![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48158816/rectangle_large_type_2_ab42908bcab70bf09a8f33c4f7f3d198.png?width=1200)
YOASOBIチームに学ぶ、ファンエンゲージメントを最大化するライブ戦略
ようこそ!
次世代ライブハウスを創りたい、いーじーです。
今回はずっとやりたかった、音楽マーケティングにまつわる考察を書いてみたいと思います。
初回のテーマは、「ファンエンゲージメントを最大化するライブ戦略」です。
2/14に行われたYOASOBIさんの初ライブ『KEEP OUT THEATER』を例に、YOASOBIチームがどんな仕掛けをして、ファンを拡大・強化していったのか、一緒に見ていきましょう。
情報解禁前
そもそもこのYOASOBI初ライブプロジェクトは、いつ頃から始動していたのでしょうか。
その答えは、Ayaseさんのライブ当日のツイートにありました。
昔からライブの日の朝って独特の匂いがする。緊張と楽しみと、今日この日のために約半年かけて準備してきた全てを出し切ります。YOASOBI初ライブ、まだ迷ってるよって人は僕が全責任を持つので見てほしい。
— Ayase (@Ayase_0404) February 14, 2021
開催日が2/14でしたので、2020年の8月頃からスタートしていた計算になります。
ちょうどその頃、スタッフアカウントでこんなツイートがありました。
「あの夢をなぞって」900万回再生突破!ありがとうございます🎆
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) August 18, 2020
先日、YOASOBIのライブがこの曲から始まるという夢を見ました。笑 予知なのでしょうか…?https://t.co/6zjxuVWWKD pic.twitter.com/LEDAjNx770
もしかしたらこの時には、プロジェクトが始動していたのかもしれませんね。
では早速、8月頃~情報解禁前までの動向を見ていきましょう。
大きく2つの視点があるかと思っています。
<ライブ情報解禁前の施策>
① とにかく知って・聴いてもらう
② 紅白歌合戦出場
① とにかく知って・聴いてもらう
これは言うまでもなく当たり前のことなんですが、でもその当たり前を愚直に正しくできているところが、YOASOBIチームの凄さです。
ライブありきではなく、まずはちゃんと自分達のことを知ってもらって、聴いてもらって、それからライブに来ていただく。
そのストーリーが描けているからこそ、1つ1つのリリース施策が巡り巡ってライブに返ってきます。
今回は本筋から少し逸れるため具体的な事例紹介まではしませんが、コンスタントなコンテンツ発信、そして株式会社arne・松島さんの記事にあるように、明確なCTAと優れたUGC戦略によって、着実にファンを拡大しています。
--------------------------------------------------------------------------------------
<参考>
■ YOASOBIのSpotify Monthly Listeners推移+主なニュース
新しい情報を継続的に投下して話題を作り続けた結果、4ヶ月でリスナー数は1.5倍にまで増加しました。
--------------------------------------------------------------------------------------
② 紅白歌合戦出場
紅白出場は狙ってできるものではないですが、結果的にこの紅白出場は後のライブに大きく繋がりました。
もちろん国民的番組への出演で認知が広がったのは大きなことです。
ですがそれ以上に大きかったのは、「YOASOBI=ライブ」という新しいアーティストイメージを付けることに成功したことだと感じています。
この晴れ舞台のために、角川武蔵野ミュージアム「本棚劇場」がYOASOBI一色に。
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) December 31, 2020
映像演出は「夜に駆ける」MVも手掛けた藍にいなさん。こちらも今日だけの特別ver.を短期間で仕上げてくれました。
一回だけではもったいない!録画してくれた方はぜひ、細部まで何度も見てみてくださいね🌙#NHK紅白 pic.twitter.com/Xr10vCqJGR
「小説を音楽にするユニット」らしい、コンセプチュアルな舞台演出。カメラワークや照明のこだわりも素敵でした。何よりバンド編成による生演奏は、これまでのYOASOBIイメージを覆すようなパフォーマンスで、衝撃的に感じた方も多かったはずです。
