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観察力について

観察力とは、物事を注意深く観察し、違いや変化に気つける能力を指します。

今回は、観察力がある人の特徴や、ビジネスにおける観察力のメリットについて、解説いたします。

〈目次〉 
1. 観察力とは
2. 観察力がある人の特徴  
(1)日常的に周囲をよく観察している
(2)柔軟な思考で物事をみることができる
(3)色々な物事に興味関心を持っている
(4)わからないことを自ら積極的に調べる 
3. ビジネスにおける観察力のメリット 
(1)他人とのコミュニケーションが円滑になる
(2)業務上でのケアレスミスを減らせる  
(3)トラブル時にも冷静に対応できるようになる

1.観察力とは
観察力とは、身の回りの状況や事象を注意深く観察することで、様々な知見や気つきを得られる能力のことです。

観察を通して物事の変化や違いに気づくことができます。 

ビジネスにおける観察力は、人物に対する能力と物に対する能力に分けられます。

人物に対する観察力とは、同僚や上司、部下や取引先に対し、仕草や外見をよく観察することで、その人の人柄や考えに気づくスキルです。

物に対する観察力では、職場内にある備品や業務で使うツールを観察し、老朽化や誤りを発見できます。例えば、会議で使用する資料に誤字脱字があることや、営業先で配布するパンフレットの情報が古いこと、これらが観察結果の一例です。  


2.観察力がある人の特徴 

観察力がある人には、日常的に周囲をよく観察していたり、色々な物事に興味関心を持っていたりといった特徴があります。

(1)日常的に周囲をよく観察している
物事の変化に気がつくためには、変化前の状態をよく覚えておく必要があります。

変化前の状態を知らなければ、変化した箇所どころか変化したという事実も見落としてしまいます。

観察力がある人は、日常的に周囲の物や人をよく観察しているため、何かしらの変化や違いが起こった際にいち早く気がつくのです。

(2)柔軟な思考で物事をみることができる
柔軟な思考の人は、広い視野で多角的に物事を観察するため、変化や違いを発見しやすくなります。

また、過去の経験や常識にとらわれることなく、自分が置かれた状況や周囲の物事を柔軟に受けとめて、ほかの人では気がつかないようなことを発見できます。

(3)色々な物事に興味関心を持っている
観察力の高い人は、日頃から色々な物事に興味関心を持っていることが多いです。

様々な情報を収集するクセがついているため、些細な変化や新しい物事についてのアンテナが高い傾向にあります。  

(4)わからないことを自ら積極的に調べる 
観察力の高い人は日頃から情報を集めるだけではなく、疑問点を解決しようと積極的に調査をします。

その過程で、今まではわからなかったことを理解できるようになったり、自分とは異なる意見に触れたりして、物事に対する考え方の引き出しが増えていきます。


3. ビジネスにおける観察力のメリット 

ビジネスにおいては、観察力を身につけることで、コミュニケーションの円滑化やケアレスミスの防止などのメリットを期待できます。

また、トラブル時に情報収集を冷静に行えるようになります。

(1)他人とのコミュニケーションが円滑になる観察力が身に付くと、会話の相手の表情や身振り手振りをしっかり観察できるようになります。 

その結果、相手の気持ちの変化に気がつくようになり、コミュニケーションにおいて気配りをしやすくなります。

(2)業務上でのケアレスミスを減らせる 
観察力がある人は、柔軟な思考で業務に取り組めます。

客観的な観点で自分の業務をチェックするため、いつもとは違うミスをしてしまったときにも、いち早くミスを発見できる可能性が高いです。

(3)トラブル時にも冷静に対応できるようになる
なにかしらのトラブルが生じた場合、観察力があれば、様々な物事に注意を向けて、状況の打開につながる情報を集めることができます。


以上

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