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アイドルグループ『十二☆姉妹』絶対的センター、ネノトキユカ参上!!

ハイ! こちらは『大學奇譚 葉落々の準備室』です! 
私、月見葉落々がばっちりご案内します!

 突然ですが質問! あなたにとってアイドルと言ったら誰を思い浮かべますか? 私? 私のアイドルはやっぱりマリリン! あの印象的なメイクと衝動そのものの生き様が最高にクール!
 今回の準備室はノベルゲーム『大學奇譚』より登場人物紹介回です! 『大學奇譚』のアイドルことCASE1メインヒロイン役、子ノ刻ユカちゃんです!

 絶賛売り出し中のアイドルグループ『十二⭐︎姉妹』!
 十二支をコンセプトにした超個性派揃いの十二人のアイドルたちがステージ狭しと跳梁跋扈! 魑魅魍魎も尻尾を巻いて逃げ出す勢いのメンバーたちの中で、群鶏一鶴のごとくに一際眩い光を放つ絶対的センター! その名も──。
 ってなるはずだった笑顔がお人形さんのような可愛い女の子、子ノ刻ユカ。


子ノ刻ユカ

子ノ刻ユカ(ネノトキユカ)
CV: 福知茉美(フクチマミ)
21歳
身長157㎝
現在芸能活動休止中

 ある夜のこと。子ノ刻ユカは歓楽街で酒に酔った男に絡まれているところを三島清太郎に助けられます。物語の主人公とヒロインの出会いとしては羨ましいくらいに理想的で、そして申し分ないほどに王道です。
 でも、それは偶然がもたらした運命の出逢いなのか。はたまた巧妙に仕組まれた遭遇か、計算し尽くされた邂逅なのか。
 その答えはユカ自身が見つけることになります。

子ノ刻ユカ

 ユカはアイドルです。言わば人に見られることでその存在が成立する偶像です。だがしかし、逆を言えば誰にも見られなければ存在しないに等しい虚像でもあります。
 存在するためには、人に見られなければならないから。だから、ユカはアイドルでした。
 人はアイドルに自らの理想を求めるもの。ユカは人に見られ続け、人に理想の偶像を与え続け、それこそが自分が存在する意味だと、『子ノ刻ユカ』の存在理由なのだと思うようになりました。

 ま、私の勝手なプロファイリングだけどね。
 テレビの中の子ノ刻ユカって子を見てると、誰かに見られるための姿しかそこに立ってなくて、まるで嘘を暴いて映し出す魔法の鏡みたいな子だなって思ったわけよ。
 どこかの誰かの理想の偶像を映し続ける歪な鏡。それが本当の姿だろうと、嘘をついてまで望んだ姿だろうと、そこには子ノ刻ユカが立っている。
 ユカは自分をどう見ていたんだろう。鏡に鏡を映したらどうなっちゃうか。わかるよね?

 ユカは自分が何者なのかわからなくなり、アイドルであり続けることをやめました。誰にも見られない自分を作り出すために悩み、迷い、探し、たどり着いた先が三島清太郎という自分を見てくれる存在でした。

 観察者の私、葉落々のアイドルである孤高のロックンロール哲学者マリリン・マンソンはこう言った。

「ロックスターのように振る舞えば、ロックスターのように扱われるよ」

 ユカはアイドルのように振る舞ったから、アイドルのように扱われたわけよ。
 清太郎くんの前でアイドルをやめようと素の自分を探すユカ。清太郎くんはユカに何を見たんだろうね。鏡か。偶像か。単なるアイコンか。一人の女性か。

 一つの物語が終わるためには、それが始まる必要があります。主人公とヒロインの出会いが物語の始まりだとしたら、物語を終わらせるために彼らがすべきこととは。それはゲーム本編のお楽しみ!

 『大學奇譚 葉落々の準備室』今日はこの辺で!
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