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私には、2人の子どもがいます。昨今子どもの学力が低下していると言われています。そんな現…

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私には、2人の子どもがいます。昨今子どもの学力が低下していると言われています。そんな現代で、いかにして我が子に考える力や学ぶ姿勢を養ってもらうかが親としての大命題ですよね。 そこで、学力とは何かという巨大なミステリーに挑みます。 ※amazonアソシエイトを利用しています。

最近の記事

大人と子どもを分けるもの

大人になるという事は一体どういう事なのか。 子どもに伝えたいと思うと同時に大人として分かっていないといけない気がする。 しかし、これがうまく言語化することが難しい。 先人の知恵を借りることによって、これを試みる。 当たり前だが、20歳をこえたら大人という単純な話をしたいわけではない。 20歳をこえていたとしても、子どものような人物も充分に存在する。もしかして、自分もそうかもしれない。 このテーマにおいていつも思い出すのが、内田樹が著書に、渋滞のなか路肩を無理やり車を走ら

    • なぜ勉強しないといけないのですか?

      私たちは、子どもに「なぜ勉強しないといけないのですか?」と聞かれた時の有効な切り返しを持っていません。 「将来の選択肢が増えるから」「いつかあなたの身を助ける」と言ってみても、目の前の子どもが心底納得することはないでしょう。 自分が中学生の時に言われても何も響かなかった言葉です。 勉強というのは、大人になって振り返ってみるとしみじみ必要性が実感できるものではないでしょうか、、 そうです。勉強というものは、後からしかその成果が分からないということが本質のようです。 「

      • 不登校の経済効果

        学校に登校できない子どもが増えています。 関連する問題として、学力の低下も挙げられます。 内田樹さんの「下流志向」をはじめとする書籍を読んでいるうちに、学校に行くことができない子どもや学力の低い子どもは望まれているのではないかと考えてしまいます。 なぜなら、学校なんか行かずに家でスマホに興じてくれた方が、いろいろなサービスに支払いをしてくれるチャンスが増えるでしょう。 学校なんか行かずに、家庭で食べ物を消費する方がコンビニやスーパーは儲かるはずです。 もしかして、電気代や

        • AI読みが習慣になる前に

          新井紀子さんの著書『AIに負けない子どもを育てる』を読んでいて頭に残る部分があった。 文章を読むことが困難な人はAIのように読んでいるからという部分だ。 ここで、AI読みとは何かを共有したい。 試しに以下のWikipediaの文章を、AI読みしてみる。 『本能寺の変は、明智光秀が謀反を起こし、京都本能寺に滞在する主君・織田信長を襲撃した事件である』 AI読みは、単語だけを抜き出す読み方である。 したがって、本能寺の変、明智光秀、謀反、京都本能寺、滞在、主君、織田信長、襲

        大人と子どもを分けるもの

          苦しさの正体は一般論

          人間関係の悩みや、仕事の悩み、容姿の悩みなど生きていると悩みは尽きないです。 嫌なことが頭から離れず疲れる、このような日々は生きづらい。 何とか、生きやすくする方法はないか、、そのような問いに答えるため 千野帽子さんの著書『人はなぜ物語を求めるのか』(ちくまプリマー新書 2017)を参考に考察します。 結論はタイトルの通り「苦しさの正体は一般論」でそれを緩和することです。 1.人の悩みの解決はいつも地道で退屈なもの人間関係、仕事、容姿の悩みこのような弱みに漬け込むものが残念

          苦しさの正体は一般論

          ストーリーという商品の付加価値

          近年商品を売るためにはストーリーという付加価値が重要であると色々なところで言われているような気がする。 それは、機能的な面や実用的な面では差別化が難しいから。 服の機能的な面なんて、どんなものでも大差ないし安い値段でそこそこのものが購入できる。 古典的な付加価値は、商品のデザイン的なものだと思う。色とかフォルムとか。 しかし、もう一段レベルが上がって様々な付加価値が登場していると感じる。専門的に考えておられる方には当たり前の話を言ってしまうかもしれない、、、 ズレていた

          ストーリーという商品の付加価値

          アドリブ面接試験体験記

          ある面接試験の1週間くらい前に内田樹さんの『先生はえらい』を読んで実際に実践してみたことがある。前半が読んだ内容、後半が実際私がやったことである。 ただし、こうしたら上手くいくと言う話ではないので責任は負いませんよ。かなりトリッキーだと思いますので。 参考にしたのは『先生はえらい』後半の「聴き手のいない言葉」と言う章の話だ。 内田樹さんは、大学教授という職業柄面接試験の試験管をする機会があるという。 内田さんの意見を短くまとめると「ありがちな質問に対して、用意してきた文を

          アドリブ面接試験体験記

          勉強する意義の説明こんなのどうですか?

          多くの親御さん。 多くの教育に携わる人たち。 私たちは、大人の矜持を持って備えなくてはいけません。 何に? 子どもから「なんで勉強するの?」と聞かれた時にです。 スッと答えられますか? 私は無理です。 無理ですから、本屋で書籍の目次を見て「勉強する意味」が書いてありそうな本という謎の基準で本を探しました。 それらを読み進める中で、気がついたのは 学校などで教わる知識が将来役に立つかどうかなんて全く問題ではないということ。 例えば内田樹の著書『下流志向』では、この勉

          勉強する意義の説明こんなのどうですか?

