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少女漫画オタクによる少女漫画雑誌のあれこれ

結局シーモアの会員って今フラワーコミックスの殆どを読んでるじゃないですか、中学生までは集英社ばっかりだったのに。そうでもないか、ちゃおも別フレも通ったし

【プチコミック】
今ヒプマイのヨコハマのHUNTING CHARMを聴いていて急にピン!ときたけど『ラブファントム』の男って完全に神尾晋一郎さんじゃないですか?ああそう思ったら『ラブファントム』が俄然良くなってきちゃったな…私はもう少し現実が欲しいなと思ったりするけれども、結局ラブファントム系は、(濡れ場以外、全て虚構)という世界を作ってると思うんだよね。それって女の理想の天井だから。ああいう /ピュアな女性の性欲を肯定してくれる年上だけど見た目がすごく若く仕事の出来るイケメン/ というのはプチコミック系でしか実現出来ない世界ですよね。現実では、ピュアな女性の性欲は受け入れられなかったりする場面が多々あるから。

【りぼん】
あの頃のりぼん。あの頃のりぼんは良かったよね。でもまあ今の小学生にとっての今のりぼんが「あの頃のりぼん」になったときも、結局良いのだろう。『紳士同盟クロス』『ラブベリッシュ!』『ロッキン★ヘブン』とかは本当に、「小学生が読む高校生の漫画」として秀逸だった。あのワクワク。現実味が妙に無くて良かったのですよ。小学生のツボを突いてくるんだよね。種村有菜や槙ようこはもちろん、春田なな先生も酒井まゆ先生も燦然と輝く私たちのスターだったし、単行本のだそぺー(わかる人います?)とか作者コメントを隅々まで読んでいた。今でもあの頃の春ななや酒井まゆの偉大さについて友達と話すこと、ある。『あの頃のりぼん』というコミュニティを作りたいな。

【別冊マーガレット】
別マは別マで生ぬるいよね。少女漫画脳の人は現実見れないみたいなこと言われがちだけど、それって別マ系ばっかり読んでいる人のことじゃないですか?花とゆめを読んでいた人ってなんか変だったし、あそこまで行くと流石にフィクション過ぎて現実との区別がつくじゃないですか。私が読んでいたのは、少女漫画の王様『君に届け』や『高校デビュー』『青空エール』『ストロボエッジ』『ヒロイン失格』『360°マテリアル』etc...
別マのあの、/イケメン過ぎないけど魅力的な男子と地味目な主人公との、どこにでもある公立高校での、どこにでもありそうだけどキラキラしている恋 / というのが、少女たちを錯乱させるよね。あっ、こういうのってあるのかな。みたいな。都会では実際あるのでしょう。けれど私のしょうもない田舎には、ああいう爽やかめの、私しか知らない魅力、みたいな男子はまずいません。高校で現実を見て、別マの生ぬるさに嫌気がさすんですよね。
しかし『花男』『ラブコン』とか、絶対に見逃してはならない名作もあるし、1度はみんな通る道。

【少女コミック】
少コミは重大ですよね。当時ネットでもいじられていた、少女漫画なのに過激過ぎるでおなじみ、少コミ。私たちの時代では小学校で単行本を貸し借りしていました。ただのポルノ、みたいな作品もたくさんありました。確実に少女たちの性の目覚めを支えていた。十分な性教育を行う家庭が極めて少ない日本で、歪な形で性教育を担っていたのが当時の少コミだったのは危険なことだった。今思うのは、きちんとした性教育もまた、少コミでするべきだったと思います。そういう作品やコーナーがあればとても良いですよね。今の少コミは過激な性描写が問題視されたこともあり年齢層が低年齢化、性描写も抑えられています。
ちな『ふしぎ遊戯』は不朽の名作。

cheeseとか別フレとか書きたかったがまた今度、



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