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アニメ聖地とご当地ソングは似ている

昔のご当地ソングはたくさん知ってますけど、近年のアニメはほとんどわからないですね。
僕が分かるのは地元の「涼宮ハルヒの憂鬱」だけです。ほんとに「憂鬱」だけしか見たことないんです。
あと「スラムダンク」ですか?江ノ電の鎌倉高校前駅が賑わっているらしいという話だけ、知っています。
あ、そうそう「君の名は。」は見ましたね。

だからあまり大した話はできませんが、さっきふと、アニメ聖地とご当地ソングは似ているなーと思ったんですね。

違う点

ただ、ご当地ソングは歌詞の内容からくる漠然とした場所のイメージが多かったのですが、近年のアニメの場合は明確に「ロケ地」があるため「どこに行けば見られる」というのがハッキリしている点が違いますね。

画面に映ったシーンそのままの風景が実際にそこに行けば見られる、ということで聖地がはっきりしているし「どの方向から見るべき」というのも割合はっきりしていると思います。

ご当地ソングは「お店の名前」が出てきたときはその店に行けばいいわけです。ユーミンの歌に出てくる「ドルフィン」とかね。
しかし、たいていの場合は土地や町や地域の名前だったり、鉄道の路線名だったりして、ある程度の「幅」があるのですね。石川さゆりの「能登半島」だって、能登半島のどこに行けばよいか分からないわけです。
見に行きたいと思っても、みんながそこを目指すピンポイントが少ないのです。

昔のアニメ

昔のアニメはあまりハッキリ特定できないような町の風景だったり、スポ根ものの場合は〇〇球場のような施設だったりしました。
あと宇宙なんて・・なんだかよく分からないですよね。イスカンダルは宇宙の果てにある全く架空の惑星でした。

描写が全くリアルではないから、どこかでロケをしたとしても「どっちみちウソ」みたいな感覚があって描き方もいい加減だったと思います。

昔の実写映画のイメージ

いまのアニメのようなロケ地巡礼は、昔でいえば映画やドラマのロケ地を巡ることと非常によく似ていますね。
昔は聖地とは言わずに単に「ロケ地」でしたが、いまのアニメで「聖地」と言うようになったのでしょう。

アニメの世界観を訪ねる

実写映画では、セットも使われるし、屋内での撮影も多いから、実際に町の風景が流れる時間は限られていました。
対していまのアニメでは、全編を通して頻繁に風景が映り、それが一つの大きな世界観を作っていると思います。
それらが何らかの実在する風景だということから、その場所を訪れることによって世界観を肌で感じることができるのですね。

そのようなことが、アニメ聖地巡礼の醍醐味になっているような気がします。

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