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『木』がすきだ!!


竹中工務店とは。

サステナブル・ブランド国際会議にてご講演なさった竹中工務店・取締役執行役員社長の佐々木正人さんのお話に関心を持った。

1610年創業の老舗、竹中工務店は近年は最新技術の開発で木造大型建築を可能にし、木の復権に一歩一歩取り組んでいる会社である。
同時に、山にも林業活性化持続可能な森林づくりにも取り組んでいる。

「建築」でありつつも、私はそれらはただ建物として存在しているだけでなく、ひとつの「美しい作品」として観る。だからあえて「作品」と呼ぶのだが、彼らの作品として代表的なものをあげると東京タワー、あべのハルカス、東京ドーム…などである。みんな東京、いや日本を代表する作品である。


その竹中工務店の理念である言葉に感銘を受けた。

「最良の作品を世に残し、社会に貢献する」

率直に素敵だと思った。


木造建築の良さ。

さらに、「燃エンウッド」と名付けた耐火性能を持つ木造の柱と梁を利用することで、3時間耐火性能まで認定している。よって、高さの制限なく法律上は何階の建物でも木造建築ができるらしい。

「3時間耐火性能まで認定しているので、高さ制限なく法律上は何階の建物でも木造建築できる」


講演の中では、実際の大規模木造建築の作品を紹介されていた。実際に病院や、小学校に取り入れられ始めている。そして、木造建築の良さも説明されていて、改めて私は木造建築が好きだなあと思った。
(ちなみに、自分の家も築30年ほどの木造一軒家である。)

見た目や香りで癒されるというのもあるが、
やはり木の温もりが好きである。

ふわっと抱きしめてくれるような温もりがいつも必ず帰る場所では私を待っていて、そのことが幸せだと感じる。



木造建築の例のひとつに、八王子市の中央大学キャンパスにつくったFOREST GATEWAY CHUO というものがあった。学生たちは学び舎を造るために多摩産材の伐採まで体験した、らしい。

中央大学の学生が羨ましい限りである(笑)
ぜひとも私の大学にも取り入れてほしい。


「森林グランドサイクル」

(YouTubeにあるかなあとダメもとで探したらまさかのあったーー!) ぜひみなさんにも一度ご覧いただきたいのです

講演中に流されたこの紹介動画を拝見して、うわあと思った。それぞれの木にも育ててきた方々の数々の想いがこもっていると知った。

「木」一本でも、一人の命みたいだなと思った。

なにより、竹中工務店さんのひとつひとつの「木」を扱う姿に感銘を受けて、感動して、気がつくと一人で泣きそうになっていた。


そうやって、
「人間だから何してもいい」とか、
「木を切って建物を作ってビジネスが回ればいいや」
っていう乱暴な考えだけではなく、
大切に育てられてきた木たちを、
何より育てた人たちを尊重している姿を見て
平和とはこういうことを言うのではないかなとふと思った。

何を優先すべき?

先日の東京都の取組である「樹木伐採」のニュースを見た。

これに関して賛否両論あることは知ってる。
その上で私の意見を述べさせてもらう。

これって、何を優先すべきかってことだと思う。

つまり、
樹木を伐採して、木造建築を建てることは環境に良い
(非常に簡易な文章で恐縮だが)

しかし、伐採することで地球上の樹木がなくなる。
それは地球上の二酸化炭素は減ることなく、一方で酸素量だけが減少していく


それを前提で考えると、
建築では、代用が効く。木造だけじゃないから木を切らず他の素材で建てればいいと私は思う。
木を切ってしまって地球上の木たちを無くすことより他に代わりがある。

木造建築は散々良いものだと言ってきた上、こんなことをいうのは少し違うかもしれないが、木造建築はいつでも建てられると思う。

それなのに、たりてないと言っているのにもかかわらず、わざわざ木を伐採して建築をするというのは少し違うのではないかと思ってしまうのだ。


また、環境アセスメントの対象外だからと言って伐採できるものは全部伐採するというのも、少し疑問に思う。

「工事の主体は事業者とはいえ、認可する立場の都が『知らなかった』では済まされません。もっと早いタイミングで樹木が何本伐採されるのか精査し、積極的に公表すべきでした。これでは、大量伐採せざるを得ない事実を知りながら、批判を避ける狙いで“見て見ぬフリ”をしたと受け止められても仕方ありません」
建築エコノミストの森山高至さんより

確かに。その通りだと思う。

責任ある地位にいるのなら、最後まで自分の発言したことを責任取る必要があると思う。
また、そうしてもらえることを願っている。


果たしてこの先、どうなっていくのだろうか…



今日はここでそろそろ眠りにつきます。
おやすみなさい

明日もいい日になりますように。

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