#NHK紅白 YOASOBIチームに加わってくれたバンドメンバーをご紹介🔥
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) December 31, 2020
--
L→R
vo.ikura
key/cho.禊萩ざくろ(@mshg_zqr )
Gt.AssH(@AssH_Guitarist )
Dr.仄雲(@honogumo )
Ba.やまもとひかる(@RUMVERworld )
mp.Ayase
--
リハも楽屋も賑やかすぎる6人の、これからのグルーヴにもぜひご期待ください! pic.twitter.com/rumU7lyHsq
放映直後にちゃんとツイートしているところも素敵なのですが、バンドというイメージを強調しつつ、バンドメンバーのアカウントもしっかりと掲載し、1回限りのチームではないことを示しているところが素晴らしいです。
このセンセーショナルなライブパフォーマンスの6日後にライブ情報が解禁されるわけですが、私も含めファンたちは、脳裏に紅白の映像が残ったまま解禁のニュースを受け取りました。
紅白の演出と生バンドによる演奏、凄かったな。
きっとワンマンライブは、もっと凄い演出と生演奏が観れるはず。
こんな動機で、チケット購入を決めた方も多いのではないでしょうか。
もちろんその動機を誘発するツイートも、抜け目なく投稿されています。
🆕初の配信ライブ「KEEP OUT THEATER」2021年2月14日(日)開催決定🔥
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) January 6, 2021
紅白歌合戦も共に戦ったバンドメンバーと、YOASOBI初のライブをオンラインでお届けします!チケット販売は1月20日〜を予定。皆さまと一緒に楽しむべく色々な準備を進めています!お楽しみに🎬
(誤字による再ツイート、ご容赦を…) pic.twitter.com/WNfv0WzNCw
このように1回のTV出演で、効果的にアーティストブランディングを行い、ライブへのファネルを作り出してしまうあたりは、お見事としか言いようがありません......
情報解禁~ライブ直前
1/6の公式情報解禁から、ライブ当日2/14までの約1ヶ月。
ここでは大きく4つの施策を取り上げてみます。
<情報解禁~ライブ直前の施策>
① ファン発信による情報解禁
② 音楽番組でのライブパフォーマンス
③ noteライブレポート募集企画
④ YOASOBIチームによる煽り発信
① ファン発信による情報解禁
YOASOBIチームはこれまでのアーティストにはない新しい取り組みを、次から次へと行っている印象ですが、この情報解禁のアイデアも面白いものでした。
それはライブ情報解禁を、公式からではなくファンから行うというものです。
具体的には、公式発表前日の電話企画でアーティスト本人と繋がった人が、「スペシャルミッション」としてSNS上でサプライズ発表をするという内容でした。
【Ayase&ikuraと通話☎️】
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) January 5, 2021
昨日に続き、17時〜24時の間
0570-046-506
へのお電話で本日限定のメッセージが聴けるのですが…
本日に限り21時〜22時の間、Ayaseとikuraが電話前待機!繋がったあなたにはスペシャルミッションが…
※メッセージ、通話とも通話料が発生します。#THEBOOK#夜に電話を掛ける
2/14にYOASOBI初のオンラインライブ開催するらしいです!!!!
— ぬぅるら (@nuruchirasu) January 5, 2021
スペシャルミッション実行します!!!#YOASOBI#THEBOOK #夜に掛ける
✨YOASOBI(@YOASOBI_staff )スペシャルミッション✨
— 伊藤初音(はっちゃん)@ふぁめろ@今スマホ死亡中😢 (@fa_melo_hatsune) January 5, 2021
2021.2.14
YOASOBI初のオンラインライブ
『KEEP OUT THEATER』
が開催されまーす✌︎✨
カップル、友人、家族、1人……
バレンタインという日に記念として見てみませんか??🥺🥺🥺
皆さん要チェケラ✨🤘😎🤘✨
YOASOBIさんが2/14にオンラインライブするそうです‼️
— soraa (@soraa96730364) January 5, 2021
ななななんと、オンラインライブの名前を教えてくださいました🙃
その名も、
「KEEP OUT THEATRE」
だそうです!
