見出し画像

自己紹介。私の好きなもの『小説』

このnoteという場所。気軽に自分が書いた小説を載せれる場所として始めてみたが、思っていたよりも居心地がいい。なんというか、人との繋がりを求めなくていいところが気に入った。三日坊主で終わるだろうなと何となく思っていたのだが、これからもマイペースながらやっていけそうだ。

そうなってくると、ここらで一つぐらい自己紹介の記事を書いておくべきなのかもしれないと思った。今後、もしも私の小説やエッセイ擬きを読んで「こいつはどんな人間なんだろうか」と思ってくださる読者さんが発生するとしたら、その方々に向けてアンサーを用意しておくのも悪くないかもしれない。

別に、読まれなくたって誰も損はしないのだ。それにこういうのは、後で自分で読み返しても結構面白い。小学生の頃に書いた作文とかを読みながら「ああ、あの頃はこんなこと考えてたなぁ」とか「こんなのが好きだったなぁ」と思いを馳せるのは好きだ。それと似たようなものだろう。

というわけで、これから書いてみる。たぶん何回かに分けて、気が向いたら随時書いてくと思う。この記事はその一つ目だ。


性別とか年齢とか、そういった基本プロフィールなどは敢えて書かないことにする。そんなものが判明したところで「だからなんだよ」と思うし、重要ではないと思うから。

自分を紹介するために、何が手っ取り早いのか。それはやっぱり、好きなものだろう。何が好きかは、そのままその人の人生観や価値観に直結すると思う。

小説

やっぱり、小説。自分で書くぐらいだからそりゃあ好き。元々、漫画がすごく好きだった。一人っ子で両親が共働きの鍵っ子だったので、小学校から帰ってきたら友達と遊ぶぐらいしかやることがなかった。遊ぶ子がいない日などは、家で漫画を読んで過ごしていたのだ。

そんな中で、何かのきっかけで小説を手にしたのだ。そこら辺の記憶はまったくない。しかし、小説を読んだことで母親が私のことを褒めてくれたことは覚えている。私の両親は共に小説をよく読んでいる。だから、自分の子が小説に触れたことが嬉しかったのかもしれない。

母に褒められて気分を良くした私は、それから小説をよく読むようになっていった。そりゃあもう、親が引くぐらい読んでいった。

初めて読んだ小説は残念ながら覚えていないが、初めて「面白い」と思った小説は覚えている。青い鳥文庫の『怪盗クイーン』シリーズだ。世界中を飛び回って、変装したり、謎を解いたり、闘ったりして獲物を華麗に奪い取るクイーンたちの活躍は、退屈だった私の心を躍らせた。調べてみると、どうやら今も続いているらしい。読んでみようかな。

私に夢を与えてくれたのは、米澤穂信さんの『氷菓』という作品。当時、この作品を題材にしたアニメが深夜に放送していて、それ繋がりで読んでみたのだ。(当時の私は夜なかなか寝付けない謎の病にかかっていたので、退屈を忘れさせてくれる深夜アニメは救済的な存在だった)

私はこの作品シリーズが大好きだ。今でも新刊が出ると必ず買うし、何より作者の米澤穂信さん自身が好きになった。この方の小説はどんな内容であろうとまず読んでみる。ハズレがない。私が人生で一番好きな小説は、米澤さんの『儚い羊たちの祝宴』だ。これは本当にオススメ。全人類読むべき。

そして私は、この米澤穂信さんとの出会いによって夢を持った。

それは、「本を出したい」というものだ。自分の書いた小説を本という形にして、世に残したいと思ったのだ。だって、私の書いた小説が半永久的にこの世に残り続けて、常に誰かの心を豊かにする可能性を秘めている。これほどのロマンがあるだろうか。

私はいま、小説家になることを志している。でも最悪、満足のいく本が一冊出版できればそれで良いと思っている。たった一冊でも、内容がよければ多くの人の助けになると知っているから。でもやっぱり多いに越したことは無いから、たくさん小説を出版できる小説家にはなれるならなりたい。そのためなら、人から指をさされて笑われても構わないと思っている。

私はずっと、小説に魅了されている。人を助け、勇気を与え、夢を与えてくれる。たぶん、これからもずっと私の人生に無くてはならない存在であり続けるだろう。他人からすれば、それは呪いに見えるのかもしれない。でも私にとっては、希望そのものなのだ。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?