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財務会計と管理会計の違いについて

会計は大きくは財務会計と管理会計に区分されます。お忙しいと思いますので、違いがわかる程度にサクッと解説いたします


〈サクッと解説〉


■財務会計とは「財務や経営の状況を外部へ報告するための会計」のこと

財務会計は、一言でいうと「社外の利害関係者向けの会計」です。投資家や債権者、税務署といった企業外部の利害関係者に対して、企業の財務状況や経営状況を報告するために行う会計が財務会計です。

報告にあたっては、定められた会計基準にもとづいて会計を行い、決算報告書を作成して外部に開示します。開示された情報をもとに、株主なら株式の保有や売却を検討したり、金融機関が融資の可否を判断したりします。

■管理会計とは「企業をマネジメントするための会計」のこと

財務会計が社外向けの会計であるのに対して、管理会計は「社内向けの会計」です。管理会計は英語でManagement accountingといい、言葉どおり、企業をマネジメント(管理)するための会計のことを指す言葉です。経営者は、管理会計の情報をもとに経営分析や意志決定、事業の改善施策などを行います。ここでいう経営者とは、社長・取締役などの役員や、管理者(管理責任のある従業員)などです。

マネジメントにどのような情報が役立つかは、企業によって異なるでしょう。そのため、管理会計には法律による制限や決まった会計基準はなく、取り入れるかどうかも企業の任意です。

以上

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