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リアリティ目線で見るSNS

「どのSNSにリアリティを感じますか?」と訊かれたとして、なんと答えるでしょうね。
Twitter だと言いそうじゃないですか?

(ちなみに僕自身は LINE を使っていないから LINE には言及しません)

Twitter

確かに Twitter には生々しい情報が溢れていて、とてもリアルな感じがするかもしれないけれど、そういう情報に限って発信している本人周辺のものじゃなくて、他人事をシェアしているだけだと思いませんか?

発信者は、人間だけど「垢」なんですよね。実名じゃないし、つながっている人も友達ではないですし。
そういう垢が発信したことにリアリティを感じるって、よくよく考えたらおかしい気もします。
素直なつぶやきも、家族や隣人ではなくて遠い世界にいる人のつぶやきなのです。そこに同じ人間として共感することで、リアリティを得ている感じですね。

Instagram と YouTube あるいは TikTok

インスタとYouTubeはショータイムですね。
かっこいい部分だけを切り取ったり、ストーリーを作り込んだりしています。ビジュアル中心ですし「個人テレビ放送」みたいな感じですね。

とくにインスタと TikTok はとてもパーソナルな存在で、自分の生活を夢のように演出したいという欲求に素直に応えてくれる発信メディアだし、夢のような世界に興味がある人が集まってくるSNSだと思います。
だから、リアリティとは程遠い、身近なようで最も遠いところにあるSNSだと言えそうです。

Facebook

上記のような捉え方で見ると、最もリアリティのあるSNSは、Facebook なのではないかと考えています。
実名で、友達になってから交流するという点は、SNS以前(ネット以前)にも普通にあったコミュニティですよね。

ビジネスで使っている人は、ありのままは表現できないですね。
でも、そうでないユーザーは、友達を意識して発信するし、一般的な人間関係の制約と同じ縛りの中で活動するわけで、リアルそのものであると言えます。

Twitter のような生々しい情報は少ないけれど、逆に、親族が亡くなったとか、子供がどうしたとかいう情報は、Facebook ではよく見かけるので、いろんな場面でのリアリティは最もあるSNSなのではないでしょうか。

SNSは使い分ける

自分にはどの SNS が合っているか?
ということを考えて一つのSNSを選ぶこともSNSの使い方ですし、
自分のいろいろな面をSNSで表現したい!
と思って複数のSNSを使い分けるのもアリです。

僕は後者の方で、自分にいろんな面があるから、SNSを駆使して楽しみたいと思っています。
リアルに友達に話しかけたいときは Facebook だったり、ライフスタイルをビジュアルで確認したり肯定感を持つためにインスタをやったり、世の中に叫びたいときはTwitter だったりしますね。ちなみに note は、考えをまとめる日記をみんなにもシェアしている意味合いが強いです。

ビジネス観点を一回外してみる

全てのSNSをビジネスとして捉えていると、そういう見方でしかSNSを捉えられないけれど、一回、ビジネス観点を外して素直にコミュニティを見つめると、それぞれの性格が分かりやすくなるのではないかと思います。
そのうえ、ライフスタイルを豊かにするツールとしても効果的に使えるだろうと思います。

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