タイムスリップはお薬手帳

 今回は創作ではないです。これエッセイなのかな。私にたらたら話かけられてるな〜と思いながら読んでください。こういうのなんていうんですか〜〜。

虚偽「着いたよ」をやめたい


 私は誰かと遊びに行く時の待ち合わせがあまり上手くありません。というのも集合時間より15分から60分くらい早く着いてしまうことが多いからです。

 相手に「着いたよ」と連絡してしまうと、圧をかけているのと張り切ってる感が出てしまって申し訳ないし、やや恥ずかしいので、ちょうどいい時間につけるようになりたいです。
 人によっては集合時間の5分、10分前になるのを待ってから「着いたよ」と連絡をします。これが虚偽「着いたよ」です。こんなところで小さな嘘を積み重ねて生きていきたくないのに〜とは思っています。すみません。
 でも、稽古や授業は大体2分から10分前に着くことが多いです。たぶんちょうどいい。

 この差はなんだろう。
 
 ・一番よく目にする部屋の時計を5分早めてあること。

 ・遊びに行くときは比較的長めの電車での移動が伴うため、遅延など何かあった時が心配なのでそもそも早く着く電車を選択しているところ。

 ・本来の家を出るべき時間より10分ほど早く設定してしまうところ。支度で手こずるだろうと見越してそうしているが、意外とすんなり支度ができる日が多い。

 この3点が大きな要因でしょう。いよいよここまで書くと、遅刻=絶対的悪っていう考え方の人みたいですね。全然そんなことないので私と出かけてくれる方、安心して遅刻してください。私もたまーにものすごい遅刻しますので。持ちつ持たれつ。

タイムスリップはお薬手帳

 この日は一人で観劇する予定があって、慌てて家を出たわりには開場まで40分くらい早く着いてしまったんですよね。大体こういう時って劇場のあるまちとしてその辺を散歩するのですが、この日は疲れていたので一旦会場まで行ってみてから駅に戻ってきて、スタバで休憩してたんですね。普段はそんなにスタバへは行かないんですけど、なぜかこの日のあのスタバは魅力的に感じたので。
 席に着くじゃないですか、何か読みたいじゃないですか。今日はたまたま本は持ち合わせてなくて、でも、紙の質感を感じながらページをめくりたいじゃないですか。お薬手帳があるじゃないですか。読むじゃないですか。意外とおもしろかったんですよね。

 文字通り、自分の身体と向き合ってるな〜って感覚があって。

 お薬手帳のおかげでタイムスリップができるんですよね。
 
 処方されたお薬に対して「ああ、あの頃はそういえばこういう出来事があったから身体のこの辺を壊してたんだな。」っていう感じで。リアルタイムではない分、あの頃を俯瞰して見られて、意外と内省に繋がるんですよね。
 私は自分の身体のことを自分の身体だと思ってない時間がおそらく人より長く、気づいたら体調を崩していたりするので、お薬手帳は呼び戻してくれるアイテムとして今後も携帯しておこうかなと思いました。
 もうだめだーって思った時にお薬手帳を見たら、助けてくれそうだなとも思いました。機会があれば試してみますね。ないといいね。
 

とスタバの激甘の限定のチョコのやつを飲みながら思っていました。おしまい。

 お付き合いいただき、ありがとうございました。


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