みなさんも是非見ましょう‼️#YOASOBI pic.twitter.com/q05R15SGzo
ファンの発信力や拡散力を大事にしてきたYOASOBIらしい企画ですね。情報解禁1つとっても、ファンとのコミュニケーションをするチャンスとして捉える発想は、見習うべきポイントです。
② 音楽番組でのライブパフォーマンス
1/18の「CDTVライブ!ライブ!」、1/22の「ミュージックステーション」と、大型音楽番組への出演をこのタイミングで入れるあたりも、抜け目が無いですね。
しっかりと「YOASOBI=ライブ」のイメージを強化しつつ、露出も増やしてライブに誘導する流れが、とてもスムーズです。
ちょうど1/20~チケット販売が開始しており、初動に大きく繋がったのではないかと推察します。
本日はCDTVライブ!ライブ!でYOASOBI地上波初パフォーマンス🎤22時台、「夜に駆ける」「アンコール」の2曲を披露させていただきます!!TVの前でぜひ、YOASOBIの"ライブ感"を体感してください🔥#CDTVライブライブ https://t.co/3rTkL4yb2y
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) January 18, 2021
【お知らせ③配信ライブチケット発売】
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) January 20, 2021
2/14(日)開催の初配信ライブ「KEEP OUT THEATER」いよいよチケット発売!
通常のライブに加え、少し特別なFC限定チケットも!Ayaseもikuraもバンドメンバーも、日々準備を頑張っています🌙概要をよく読んで、ぜひお申込みください。https://t.co/yQoGMw0ayf pic.twitter.com/fbZ8Ms8i46
#Mステ ありがとうございました!お楽しみいただけましたか?
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) January 22, 2021
1曲じゃ物足りないというあなたに朗報!2/14開催YOASOBI初オンラインライブ「KEEP OUT THEATER」チケット販売中🔥
臨場感たっぷりの生配信、もちろん愉快なバンドと共にお届けです。お楽しみに!https://t.co/yQoGMw0ayf pic.twitter.com/JfmTB7HwI6
③ noteライブレポート募集企画
視聴者からのライブレポートを公式に募集するという企画。
これは非常に興味深く、斬新で、秀逸なアイデアでした。
秀逸さを語りたいポイントはたくさんあるのですが、ここでは一旦、チケット販売促進にどう繋がったのかという観点で考えてみましょう。
私がこの企画発表を受けて感じたのは、ライブのクオリティに対する圧倒的な自信です。
ライブレポートを書くという行為は、文章の良し悪しに関わらず、かなりのカロリーを要します。
どうしても書き留めておきたい、観た人と分かち合いたい、観ていない人に伝えたい、という動機を起こすためには、余白のある芸術性の高いクリエイティブが必須です。
冷静に考えると、かなりチャレンジングな企画であることが分かります。
でもこれを企画にできてしまうのが、YOASOBIチームの強さです。
しかもその自信を、決していやらしくない形で、「ライブレポートを書きたくなるぐらい良いライブをしますよ」と暗に伝えているところが、上手です。
またこの発表と共に、カツセマサヒコさんがオフィシャルレポートを担当することも共有されました。
カツセさんのファンと、noteユーザーにも周知の輪を拡げながら、ライブのクオリティアピールもしっかりと行う。発信施策としてはあまりにも周到すぎて、言葉が出ません......
YOASOBI初ライブ「#KEEPOUTTHEATER」のオフィシャルレポートを、以前もコラムでご一緒したライター/小説家のカツセマサヒコさんが書いてくださることになりました!裏側にも密着した臨場感たっぷりのレポート、今からお楽しみに。公開はカツセさんのnoteにて!そして…
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 12, 2021
(続)https://t.co/lSjJjldp7H pic.twitter.com/0sxepi8930
④ YOASOBIチームによる煽り発信
「煽り」という言葉をあえて使いましたが、「心から観てほしい」「観ないと損するよ!」という想いを込めた力強い直前メッセージが、とても印象的でした。オンラインライブだからこそ、このツイートから駆け込みでチケットを購入した方も、多かったかもしれません。
あと2日!一生に一度の"初ライブ"に向け、メンバースタッフ一丸となって準備をしてきました。2/14 18時から正真正銘の生配信。皆さんとかけがえのない夜を過ごせたら幸せです。ぜひ遊びに来てください🌙https://t.co/fziZUSZgPk
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 12, 2021
ライブレポ企画もぜひに✏️https://t.co/R5LVvdCYF5#KEEPOUTTHEATER pic.twitter.com/Zz9yxi9cjW
本日開催。YOASOBI初ライブ#KEEPOUTTHEATER
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 13, 2021
---
⏰18時〜生配信
🎥21時〜リピート放送(※1回のみ)
🎫21時までチケット購入可能https://t.co/fziZUSZgPk
✏️スクショOKのライブレポート募集企画も実施https://t.co/cl2iApDno3
---
心を込めて、ライブをお届けします。どうかよろしくお願いします。 pic.twitter.com/ICq1yFsMkr
昔からライブの日の朝って独特の匂いがする。緊張と楽しみと、今日この日のために約半年かけて準備してきた全てを出し切ります。YOASOBI初ライブ、まだ迷ってるよって人は僕が全責任を持つので見てほしい。
— Ayase (@Ayase_0404) February 14, 2021
気持ちいいぐらいに、自分たちのクリエイティブに対する矜持を伝えてくれています。ここまで言われたら、観たくなってしまいますよね。既にチケットを購入しているファンにとっても、嬉しい投稿だったことでしょう。
こうした様々な訴求によって、チケット購入者数4万人(公式レポート参照)という大きな結果に繋がったのではないかと考えます。
ライブ終了後
ライブが終わっても、YOASOBIチームのアクションは続きます。
ここでも4つ、気になった施策を取り上げてみました。
<ライブ終了後の施策>
① アーカイブ配信も観てね!
