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こもごも/傾聴と本質


草木に嘘はない
生存戦略
そのままだ

そうしてかんがえてみれば
にんげんだって
そのままだ

うそいつわりそれそのものもまた
選び抜かれた生存戦略にほかならない


傾聴が好きだ、と、
あるするどく人をみる人に話したら
あなたは本当は他人の話なんて聴きたくないのだと言われた

直後は
その言に違和感あるも説明出来ず
そうなのか?と訝しんでいた

本当は好きではないのかもしれないという目線で
自分を眺めて月日が経過

わかったのは
私は常にひとの本質を感知したい
それにしか興味がないとも言える
傾聴の何が好きかと問われれば
当初から変わらない
聴いていくうちに起こるカタルシスが好きなのだ
寄り添いたいなどとは全く思わないし出来もしない
興味はあるが共感はない
その外殻をなすおしゃべりの、その内容には意味を得ていない
その事柄、事「殻」を外したその中その果てに
話し手自身が何かを見つける瞬間がくる
それをみるのが面白く嬉しいというだけ

傾聴とは
私にとって
外殻を外す手伝いとなるツール

だから
かの人のいうことは
半分あたり、半分はずれ


そんなことを考えながら歩いたら
両足を蚊にくわれていた


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