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南佳孝 "SCOTCH AND RAIN"

南佳孝のことをいつ書こうかなと思っていたのですが、たまたまきょうになりました。
南佳孝の最初の印象は1970年代の「スローなブギにしてくれ」です。
1980年代、シティ・ポップが沢山生まれた頃に、例えば杉山清貴とか、稲垣潤一とか、若々しいヤング・アダルトの方に目が行きがちでしたが、そんななかでしっかり「大人の音楽」を作っていたのも、このおじさんです。
ものすごくカッコつけたハード・ボイルド・ライクなおじさんという感じでしたね。

なので僕的には、アイドルじゃなくて銀幕のスターみたいな位置づけでした。ちょっと大げさな言い方ですが。つまり、いじれない人なんです。
御本人はどういうお考えなのか分かりませんが、親や叔父の世代で流行った1950、60年代の洋画の世界をトレースしているように僕は感じたのですよね。
そういうイメージのポップスを作っているシンガー・ソングライターってあんまり居なかった気がします。あの頃の多くのミュージシャンはフォークからニューミュージック、ロックへ展開していたので。

ブルーオーシャンだなあ・・

というわけで、80年代に僕が聴いていた範囲での素敵な曲として、この曲をシェアします。歌詞がすごく前に出てくる、情景がありありと浮かぶ曲なんですよ。
この頃までの大人感のある音楽って、この曲もそうなんですが、ボサノヴァで作られているのが「あるある」でした。

カッコ良すぎるなあ・・

SCOTCH AND RAIN

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