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風景写真に人物を入れない理由

改めて書く必要もないような記事ですが😬

風景、とくに自然の風景写真に人物は普通、入れないですよね。人間だって自然の一部なのに。

ネイチャー写真

自然の風景写真はネイチャー写真とも言われて、大自然が感じられる写真、自然がテーマの写真です。
だけど自然にマッチしている人(?)なら入れても良いような気もしますが・・

ネイチャー写真家は、とにかく人工物を嫌います。それに、近所の河川敷の桜はネイチャーではないのです。人が植えたから。
まるで時代劇のロケをするような、鋭いチェックが入ります。

話が違う方に行きそう😬なので元に戻しますが・・
人物を構図に入れると、人は人物を見ちゃうんですよね。そして、テーマがその人物中心のものになってしまう。

最初に大自然のダイナミックな風景に引き寄せられても、そのどこかに人がいると、そっちに注意が行ってしまう。
気になってしょうがない。
最後にはその人物と風景との関わりについて考え始めてしまう。

そういうテーマの写真ならいいけれど、ネイチャーそのものがテーマなら、それは明らかに失敗です。

街写真・ストリート写真

街の風景に人は付き物ですが、都市風景を撮りたい人には邪魔な存在かもしれません。
あるいは、群衆を一つの塊として見ているとか。
ストリートなら、無人の通りほど寂しく虚しい(?)ものはありません。

街写真での人物の使い方

もはや余談ですが、
街の風景で、主役を何にしたいか分からず漠然とした風景になりそうな時に、人物を入れます。
そうすると、仮に人物に正確にフォーカスが当たっていなくても、その写真の中での主役になり得ます。みんな必ず見るから。

人物がアクセントとなり、かつ主役となる。
どんなに画面の端っこの方にいても、一定の大きさがあれば、人と街との関係を表現することができます。

最初に撮りたかったのは街だったので、趣旨とは違うし気は散るのですが、ストリートではそれもアリですね。

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