無題

わたしの目指すライターって

ある書籍に掲載予定の原稿のリライトをしている。
2回目のリライトだから、
リライトした原稿にさらに朱が入り、
リライトのリライトである。

原稿は推敲を重ね、毎回、これがベストです!
という気持ちで提出しているので
「リライト」といわれると、自分の全人格、
存在そのものを否定されているような気になるのだけど、
それって私だけなのだろうか。

でも今回に限ってはこれだ!これこそ私のベストだ!
っていう気持ちにはなれていないので
リライトが入って当然であり(そこがちょっと救いでもあるのだけど)、
それでもやっぱり気が滅入るし、腹が立つ。
私ってライターとしての才能がないんだなって落ち込む。

で、

例えば、
締切がどうしても守れないライターさんがいるとして。


次こそは、次こそは!と言って、
締切に原稿を提出できたためしのないライターさんがいたとして
毎回毎回締切を大幅に過ぎ、まわりにものすごい迷惑をかけ、
不快な気分にさせるものの、上がってきた原稿は、
「あぁ、すごいな」って唸るくらい
読者を惹きつける確かなものが書けるライターさんと。

締切はきっちり守る。
守るんだけど、上がってきた原稿はちょっといまいちで
修正をお願いしなきゃいけない原稿を書くライターさんと。

編集の人はどっちがいいんだろうなぁ。
ライターとしてはどちらがいいんだろなぁなどと、つらつら考える。

もし私が編集者なら…。













どっちも嫌だな。









私なら、
締切をきっちり守り(何なら数日早めに提出するくらい)
かつ、
想像の180%上をいくくらいの
素晴らしい原稿を書くライターさんがいいな。

そこを目指したいな。
と思いつつ…リライトを頑張ります。

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何だかこの文章を書いていたら、
これって、そんな落ち込むほどのことかな、
朱入れをただそのまま受け取って、
ただそのままリライトすればいいんじゃないと
いう気になってきた。

朱入れされたぐらいで、いちいち落ち込むの、おかしいなって。
自分はまだまだ発展途上のライターなんだから、
さっさとリライトしてより良い文章目指せばいいんだなって
思いました今。

何様のつもりだったんだろう、わたし。

というわけで、自分の驕りに気付いたので、
さっさとリライトします。

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