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NYでのコロナウイルスによる影響日記14

4/1(水)

日本政府がマスク2枚配るという仰天の策を発表し、日本中が唖然としている中、私はまたも買い出しに出かけていた。

するとアパートの隣でやっていたジャークチキン屋がシャッターを下ろしていた。ほぼ24時間営業でロックダウン後も1日も休まずやっていたので、驚いた。

ふと周りを見ると、飲食店はすべてシャッター。この界隈で営業を続けているのはチェーン店と、お手軽フレンチのお店、そしてタコス屋だけになった。

スーパーでジャガイモを買った。なんと「IDAHO POTATO」という品名で売られていた。自宅でフライドポテト。塩が足んねぇよ。笑い止まんねぇよ。

そのほか、カボチャも買った。パンプキンではなく「TROPICAL CALAVAZA」という品名だった。トロピカルは分かる、南国とかだ。でもCALAVAZAは…なんだかスペイン語のような感じ。辞書に載っていたのは「CALAVASH」だったので、英語だとそうなんだろう。意味はヒョウタン。南国ヒョウタンか…。まあカボチャは漢字だと「南瓜」なので合点はいく。

カボチャ、薄く切ってオリーブオイル・にんにく・ローズマリーでソテーすると異常に美味しくなる。友人が三鷹で経営していたピザ屋はランチのサラダバーでカボチャのローズマリー炒めを提供しており、それが病みつきになるほど強烈に美味だった。カボチャ中毒者になってしまったのは私だけではなかったらしく、いつも圧倒的なスピードで底を尽きており、ほどなくしてバーから姿を消した。

「やっぱし人気すぎて採算合わんかった?」と聞いたら「そうっす」と言っていた。「でも家でつくるの簡単っすよ」と言ってやり方を教えてくれたのだ。

南国ヒョウタンで調理してみると、これは私が知っているカボチャの味では無かった。日本のカボチャって、ほっこり甘いというか、ふわっと広がるような柔らかい甘さじゃないですか。ではなくて、もっと果実寄りのみずみずしい甘さで、さらに酸味も感じられるという、まさに「TROPICAL」っていうだけある味だった。見た目は完全にカボチャなので、これは驚いた。しかし美味しいのは美味しい。

あと、描いたマンガがけっこう伸びて嬉しかった。

4/2(木)

昨晩、フライドポテトや南国ヒョウタン、鶏肉で飲んでしまった。なぜか気分が良くなってビールをお代わりし、Spotifyをループ再生しながら寝落ちしてしまったので眠りが浅かったらしく、とっても眠たい。我慢できずに昼寝してしまった。

起きたら夕方になっており、ひどく後悔した。

夜はナポリタンをつくったり、テディ・ライリーという往年のスター歌手が配信ライブをやるというので観たりしていた。来日直前だったそうなので、日本のファンは嬉しかろう。

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