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HR業界出身者のキャリア形成を考える

皆さん、こんにちは 🙋🏻‍♀️ ポテンシャライトの阿部です!

企業さまの採用パートナーとして、HR領域に関わる様々な方とお話しさせていただくと、
「HR業界を経験して、将来的には ”人事” になろうかなと考えています」
「エージェントに長く在籍したので、次は ”人事” に転職しました!」というお声をよく聞きます。

※ HR業界 = 人材業界 とおっしゃる方も多いです。本ブログではHR業界と記載しています。

これは当社のみの見解ですが、HR業界にご在籍されている方の内、85%ほどの方が将来的には人事(採用担当含む)を目指しているのではないかと感じています。

しかし、エージェントや求人媒体など様々なポジションが存在するHR業界において、「人事以外の選択肢」は検討可能なのか…?個人にマッチしスキルや経験を伸ばしていけるようなポジションは無いのかと疑問を感じられる方も少なくないようです。

本ブログでは、2022年9月6日に開催したウェビナーの内容から「HR業界のキャリア」について分析、個人の志向性に合わせた選択肢を増やすことができれば…という考えで記載します!

👆 初登壇でとても緊張しました! 多くの方にご視聴いただけて嬉しいです。

さっそく始めましょう!

1. HR業界出身者が検討するキャリアパス7選

今回は、HR業界出身者が検討する下記の主要な7ポジション(職種)について、働いている方の特徴を中心に記載します。

 - 事業会社の人事
 - HRメディア系企業
 - HR Tech系企業
 - 人材紹介企業 = エージェント
 - 採用コンサル / RPO系企業
 - 人事 / 組織コンサル系企業
 - 別職種

▼ 事業会社の人事
事業会社における”人事”の職務内容は、採用関連業務 / 組織の定着率 / 組織開発 / 人事制度など多岐に渡ります。特にベンチャー / スタートアップ企業さまの”人事”となると労務周りの業務も担当することが多いです。

必須要件として、人材業界での経験が挙げられることが多く「HR領域」への理解が必要とされます。人事ポジションの業務内容については、本ブログ第3項にて詳しく記載します。

▼ HRメディア系企業

企業例…
 - リクナビ社
 - Wantedly社
 - Green社

HRメディア系企業さまは、「媒体の求人掲載数・売上金額」をKPIとして営業目標を設定していることがほとんどです。そのため働いている方の特徴として、営業部門として数値 / 売り上げに対する感覚が強い印象があります。また、”量” をこなす経験も積まれている方が多いです。

▼ HR Tech系企業

企業例…
 - HERP社
 - HRMOS社
 - HRBrain社
 - カオナビ社

HRTech系企業さまは、テクノロジーを用いて定性的になりがちな人材領域を効率化 / 可視化していくミッションを掲げていることが多いです。ご在籍されている方は、テックタッチな方が多く「定量的な数値分析」や「業務効率化」の観点が強い印象があります。

▼ 人材紹介企業 = エージェント

人材紹介企業(エージェント)さまにお勤めの方は、HR業界ポジションにおいて多くの人数を占めています。”人材紹介企業” といっても、大手企業から少数精鋭部隊まで非常に多様です。

人材紹介における”思想”を重んじている企業さま、利益 / 報酬として貢献をしている企業さまなど、専門領域も含めると完全に分類することは難しいと思います。
また、人材紹介事業においても、RA・CAといった企業側 / 求職者側の担当で分かれていたり…と個人のスキルをどの方向に伸ばしていくか、多様な選択肢の中から検討可能です。

▼ 採用コンサル / RPO系企業

企業例…
 - キャスター社
 - ポテンシャライト(当社)

採用コンサル系企業さまは、RPO(採用代行)といった業務をはじめ、企業さまの外部人事的な要素を持って仕事をすることが可能です。当社ですと、ダイレクトリクルーティングといったスカウト業務から採用広報の執筆まで業務内容が幅広いです。

▼ 人事 / 組織コンサル系企業

企業例…
 - リンクアンドモチベーション社
 - リクルートマネジメントソリューションズ社

HRTech系企業さまは、テクノロジーを用いて定性的になりがちな人材領域を効率化 / 可視化していくミッションを掲げていることが多いです。ご在籍されている方は、テックタッチな方が多く「定量的な数値分析」や「業務効率化」の観点が強い印象があります。

▼ 別職種

HR業界の多様なポジションにて実績を残された方は、全く異なった職種へ挑戦される方も少なからずいらっしゃいます。SaaS企業 事業開発や大手広告代理店 営業など、数値へのコミットや営業力を活かして新しいキャリアを築く方もいます。現在までのご経験が ”直結するか” と考えると足を踏み出しにくいかもしれません。しかし”営業力”など領域を超えたスキル感を個人の強みとする場合は、別職種でもご活躍可能だと考えています。

2. HR業界出身者のキャリアパス7選と特徴分析

前項では、7ポジションの特徴を紹介しました。次にそれぞれが「HR業界でどんなポジショニングなのか」分析していきます。

👆 7ポジションのHR業界におけるキャリアマッピング

▼ 7ポジションのキャリアマッピング

  • 縦軸:採用業務に関わるか / 関わらないか

  • 横軸:1社に集中しているか(専属か) / 複数社担当するか

上記のマッピングから特にお伝えしたいこととして
「人事の仕事領域」と「他ポジション」はカバーしている領域が大きく異なることです。
人事ポジションが、1社に集中して採用関連 ~ 非採用関連(組織周りなど)を行うのに対し、エージェントや他ポジションは、どこかに特化している面があります。
そのため、現在までのご経歴でも「個人の強み」とするスキル / 現在感じているやりがいが必ずしも ”人事” にマッチするかは、検討する必要があります。

3. ”人事”に求められるスキルの分解

これまで、事業会社の人事含め他ポジションにおいて、どんな特徴があり職務領域であるかを記載しました。本項では、とはいえ “人事” を目指す方が多いHR業界において「どんな方がスキル / 価値観としてマッチしているか」について、特に「価値観」にフォーカスして記載します。

人事 / 採用担当に求められるスキルについては、下記ブログをご参考ください!

👆 人事ポジションに向いている方の特徴と価値観をまとめました!

▼ 事業会社 ”人事” の特徴と価値観

  • 採用 / 組織観点ともに、1社に深くコミットする必要がある

  • そのため、組織に対する「帰属意識が高い」「尽くすタイプ」であることが重要

組織に対してコミットしていくポジションであるため、社内調整(日程 / 職務内容の調整など…)が多く発生します。社外の方とのコミュニケーションの方が気持ちがラクと感じる方は、時に人事というポジションが重荷になってしまうかもしれません…!

7ポジションから、特に人事について記載しましたが、それぞれのポジション(職種)において強み / 弱みや伸ばせるスキルは異なります。個人のキャリア形成を考える上で「自分にはどんな特徴があるか、マッチするか」を考えるとスッキリするかもしれません。

4. 最後に

いかがでしたでしょうか?
HR領域のキャリアとして、人事 / 採用担当ポジションよりも幅広い選択肢が考えられることをご認識いただくきっかけとなれば幸いです。

筆者は、ポテンシャライトにジョインして1年が経過したのですが、HR領域にご在籍の方は、人が好きで人に関わる仕事にやりがいを持っている方が本当に多いと感じます。HR業界にご在籍の皆さんが「個人のスキル  / 志向性」を最大限に活かしお仕事ができると非常に嬉しく思います。

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