見出し画像

【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」② 豊富町役場建設課・能登屋さん~新たな課題を見つけ仕掛ける。信念は「すべては豊富町のブランディングのため」~

画像4

「この人、エーゾ!」企画第2回!
組織のなかで、マチのなかで、もがきがらも新たなチャレンジをしているひとを紹介します。
第1回は利尻町佐藤さん。今回は豊富町能登屋さんです!

■能登屋 将宏:豊富町建設課課長。1996年豊富町役場入庁。1975年豊富町出身。趣味は写真撮影、豊富牛乳を飲む事。

豊富町で生まれ育つ、「色々な部署経験しながらやってみたい仕事を見つけよう」と役場に就職 

 豊富町は稚内市から約1時間ほど車で南下した日本海側に位置し、酪農や観光が盛んで、人口は約3800人、乳牛は1万4000頭を超える町です。利尻礼文サロベツ国立公園の一部である雄大なサロベツ原野が広がる自然あふれる豊富町で能登屋さんは、生まれ育ち、稚内市の高校を経て、地元豊富町役場に入庁しました。「地元に残りたいという思いが強かったが、当時はっきりやりたいことは見えていなかった。役場は安定しているし、色々な部署があるから経験を積みながら自分のやってみたい部署や仕事を見つけて働ければいいな」と思い役場職員になったと言います。 

 役場に入ってからは、農林水産課、財政課、北海道庁派遣、国保病院管理係などを経て、ついに”自分のやってみたい部署や仕事”を見つけることができました。総務課地域振興係が、それでしたが気づいたのはつい最近だったと言います(笑)

画像3

牛たちと利尻富士(撮影:能登屋さん)

豊富町でもふるさと納税を!でも”そもそもふるさと納税とは?”仕組みもやり方もすべて勉強することから始まり本当に大変

 2008年から全国で始まったふるさと納税制度。当時、総務課地域振興室長で、豊富町としても取り組んだ方がいいと思っておりました。ふるさと納税制度は当然ニュースなどで知っていました、当時は現在のようにほとんどの自治体がやるという雰囲気ではなく、トライアルのように”やってみよう”という市区町村は出てきている感じでした。「地元を知ってもらって、寄付をいただいて、返礼品を差し上げるというシンプルに魅力がある制度。役場の仕事は基本、収入にならない仕事が多いが、マネタイズできるというのは今までない画期的な制度だなと思いました」と当時を振り返ります。

 そこからが大変でした。2~3年目の職員2人と能登屋さんでふるさと納税制度の仕組みを勉強し、返礼品の選定、予算を組み、夜遅くまで作業することもありました。
「田舎の豊富町でもどんどんふるさと納税をやって魅力があれば、寄付金も増えるし、返礼品により経済効果もあり、いい方向に転がっていくのでないかなと思った。作業に没頭する毎日で大変だったけれど、係に異動後3カ月でスタート出来て安心した」と話します。返礼品には地元豊富産牛乳の加工品、ジンギスカン、豊富温泉濃縮水など充実したラインナップになりました。

続きをみるには

残り 2,369字 / 2画像
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

北海道を少しでも盛り上げていければと思ってます!ぜひとも応援をお願いします!!よければメンバーシップから団員登録もお願いします🐻