② 当日中に改めて感謝を伝える
③ ライブレポートという名のアーカイブ
④ THE FIRST TAKE
① アーカイブ配信も観てね!
まず時間軸を整理したいのですが、生配信が18時に開演して、19時に終了します。
そして1回限りのリピート配信が21時にスタート、という流れでした。
この19時~21時の2時間、公式Twitterがアーカイブ視聴を全力でオススメしているので、注目してみましょう。
#YOASOBI初ライブ#KEEPOUTTHEATER
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 14, 2021
全力でお届けしました!いかがでしたでしょうか。
21時からリピート放送もあります。何度でも観て欲しい!よろしくお願いします🔥https://t.co/fziZUSZgPk pic.twitter.com/atIzpCLntF
改めて #KEEPOUTTHEATER ご覧いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 14, 2021
noteでライブレポートを募集する企画もやっております✏️このアカウントで上げる写真や皆さま自身で撮ったスクショもご使用OK!
21時からのリピート放送でスクショ撮りまくるのもオススメです📸https://t.co/fziZUSZgPk https://t.co/FsuVNL8wwv pic.twitter.com/G3JqtIEN47
ライブレポート企画が発表されたときは気付かなかったんですが、なるほど「スクショ撮り放題」はここで活きてくるのかと膝を打ちました。
私もたくさんスクショ撮るぞと意気込んでいたのですが、いざライブが始まると夢中になって全然撮れず笑
スクショのためにもう1回観るという体験は新鮮だなと思いつつ、意外とこのツイートに乗せられて観てしまった人もいた気がしますね。
それからこんなツイートも。
早速アツアツのレポートが!嬉しい🔥(セトリネタバレ注意)https://t.co/Ts2r0FftkS
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 14, 2021
このあと21時から、YOASOBI初ライブ #KEEPOUTTHEATER リピート放送です!1回目の方も2回目の方も、一緒に楽しみましょう🌙
🎫https://t.co/fziZUSZgPk
終演後すぐにレポートを上げる人が出るだろうという仮説があったのでしょう。それにしてもnoteが投稿されたのが20時20分で、このツイートがされたのは20時27分。ウォッチ力とレスポンスの早さに驚きます。
そしてもう一押し。
ラストチャンスです。心残りはないですか?https://t.co/fziZUSZgPk#YOASOBI初ライブ#KEEPOUTTHEATER#チケット21時まで pic.twitter.com/mTwfEFiiyX
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 14, 2021
「チケット21時まで」というハッシュタグで、まだチケットが購入できることをさりげなく訴求しています。
ギリギリまで「観てほしい!」と伝え続ける姿勢は、あっぱれです👏
② 当日中に改めて感謝を伝える
これも当たり前と言えば当たり前ですが、特にYOASOBIチームは、アーティスト本人や公式アカウントだけでなく、バンドメンバーやライブスタッフも発信しているところが素敵でした。
YOASOBI 1st LIVE
— 幾田 りら (@ikutalilas) February 14, 2021
「#KEEPOUTTHEATER」
本当にありがとうございました!
