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世代の業。産むなと命じたのはおじさん

世代、世代の業があるんやね。
私の周りの年上の人らは、若年の非婚化を過激フェミニストや暴言主婦のせいと言うけど
まあそれもありそうって思うけど、
自分の記憶を辿れば、結婚と出産を「労働からの逃げ」として悪しざまに言ってきたのは圧倒的に高齢男性だった。しかも就職不況だったので、その考えに従わないと就職出来ないという恐怖があった。
採用の実権を握っているのは高齢男性なのだから。

今思えば、報われないけど逃げる事も出来ない中小企業サラリーマンの当てつけだったのだと思う。
そういう他責ジジイだから、報われないんだよとも言える。
その時点では高齢とは言えないけど、アラサーくらいの男性からも、よくそういう当てつけを聞いた。リーマンショックを経験しなかった分、穏やかで安定してるけど、だからこそ陰鬱な毎日だったとしても、思い切って動く事が出来ないのだろう。
そういう愚痴を聞かされるくらい、気を許してもらっていたのだと思うけど、私はつらかった。

こういう、年長の世代から年少の世代への呪いというのがある。
私達は、世代間格差という点で圧倒的に被害者だけど、更に年少の世代に対しては、横並びで存在価値を競い削り合うカルチャーを伝えてしまっているという点で加害者だと思う。

なんていうか、そういう業に向き合わないと、私達の世代も幸せになれない気がしていて、
他責ジジイがきっと今も報われてないに違いなくて、年少世代よりも圧倒的に恵まれているにも関わらず、本人らは不幸を感じているに違いなくて、
そういう感じに私達もなっていくんだと思う。

無理だったとしても、どっかで呪いを切りたい。人を助けたいとか、意識を変えたいと言う前に、元凶である自分を変えたい。

どうすればいいかわからないけど。

多分、内的世界を表現し続ける事に、なにか道があるような気がするけど‥



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