように。


「Z世代とのチームづくり」とは?

これは、私が働く大学生主体のNPO法人にて、大学生とともに事業実施をする中で感じたことや気付いたこと、またチームで活動する中での気づきや学びを共有したり、チームとしていま直面している課題やこれからについて共有したりしながら、ジブン自身も、読んでくださっている皆さんにとっても、チームづくり・コミュニティーづくりについて学びを深めていけたらと考えています。

私が働くNPOではたくさんの大学生が活動しています。学年もバラバラで、入りたての1年生の子もいれば今年が最後の1年!ということで意気込む4年生の子までいます。

世の中にはあまりない、4年ですべての人が入れ替わるという不思議な組織でもあって、「学生(先輩)が学生(後輩)を育てる」という文化を継承しながらやってきている組織でもあります。

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おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!