今日までの日々も愛おしかったのに
本番はそれを遥かに越える愛おしい時間でした!!
観てくださった全ての皆さん本当にありがとう。
YOASOBIはまだまだ駆けていきます。
よろしくね!!! pic.twitter.com/3apFcott2u
YOASOBI 1st. LIVE
— Ayase (@Ayase_0404) February 14, 2021
「KEEP OUT THEATER」
本当にありがとうございました!😭
楽しすぎて、もう、今はとにかく胸いっぱいです。これからもどうぞ、どうぞどうぞYOASOBIをよろしくお願い致します!
あと!21時から!
リピート配信もあるので!是非! pic.twitter.com/MlUCjG3VBa
YOASOBI初ライブ『KEEP OUT THEATER』、生配信&リピート配信ありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか?
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 14, 2021
全力を出し切ったAyase、ikura、仄雲、AssH、禊萩ざくろ、やまもとひかるから皆さまに、少しでも何かが伝わっていたら嬉しいです。
これからのYOASOBIにもぜひご期待ください🌙 pic.twitter.com/jcuGvaLtEr
YOASOBI 1st. Live
— やまもとひかる (@RUMVERworld) February 14, 2021
『#KEEPOUTTHEATER』
メンバー・スタッフさん含め心から全員大好きなチームで創った初ライブ、最高に楽しかったです!
ありがとうございました! pic.twitter.com/AqHGHzsoRn
#YOASOBI初ライブ
— 禊萩ざくろ(ミソハギザクロ) (@mshg_zqr) February 14, 2021
『KEEP OUT THEATER』
あっという間の感動的な夜、本当にありがとうございました
ねえ本当に大好きだよ
たくさんの愛があふれてる#KEEPOUTTHEATER pic.twitter.com/KHtict8DNp
#YOASOBI初ライブ
— AssH - Official (@AssH_Guitarist) February 14, 2021
最高に楽しかったー🔥
本当に本当にありがとうございました!!
5ヶ月かけてここまでチーム皆でひたすらに突っ走ってきました。
皆んな大好き。
ありがとう。 pic.twitter.com/thQyOEsWjV
#KEEPOUTTHEATER
— 仄雲 (@honogumo) February 14, 2021
有難うございました
走ったしミスった
目があって自然に笑った
最高 pic.twitter.com/f8oTNKHOZp
YOASOBI初ライブ#KEEPOUTTHEATER
— George(MOP of HEAD) (@GeorgeMopofHead) February 14, 2021
マニピュレーター/サウンドプロデューサー
として、参加させて頂いておりました。
あやせくん、いくらちゃん、
素晴らしき初ライブ。お疲れ様でした!@YOASOBI_staff の皆さんもお疲れ様でした! pic.twitter.com/CAnfH3Cvyb
YOASOBI 『KEEP OUT THEATER』
— takamomo@Addiction Confetty (@taka_designart) February 14, 2021
最高でした!!🔥#YOASOBI#KEEPOUTTHEATER #YOASOBI1stLIVE pic.twitter.com/zqWzTsjd1S
特にオンラインライブはファンとの距離が希薄になりやすい分、こうして終演後すぐにアーティストとコミュニケーションできる場づくりをすることは、大切であるように感じました。
③ ライブレポートという名のアーカイブ
今回のライブはオンラインライブとはいえ、アーカイブ視聴は当日1回のみ、しかも収録ではなくリアルタイム中継で演奏するという、ライブの刹那性や臨場感をとことん追求した設計になっていました。
にもかかわらず、ライブ終了後も「YOASOBI初ライブ」の話題が尽きることがなかったのは、先に述べた「ライブレポート企画」がアーカイブの役割を果たしていたからです。
この新しいアーカイブ化により、当日観た人たちは何度も追体験をし、観れなかった人たちも疑似体験をすることができました。
それにしても、1つのライブで100を超えるライブレポートが綴られたことが、かつてあったでしょうか。
楽曲だけでなく、ライブもファンに広めてもらうというのは、とても美しいストーリーですね。
YOASOBI初ライブ #KEEPOUTTHEATER からはや1週間。YOASOBI公式noteでは、皆さんがあげてくださった熱々レポートの一部をマガジンにまとめています。それ以外にも #YOASOBI初ライブ のタグで素敵な記事がたくさん。十人十色のライブの楽しみ方を、ぜひ追体験してみてください🎥https://t.co/LMHLG5Iu5F
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 21, 2021
④ THE FIRST TAKE
初ライブの12日後に公開された、「THE FIRST TAKE」。
このタイミングも実に効果的で、計算されているように感じました。
2月最後の金曜日、いかがお過ごしですか?
