文月浅葱

Twitterでは撮った写真に詩を載せたり思いついたことをつぶやいたり。noteは日々…

文月浅葱

Twitterでは撮った写真に詩を載せたり思いついたことをつぶやいたり。noteは日々の感じたことや、短編小説だったりを。ここでも思いついたことをつらつらと綴っていこうかと。

最近の記事

きっと大丈夫

焦らないで きっと大丈夫だから 日々を淡々と過ごしていこう

    • 明日という日

      明日は仕事初めというあなたに お正月休み明けで、ペースを取り戻すのが難しいかと思いますが、どうかあなたのペースで、心に余裕を持って過ごせますように。

      • 祈ることしかできないけれど

        当該地域の方も 当該地域以外のかたも どうか 少しでも早く 穏やかな時間を 迎えることができますように

        • 大晦日

          いよいよ今年も最後の1日となりました 今日という日が無事に終わりますように。 良いお年をお迎えください。

        きっと大丈夫

          7月に思うこと

           「親ガチャで言うとハズレを引かせてしまったわね。」 ランチタイムを過ぎても、まだ混雑している新宿の喫茶店で、ぽつりと母が言った。 何をどう答えて良いか分からず、目の前にあった珈琲を飲んだ。 とうに運ばれて時間が経った珈琲は、苦みだけが喉にまとわりつく。 「何も考えずに、結婚して、あなたを産んで、離婚して、お父さんと再婚して、あの頃のあなたには、ずいぶんと、ひどいことをしたと思って。」 と続けざまに言葉を投げかけた。 「まぁ、考えなしに行動するのは私も似たところは

          7月に思うこと

          不幸体質からの卒業

          物心がついた頃からずっと不幸だと思っていた。 家庭の事情、親の事業での借金、天性の男運の無さ。 それなりに幸せだった時も、もちろんある。 それでも、長くは続かない。 幸せでいると「本当は不幸の方が安心なんでしょ?だったらこっちの世界でいいじゃない?」と呼び戻される。 そんな事を繰り返し、それが当たり前だと思っていた。 干支が4周回って、もう「私の人生はこんなものか」と思ってたところで、その考えがひっくり返る出来事がこの夏に起きた。 このままじゃいけない、でもどうにもなら

          不幸体質からの卒業

          空中散歩

          ゆっくり動いているその乗り物に乗り込み、彼と隣合わせで腰掛けた。 係員の女性が「いってらっしゃいませ」と笑顔で送り出してくれる。 二人だけの狭い空間。一周15分の空中散歩が静かに始まった。 地上が少しずつ遠ざかっていく。私達は無言で外の景色ばかりを眺めていた。 11月ともなると夕方4時を過ぎるとすっかり日が暮れかけている。街にあかりが灯り始めて眼下に広がる高速道路の渋滞は、ヘッドライトとブレーキランプがひしめき合い、キラキラと輝きを増していた。 彼が少し上ずった声で「

          空中散歩

          いつかその日が来たら

          いちばん大切に想ってる人から「結婚しよう」って言われてらどんな気持ちなんだろう。 天にも昇る気持ちとか、夢見ごごちなんて言葉が当てはまるようなふわふわした気分になるのだろうか? 叶うはずの無い願いを、何度も思い浮かべては、しゃぼん玉のように一瞬で消えて行く。 あの日からそんなことを十年以上も思い続けている。 「文香、俺さ結婚しようと思うんだ」 日曜日の穏やかな日差しが降り注ぐ午前中、洗濯物を干す私に向かって海斗は何げなくそう言ってきたので、洗濯物を干す手が一瞬止まって

          いつかその日が来たら

          自己紹介

          はじめまして。 文月 浅葱と申します。 Twitteでは詩のようなものを書いたり、撮影した写真に文章をつけたりしています。 noteでは拙い短編小説を書いていく予定です。 ちょっと現実的な身近にありそうな、無さそうなそんな感じの内容になるかと思いますがよろしくお願いします。

          自己紹介