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Nikon Z 7II + 24-200mmという万能かつ最強の組み合わせ。

こんにちは。
建築写真や都市写真を撮っております、
フォトグラファーのゴトウ リョウスケです。

この度、雑誌GENICさんNikonさんにお声がけをいただきまして、
カメラボディ「Z 7II」
Zレンズ2本
「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」
「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」
をお借りしたので、使ってみて感じたことを書き綴りたいと思います。

Nikon Z7II

Z 7II + NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

まずはじめにNikonさんのミラーレスラインナップを紹介をしておきたい。
Nikonさんは現在7種類のミラーレスカメラを展開しており、
APS-Cサイズカメラが「Zfc」「Z50」「Z30」の3種類、
フルサイズカメラが「Z5」「Z6II」「Z7II」「Z9」の4種類となっている。

ちなみに僕は、レトロな見た目が特徴的なAPS-Cカメラ「Nikon Z fc」を愛用している。カメラとの出会いは下記のnoteを是非。

そして今回お借りした「Z7II」はNikonのフルサイズミラーレス。
フルサイズカメラの中で「Z5」をのエントリー機「Z9」を最高峰のフラッグシップ機と考えると、「Z6II」「Z7II」はちょうどその中間の位置づけと言えるかもしれない。
そしてその中でも、高感度かつオールラウンダーの「Z6II」高画素かつAF性能最強の「Z7II」といった棲み分けがされているのかなと思う。

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

撮影のため伊勢志摩&名古屋へ

そして今回は「Z7II」と一緒にお借りしたレンズ「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」を主に使って色々と撮影をしてみた。
このレンズの面白いところは24mmというかなり広角な範囲から200mmという望遠の範囲まで約8.3倍の範囲をカバーできる万能さだ。

これ一本カメラにつけておけば、とりあえず何でも撮れるといっていい。

おまけにVR機構付き&このサイズ感にしてはかなり軽いのも、歩き回りながらバシバシ撮っていくスタイルの人間にとってはめちゃめちゃありがたい。

ニコンのVR(Vibration Reduction:手ブレ補正)機構は、レンズ内のセンサーがカメラのブレを検出し、ブレを打ち消す方向に光学系の一部を駆動して画像のブレを軽減します。

Nikon 公式HPの製品情報より

作例

まずは名古屋のモード学園スパイラルタワーズを3段階の倍率で。

倍率:24mm
倍率:60mm
倍率:130mm

すべて同じ場所から見上げて撮影しており、24-200mmという守備範囲の広さがわかりやすい3枚になっている。
引きで建物全体を撮っても良し、建物のファサードをギリギリまで寄って撮るのも良しという最強レンズ。

伊勢神宮前のおはらい町。はためく唐揚げ旗。
桶でキンキンに冷やされていた伊勢志摩サイダー。
名古屋城と天高く飛び立つカラス。

そして望遠レンズ特有の圧縮効果も感じられるし、物撮りした時のボケ感もちゃんと出せる。動きのあるものへのオートフォーカスも優秀過ぎた。

魅力

Z 7II + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z7IIは画質の良さが最強なのとオートフォーカスが優秀すぎるので殆どの人はこのカメラさえあれば満足できるはず。Z6IIとの違いはまだわかっていないのでいつか機会があれば触れてみたいなと思う。
そしてNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRは広角から望遠までの守備範囲の広さとその割に軽量なのが相まって万能レンズといえる。

なので、Z7II + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRの一式さえ持っていけば、旅に出て撮りたいと思った画は全て撮って帰って来れる、そんな信頼感を得られるカメラとレンズの組み合わせだなと感じた。

持論「自分にとってのカメラって?」

APS-Cカメラ Zfc

実は本当のところを言うと、今回フルサイズカメラのZ7IIを使わせていただいて様々な魅力を感じた一方で、愛用のZfcの魅力を再確認することができた。

カメラに詳しい方々の中で、「フルサイズカメラかAPS-Cカメラか」といった論争をよく目にする。
もちろん一般的に言ったらフルサイズカメラで撮ったほうが間違いなく"良い写真"が撮れるのかもしれない。

でも自分は違うかもしれない。そうZ7IIを使っていて思った。

僕は都市や建物を歩きながらのスナップが多く、個人的には取り回しのしやすさが何よりも大切なポイントだと思っている。
そして設定やボケ感に頼りすぎずにテンポよく写真を撮っていく感覚が大好きだった。

Zfcで撮ったスナップ。

Z7IIはフルサイズかつどうしても高性能なのでAPS-Cのカメラと比べてしまうと重く感じるし、色々設定をいじったりと「純粋に写真を撮ること」以上に考えることが増えてくる。そしてせっかくなら画質良く残したいと思うとデータもどんどん大きくなる。
もちろんそれができることがフルサイズカメラの良いところだし、今回のZ7IIのような高性能機の良さだということは理解している。

だからこそ、僕みたいな人間にはフルサイズのカメラよりZfcのようなAPS-Cのカメラが合っているのかもしれないなと思った。
そして何よりもZfcの見た目が気に入っているのでこれからもZfcをつかって自分にとって"良い写真"を撮り続けていけたらなと思う。

そんなことを言いつつも、フルサイズカメラのZ7IIでキカガクケンチクをかなり撮り貯められたことは満足しているし、お借りしたZ7IIを返却するあと1週間くらいはギリギリまで作品撮りを楽しもうと思っている、というちゃっかりぶりをきちんと発揮しているし、レンズに関してはZレンズなので愛用のZfc用に購入してもいいかな、などと思い始めている。

執筆中の頭の中

今回貴重な機会をいただいたGENICさんとNikonさんに感謝申し上げます。
GENICさんのZfc企画に僕が参加させていただいた時の記事や
Nikon Z 7IIの製品情報も是非チェックしてみてください。

ゴトウ リョウスケ | GOTO Ryosuke
2000年、神奈川県生まれ。
大学在学中にフリーランスのフォトグラファーとして活動を始め、建築を中心に大都市を舞台にした写真を撮影。
2023年3月には、建築物の幾何学的な模様に注目した個展「#キカガクケンチク展」を吉祥寺で開催。
その他デザイナーやZINEクリエイターとしても活動中。
2023年4月〜大手ゼネコンに就職。
Instagram:https://www.instagram.com/ezlo_00

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