第二回 あたらよ文学賞 最終選考結果発表
【最終選考・受賞作品について】
あたらよ文学賞・最終選考委員による厳正な選考の結果、二次選考通過作品14作品のうち、大賞/優秀賞/佳作の下記9作品を受賞・雑誌に掲載としました。
(各賞で到着順・名前はペンネーム、敬称略)
※選考過程に関する問い合わせには一切応じられませんのでご承知ください。
【最終選考委員】
蒼山皆水/梧桐彰/輝井永燈/鉈手璃彩子/日崎アユム/百百百百
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【大賞・1作品】
青い血のナルカ / 神木
【優秀賞・3作品】
葬礼業者の弟子 / 千葉ヨウ
青はおひめさまのいろ / 咲川音
鯖を読む / 伊藤なむあひ
【佳作・5作品】
青を弔う / 夏越リイユ
降る雨の如く / 渡良瀬十四
零れ藍 / 守崎京馬
陰日向 / やらずの
1K海中生物図鑑 / 白城マヒロ
【候補作・5作品】
遥か東の玉葱模様 / 白里りこ
ブルーアンバー / 紫冬湖
ロボトミーワンダーランド / 兎子
無縁島 / 辺野夏子
青い世界のこと / 脆衣はがね
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【編集長による総評】
『第二回あたらよ文学賞』では、第一回の応募者数を上回る453名からの応募作品が集まりました。
おかげさまで、本年度も非常に盛り上がり、楽しくも大変だった最終選考会を経て、素晴らしい受賞作品が決まりました。
応募者の皆さま、選考委員の皆さま、改めてありがとうございました。
私自身は昨年同様、本年度も一次選考にてすべての作品を応募者匿名の状態で読ませて頂き、最終選考で改めて候補作を再読致しました。
全体的に、より『今っぽさ』が増していたと感じます。ジャンルは様々でしたが、応募者の皆さまが『今書ける渾身の青』を送ってくださったためかと存じます。
本賞でもっとも大切にしていることは『面白さ』です。面白ければどんな小説でも構いません。しかしながら、面白さということばは抽象的であり、自由さの反面、難しさもございます。どんな小説を書いたらいいのだろう? と考え込む方もいらっしゃるでしょう。
とはいえ『面白さ』は実際に読まないとわからないことも多く、結局のところ渾身の物語を書く以外にはないのかな、と思います。あなたの右ストレートをください。
今回の『面白さ』の傾向をあえて分析するのならは、大賞受賞作をはじめとして『自分らしさ/アイデンティティ』を軸とした小説が多かったことでしょうか。世相を如実に表していましたね。
小説を書く上で、今の時代を反映させることは非常に大切な要素のひとつです。結果的にそれが『面白さ』とガチッと絡み合い、強烈な右ストレートとなって我々の心臓を貫きました。
まさに『今』を生きるわたしたちのための文学賞となりました。
もちろん、大切な要素はひとつに限りません。引き続き、書くことを楽しんで頂きながら、『今』『わたし』たちが書ける物語を追求していって貰えると嬉しいです。書くことは大変なことです。無理して続けるものでもありません。しかし、書き続けることで見えてくる景色があると思います。一緒に絶景を見に行きましょう。
より細かな内容は、YouTube『物語ジャンキー』でもお話ししています。今後、振り返りや告知などもしていきますので、ぜひぜひチャンネル登録・高評価もよろしくお願いします。励みになります。
また、最終選考会の模様などが掲載された『文芸ムックあたらよ・第二号』をぜひともお買い求めください。多くの方に読んで頂きたい一冊になっております。
これで第二回あたらよ文学賞を終わります。本当にありがとうございました!
百百百百(ささもも)
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最終選考委員6名でおこなった『最終選考会』の詳しい模様につきましては、『文芸ムックあたらよ・第二号』に30ページ超の特大ボリュームにて掲載をしております。
また、受賞者の皆さまのコメントなども掲載予定です。ぜひ、本誌にてご確認ください。
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【第三回あたらよ文学賞について】
また、『第三回 あたらよ文学賞』の開催が決定しました!
つきましては、Xにてテーマのアンケートを行います。
『声・食・幻・嘘』のうち、いずれかひとつを来年のテーマとします。
続報、詳細などはXをご確認ください。
次回も多くの作品をお待ちしております。
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【YouTube】
【#あたらよ文学賞】第二回 あたらよ文学賞 最終選考結果発表!
最終選考結果発表の動画になります。ぜひご覧ください。
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【通販サイト/取扱書店】
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