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どんな理由でも、どんな人でも、暴言を吐く人とは離れた方がいい

ゴミだらけの家を一生懸命片つけているのに文句言われ続ける夢をみた。夢に見るほどのトラウマとなった経験だったので書いておこうと思う。

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どんな人間関係でも、自分にとって猛毒だとおもったら絶った方が絶対にいいと思っている。でも、離婚することで、会社をやめることで、引越すことで、それで切れるなら切るもんね、という逃げの人生を送ってきた私でも、どうしても断てない毒の関係があった。両親はいなくなることで私をその関係から解放してくれた。

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この人は私に向かってよく汚い言葉で暴言を吐いた。

辛かった。本当に辛かった。この人からメールが届くと、もう恐ろしくて動悸がして頭が真っ白になった。もちろんメールを開くことができなかったので、親友に頼んで読んでもらった。

家族もいない外国で一人で頑張ってた私に向かって「子供を二人育てる身になってみろ」と言い放った。私は子供は一人で、この人は二人子供がいた。この人は大学教授で、そして配偶者も大学教授で、日本に住んでいた。

この人は私にむかって「お前なんか○○家の腫れ物だ」と言った。そりゃ自分勝手に生きてきた私だけど、でもさ。

一人暮らしの父が倒れたとき、私が(負動産になる可能性の高い財産も)全部相続しないといけないと言われていたので、なんとか父の不動産を維持しなければと覚悟をきめて1年間近く休職して頑張った。父の一人暮らしで荒れていた(ほぼ)ゴミ屋敷化していた家に住み込んで必死でかたつけた。なれない畑仕事も近所の人に応援してもらった頑張った。

そしたら、両親がいなくなった後に、この人は自分も相続したいといいだして、両親の貯金もすべて私が使えないところに移動してしまった。私は遺産相続の権利を放棄して、思い出の品も形見もなにも持たずに実家を去った。だって暴言を浴びせられ続けるだろう遺産分割の話し合いなんて怖くてできなかったから。            

ほんとに嬉しい。

もう暴言を吐かれる事もない!毒メールを受け取ることもない!この人にも理由があったのはわかるけど、どんな理由でももう関係なくなった。その上、息子に負動産相続の負担もいかない。よかった、ほんとによかった。両親の財産は一円も相続しなかったけれど、もらったものは愛情と教育と健康だけだったけど、私の人生にはそれだけで十分です。

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もう戻るところもない根無し草になったけれど、やっと恐怖から解放された今がうれしい。ポルトガルに住みたいなって言っても「馬鹿じゃないの」とか「野垂れじにすればいいんだ」とか罵られることもない。やっほおおい!