          瞑想も日記も運動も、本質は同じでしょ

          心の健康を保つためにストレスのコントロールを謳う書籍・動画・記事などを散々見てきた。 そのような物を散々見る私は、メンタルが不健康なのかもしれない。 そういったものの説明を聞くときに1つ引っかかる点がる。 それは、「幸せホルモン」とか「アドレナリン」とか「ノルアドレナリン」とか「オキシトシン」とか「セロトニン」とかが「分泌される」という用法の説明の仕方である。 これに関しては、全く想像できないというか実感しにくいというか カタカナすぎて「そ、、そうなんだ」としか思えなか

          瞑想も日記も運動も、本質は同じでしょ

          心の疲れを取るには、頭の回転を落とす

          私は、謎の体調不良を改善したいと常々思っています。 おそらく皆さんもですよね。 特に子育てをしていると、親が元気出ないと始まらないのに何か疲れてしんどい日々が続くのです。 そんな中で、下園壮太さんの著書『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れを取る技術』と言う本を読んでみました。 この本の主題は、心の疲れ(に伴う身体の疲れも含む)は感情疲労と言うエネルギーの無駄遣いによるものであり、そのコントロールをすることで軽減させるというようなものであります。 特に「怒り」と「不安」

          心の疲れを取るには、頭の回転を落とす

          感謝の念を持つと成功するってどういう理屈?

          成功したければ、色々なことに感謝することをしなさい。 みたいな事って最近よく聞きません? 感謝することが、何となく良いことで 人間関係的に気持ちが良いし前向きになれるというのは分かるが 漠然としている気がして腑に落ちない。 内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』を読んでいると 腑に落ちる話があった。 クロード・レヴィ=ストロースの贈与の話を見ている時です。 文化人類学者であるレヴィ=ストロースは世界中の民族を観察し研究することによって世界中の人間に共通する特徴を炙り出す

          感謝の念を持つと成功するってどういう理屈?

          カウンセリングの基本となった精神分析がSNSみたいと思った

          私たちはなぜSNSに依存しやすいのか。 よく語られるのが、承認欲求という人間の根源的な欲望を刺激するからみたいなことではないだろうか。 このような説明が私的にはあまり腑に落ちていなかった。 そのような中で、内田樹の著書『寝ながら学べる構造主義』の精神分析を語った箇所を読んでふと思ったことがある。(哲学者、精神科医のジャック・ラカンの章) まず精神分析とは、現代のカウンセリングの基礎となるようなものらしく(専門的に調べたわけではありません。ウェブでサッと検索してみただけです

          カウンセリングの基本となった精神分析がSNSみたいと思った

          アートが分からなくても当たり前

          大野佐紀子さんの著書『アートヒステリー』が面白い。 2012年に出版された本で、芸大時代に読んで以後思い出しては本棚から取り出している。 内容としては「アートってよく分からない」と素朴に思う一般人が、「アートの中の人」を見てあの人たちは何を基準として「アート」の良し悪しなんかを決めているのだろう?という疑問から出発します。 そこから日本という国が西洋の「アート」をどのように受け入れていったかの歴史を追っていき、こんにちの「アートって個性的で自由のイメージがあるけど大半の人

          アートが分からなくても当たり前

          ビジネスに使えるアート思考 西野亮廣のレターポット

          前回の記事で『13歳からのアート思考』という書籍を基にビジネスに求められる思考はアート思考=自分だけのものの見方をすることをテーマに語りました。 その中で、ビジネスに大切なのは「特殊知識」(流行りや評判に関係なく、個人的な好奇心や情熱に端を発することで得るもの)であるという話をしました。 こういった「特殊知識」を発揮して活動しているのが芸術作品を作るアーティストであるということです。すなわち、アーティストのように思考すれば他にない差別化されたコンテンツを生み出すことが出来る

          ビジネスに使えるアート思考 西野亮廣のレターポット

          お金を稼ぐための特殊知識って13歳からのアート思考じゃない?

          お金が欲しいので、youtuberのサラタメさんの「【厳選ベスト5】書籍解説youtuberサラタメが読んでみて、激おもしろかった本ランキング【2022】」を皿洗いしながら聞き流していると一つの単語が耳に残った。 それが「特殊知識」。 書籍『シリコンバレー重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』と言う本の解説の中で出てきました。 サラタメさんいわく、お金儲けに必要な要素の1つで「好奇心と情熱によって得た知識」が「特殊知識」らしいです。 もっと詳しく言うと、流行っているからとかこ

          お金を稼ぐための特殊知識って13歳からのアート思考じゃない?

          0歳児と3歳児の将来を見据えた英語学習について今考えている私の戦略

          現在、0歳と3歳の娘がいます。 目の前の育児に翻弄される毎日です。 (歯磨きや風呂、着替え、どれをとっても大変!!しっかりせねばと思うほど、うまくいかねぇんだよな) ただこんな時にこそ、将来を見据えた行動をコツコツ始めたいと思います。 今回は、英語学習について。 親が考える、子どものための英語学習とは ○歳までに英語学習を始めておく とか たくさん英語を聞かせておく とか 何となく早期教育が話題になってくると思います。 それも大切だなぁと思う反面、ぽっかり抜けているものが

          0歳児と3歳児の将来を見据えた英語学習について今考えている私の戦略