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子どものころは、誰かが何とかしてくれないかなぁって待っている人生だった。アイドルに憧れたとしても、自分からオーディションに行くわけでもなく、誰かが私の魅力に気付いてデビューさせてくれないかなぁとか、好きな人ができても告白するでもなく、いつかあっちから告白してくれないかなぁとか、そんな感じのただひたすら待つ、受け身の人生。

そんな大げさなことではなく、例えばA子ちゃんとBちゃんが一緒に遊んでて羨ましくて私も一緒に遊びたいと思っても、「自分から遊ぼう」というのではなく、誘われるのを待ち、そして誘われないと、何で誘ってくれないんだろう?と一人で憤る、みたいな。

大人になりにつれ、待ってても誰も何もしてくれないんだって気が付いてから、ようやく自分からアクションを起こすようになった。たぶん妹が死んで、人生の時間は有限だって思い知ったせいもあるのかもしれない。

それで、自分から動くとその方がよっぽど早く自分のやりたいことができるって分かった。待たなくていい、自分から行けばいいっていう、そんな当たり前のことに何でずっと気が付かずにいたんだろう。

取りに行く人生。欲しいものは自分から取りに行く人生。待つなんて時間の無駄。ときどき「なんで飲み会誘ってくれないんですかぁ」なんて言ってる人を見ると、あーあと思う。待っててもそんなときは来ないのだよ。行きたいなら自分から誘いなよと。ま、単なる社交辞令かもしれないけれど、それを言うなら、「今度飲みに行きましょう」って言う方がよっぽどマシだなって。

これからも、欲しいものどんどん自分から取りに行く。欲張りに生きたい。

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