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 25, 2021
今晩22時の #THEFIRSTTAKE は『群青』。Ayase、ikura、YOASOBIバンドメンバー、ぷらそにかによる"完全版"です。THE FIRST TAKE史上最多人数による一発撮りの痺れる緊張感、お楽しみに🔵https://t.co/CKzcQktVQi
Ayaseが家で一人作った曲を、ikuraが家から一人お届けした #THEHOMETAKE から9ヶ月。
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 26, 2021
今度はかけがえのない仲間達と共に"本当の声"を響かせます。
本日22時プレミア公開。一度きりのテイクを、お見逃しなく。#THEFIRSTTAKE #YOASOBI#群青https://t.co/fzzcKOy4nY pic.twitter.com/AXgLUhAOwy
ライブの最後に演奏された「群青」を「THE FIRST TAKE」として選んだのは、まだ初ライブの余韻が残るファンの心理に寄り添った、この上ない選曲だと感じました。
また、"完全版"や"本当の声"という言葉が強調されていますが、これは初ライブの合唱パートが音源だったことを暗に示しているようにも考えられます。
初ライブを観た人が、「あの『群青』を超える『完全版』が観れるんだ」という期待から思わずプレミア公開で視聴したくなる、とても優れたリード施策です。
(結果12万人が同時視聴するという盛り上がりになりました)
このようにライブで高まったファンの熱量を、その場かぎりにせず、終演後も再燃させる仕掛けを絶やさないYOASOBIチームは、ファンベース作りの鏡と言えるかもしれません。
ありがとうございました🔵いかがでしたか?
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) February 26, 2021
勇気が欲しい時、前が見られない時、この曲と、YOASOBIを頼ってみてもらえたら嬉しいです。#YOASOBI#群青#THEFIRSTTAKE https://t.co/fzzcKOy4nY pic.twitter.com/qw2OFSNj3V
おわりに
いかがでしたでしょうか?
これまで音源を中心にファンエンゲージメントを強化してきたYOASOBIチームが、自身初となるライブをどう活用するのか注目していたんですが、やはり凄かったですね。
ミュージシャンにとって言うまでもなく、ライブは最大のファンエンゲージメントの場です。
それを心に留めたた上で、ライブを点ではなく線で捉え、ライブの前後で何ができるのか、どうすれば熱量を最大化して継続的なファンになってもらえるのかを真摯に考え続けたからこそ、これだけの施策を打ち出せたのだと思います。
私自身も「次世代ライブハウスを創る」という夢がありますが、いかにライブハウスがアーティストのファンエンゲージメント強化をサポートできるか、というのは大きなテーマの1つです。
引き続きYOASOBIチームの動向は観察しながら、学びを深めていきたいと思います!
*****
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
もしこのnoteが良かったなと思った方は、ぜひ「いいね」や「シェア」をしていただけると、とても励みになります!
そのほか各種SNS等もやっていますので、お気軽にフォローしてください^^
Twitter
音楽に関することだけ呟いています。Instagramと連動して「今日の1曲」を毎日紹介中。
Instagram
「おすすめ女性ボーカルJpop」を毎日1曲紹介するアカウントを運用中。Twitterでも紹介していますが、こっちが本家です。
Spotify
Instagramと連動した「おすすめ女性ボーカルJpop」や、月に1度選りすぐりの20曲を発信する「Female J-pop Radar」などのプレイリストを運用しています。
Clubhouse
毎週金曜日9:30~、「音楽ビジネス」についてゆるりと語る会を定例でやっています。そのほか不定期でちょくちょく音楽談義もしています。
note
ライブレポを書いたり、Spotifyプレイリスト「Female J-pop Radar」と連動した楽曲紹介記事を書いたり、気になった音楽ビジネスニュースをクリップしたり、音楽マーケ論を展開したりしています。
*****
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?