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手描き復活。 2021.3.17

ずっと気になっていた。PCを触り始めてもう何年になるだろう?いつのまにやら作文は、ペンと原稿用紙ではなくて、キーボードとモニターの作業になってしまった。筆と和紙が、万年筆と洋紙に変わったような、いわゆる道具の変遷とは少し違う。いや、だいぶ違う。

決定的に異なるのは、一部の脳の不活性だ。端的に言えば漢字を忘れる。これはもうおぞましいばかり。教員などをやっていると、板書の機会が少なからずあるが、ボードに向かったまま手が止まる。かつては、反射的に手が動いていたが、動かない。改めて部首と旁(つくり)がきちんと思い出せない。由々しき事態。爾来、なんとかせねばと考え始めた。
企画の段階は、紙とペンに戻すか。いや、いっそ書道を始めようか。しかし、どれも合理性に欠ける気がしていたそんな時、タブレットと専用ペンで作った企画書を見る機会があった。閃いた。デジタルで忘れた漢字を、デジタルで取り返す。ピンと来た。手描きがまさかのデジタルで復活する痛快。スッとした。いや、それはマスターしてから言えることか。

手描き復活02

届いてすぐにやってみた。ふむふむ。なるほどいい感じ。