見出し画像

豊田真由子さんにハマり、寝不足

昨日の夜寝る前に乙武さんと豊田真由子さんがYoutubeで話している動画を見て釘付けになってしまい今日は寝不足である。

そしてそこから私は豊田真由子さんに夢中になり全てのインタビュー記事を読み漁っている。なんだこの魅力的な人は…

知的な女性がすごく好きなので見入ってしまうというのもある。20代会社員女として、彼女たちのようなエリート女性の、社会を生き抜く知見というのは非常に参考になる。

豊田さんは選挙ドットコムのチャンネルで、当時の事件は「仕組まれた」ものであったというようなお話しもされています。もちろんそれを信じたとしても、あの暴言や暴力が容認されるわけではありません。
しかし、週刊誌、ワイドショーは、人間誰もが持つミーハーで卑しい部分を刺激しお金を稼ぐというメディアの特性上、悪質な「切り取り」作業の上に成り立っているということを忘れてはならない、と改めて思います。
中には「切り取り」さえもしていない、何の事実も無い「創作」の記事だってごまんとあります。
私は週刊誌の記事にある皇室関連の情報は全て嘘だと思うようにしています。確たる事実や証拠が何もない記事ばかりであるということだけでなく、皇族には反論権が無いからです。
週刊誌を見ようと思ってなくても、購入をして読んでいなくても、電車の中吊り広告で、Twitterのトレンドで、Web広告で、Youtubeのおすすめ動画で、週刊誌の記事の見出しは目に入ってしまいます。そして、記事の内容を読んでいなかったり信じてはいなかったとしても過激な見出しのせいで、多くの人の意識の中には週刊誌が創り上げたイメージが刷り込まれます。

こういった週刊誌の犠牲になった方を、国民が輪をかけて総叩きにする必要はあるのでしょうか。
日常の一部を切り取られ週刊誌に晒された時点で、既に被害者です。
会ったこともない、自分に直接迷惑も掛けていない人のことを、インターネットやテレビ等公の場で一方向から叩くというのは病理だと思います。

現在、人前でお話されている豊田さんは、心の真っ直ぐな、そして何より聡明な方という印象です。語り口調には、まだ傷が癒えず、不安定であるような印象も受けます。
何も私だってあの暴力を正当化したいとかそういうわけではなくて、あくまで今の豊田さんから受ける印象です。
父から植え付けられた男尊女卑思想や自己肯定感の低さ、学歴や肩書きの意味、女性が男性社会に入るとはどういうことか、政治界の権力闘争、キャリアと家庭についてなど、いくつもの重要なトピックを丁寧に語られています。
そしてあの事件を通じ、人生を終わらせたいと思ったけれど思いとどまったという壮絶なご経験のもと、生の価値を、自分の言葉で紡いでいます。

彼女の被害者が本当に居るのなら、その方は彼女を許さなくて良いと思います。

けれど私は今思う、ありがとう、豊田真由子……。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?