見出し画像

クリスマスプレゼントの中の人などいない説

メリークリスマス! って、メリーって誰よ?

「メリークリスマス」の「メリー」とは。マサチューセッツ州スターリンにメリー・エリザベス・ソーヤー(Mary Elizabeth Sawyer)という少女が住んでいました。少女はとある生き物をペットとして飼育していました。ある日、彼女が学校にその生き物を連れて行ったところ、みんな大喜びでメリーさんのペットは人気者になりました。そしてジョン・ルールストンという学生が彼女に三つの詩節からなる詩を贈りました。メリーさんが育てていたペットは羊。そうです。その詩が「メリーさんのひつじ」の原型であると言われています。ちなみに発明王トーマス・エジソンが世界で初めて蓄音機で録音した音楽です。

というわけでメリークリスマスのメリーとは「楽しい」という意味を持ちます。「楽しいクリスマスを過ごしてね!」と明るい挨拶をかわす感じでちょっと古臭い表現です。メリーさんのひつじなんて関係ありませんよ? 何言ってんの。

ハイ! こちらは『大學奇譚 葉落々の準備室』です!

私、月見葉落々がクリスマスをばっちりご案内します!

今回は『大學奇譚CASE1』登場人物たちのとあるクリスマスの一コマを紹介します!

ユカ「みなさん、メリークリスマスです!」

布留「ハッピーホリデー」

玖透巴「はい、ハッピーホリデーハッピーホリデー。で、メリークリスマス!」

ユカ「クリスマスってなんか明るい気持ちになりますよね」

布留「論文の提出締切やら年内に片づけなければならない仕事やら忙しい時期だしな」

玖透巴「なぜか25日を過ぎるとケーキの半額セールが始まる特異点でもあるしね」

ユカ「そうなんですかー。では、早速私たちもプレゼント交換といきましょう!」

布留「うむ。クリスマスシーズンに適した贈り物を用意したぞ」

玖透巴「あきらかに酒瓶ね、それ。私はこれよ。じゃん!」

布留「くすちゃんが用意したプレゼント、とびきり大きいモノだな!」

ユカ「ほんと、大きいプレゼントですね! 等身大のクマさんぬいぐるみみたい!

玖透巴「それいい線いってるわよー」

布留「……なんか、それ、動いていないか?

ユカ「ごそごそ動いてますね」

玖透巴「気にしない気にしない。さあ、早く交換しましょ! 身体に支障が出る前に」

ユカ・布留「『玖透巴さんのは』『くすちゃんのは』当たりませんように……!」

玖透巴「では、ミュージックスタート!」

布留「待て。清太郎くんはどうした?」

ユカ「そういえば姿が見えませんね。清太郎さんのプレゼント楽しみにしていたのに」

プレゼント「もご、もご

布留「待て待て。その巨大プレゼント、何か喋っていないか?」

ユカ「……!」

玖透巴「まあまあ、とっとと交換しちゃいましょうよ!」

プレゼント「もご、もご……!」

ユカ「ほんとうに、これもらっちゃっていいんですよね」

布留「ユカくん。目が据わってるぞ」

玖透巴「ユカちゃんって、たまに目がキマるよね」

ユカ「私、これ、もらっちゃいますね」

ずるずるとプレゼント袋を自室へ引きずるユカ。もぞもぞ暴れるプレゼント袋。それを無言で見つめる玖透巴と布留。清太郎はいずこへ?

『大學奇譚 葉落々の準備室』今日はこの辺で!

葉落々の話を楽しく読めたって人はぜひぜひ『スキ♡』ボタンのクリック、ブログ記事のシェア、そしてnoteのフォローよろしくお願いします!

ご意見、ご感想ありましたらX(旧twitter)『#大學奇譚』『#月見葉落々』で一言コメントよろしくお願いします! 葉落々でした。またね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?