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NYでのコロナウイルスによる影響日記26
クレジットカード不正利用による停止
もう見出しに書いたとおりなんだけど、朝起きたらクレジット会社から「あなたのカードに不正利用の痕跡を見つけたので一時停止してます」なるメールが来ていた。
記載されていた電話番号(24時間対応)に電話しようとしたらば「コレクトコールを使ってください」と書かれていた。ほーん。
コレクトコールっていうのはジョジョの第5部で康一くんがイタリアから日本に電話するときに使っていたやつだ。確か、このサービスのおかげで康一くんは無一文でも日本の人と国際通話をすることができたんだよな。要するに電話を受けた人が料金を負担するサービスだ。
それ以上のことは知らなかったので「コレクトコールの使い方」みたいなブログ記事をいくつか見て、試しにKDDIの提供している番号に電話してみると、ふつうに生身の人間が出た。自動音声じゃないんだ。
オペレーターさんに事情を話しながら「明治〜昭和の時代にあった交換手のサービスってこんな感じだったんやろな」と、令和の時節にこんなアナログっぽいことをしている自分に謎の感慨を覚えていた。
「じゃあつなぎま〜す。どうぞ」と言った1秒後にクレジット会社の窓口に切り替わった。とりあえず不正利用かどうかを確認するために怪しい取引を1つずつ教えてもらうのだけど「台湾で通貨の購入。100台湾ドル購入されています」から始まって金融取引が5〜6件ほど。身に覚えが無さすぎて笑ってしまった。
これらは無事に取り消し処理をしてくれることになったんだけど、カードは停止されてしまった。「おほほ、一時停止、おもろ」くらいの能天気さで構えていたので「不正利用が確定したのでカードは止めます」「再発行は日本国内宛にしかできません」と言われたときは、ビッグサイトでオタクに囲まれているコスプレイヤーのような困り顔になってしまった。
いや〜参った。なんせ私が他に持ってるのは、ゆうちょ銀行のデビットと、こっちで作ったCitiのデビットだけである。
とりあえずこいつをATMにブッ挿せば現ナマはニュルリと出てくるので現金決済の買い物とかは困らないのだけど、悩ましいのがサブスクリプションの支払い。
特に日本のサービスはクレジット決済オンリーが多くて、たとえVISAとかのロゴがついててもデビットだと利用できなかったりする。ロックダウンの日々を楽しく過ごすために欠かせない娯楽を失いかねない状況……ハードボイルドなマンガで話が進むにつれて仲間たちが1人ずつ死んでいくような無情さを感じた。
――かつて、仲間は全部で12人いた。
・Netflix
・クリップスタジオ for iPad(絵を描くソフト)
・Spotify
・evernote
・楽天マガジン
・Adobe CC
・Netflixで英会話
・Kindle Unlimited
・レアジョブ
・アメリカでの携帯
・日本の携帯(解約せずに残してある)
・note プレミアム会員
↓
○Netflix
○クリップスタジオ for iPad
○Spotify
○evernote
▲楽天マガジン
○Adobe CC
○Netflixで英会話
○Kindle Unlimited
▲レアジョブ
○アメリカでの携帯
×日本の携帯
×note プレミアム会員
日本の携帯会社とnoteはデビットを受け付けなかったので完全アウト。まあどっちも不要不急なので許容できる。
▲の楽天マガジンは、切替できたけどカードへのアクセスが無かったっぽい。つまり支払時期になって初めて楽天からアクセスがきて、やっぱダメでした〜みたいになる可能性がある。
同じく▲のレアジョブ。アメリカ留学しているのにフィリピンとオンラインで英会話をやってる状況は本当に神秘的だがそれは置いといて、こいつはゆうちょのデビットは受け付けなかったが、なぜかCitiは受け付けた。その奇妙さが心配なので▲とした。
完全に残ったのは8つ。こうしてみると、思ったより被害ないな。レアジョブ、楽天マガジンが止まるとかなり痛いけど……。
今回の顛末を愚痴っぽく大家さんに話したら「昨日、NYの友達が泣きながら電話してきて、20万円以上の現金とクレジットカードとパスポートとソーシャルセキュリティーナンバー(日本でいうマイナンバー的なカード)と運転免許証とグリーンカード全部盗まれたって」と言われて、あまりの気の毒さに逆に元気が出てしまった。
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