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XD編集部が気になったCX関連のニュースや記事 #66 (2023/2/3)

XD編集部の柏原(@tkashiwabara09)です。

アレント、ショーペンハウアー、宇沢弘文、フロム、フーコー。
分野の第一級の思想家を100ページ(ふつうの新書の半分以下)で紹介するという意欲的なシリーズを刊行した講談社現代新書。刊行当初は姿勢のチャレンジングさとファスト化する時代潮流との関連で、大いに話題になりました。

さて、このシリーズはどのような狙いで刊行されたのか?
講談社現代新書の「らしさ」とは?
そもそも新書とは他の書籍形態とどう区別されるのか?
そして、現代において「教養」と「知」がもつ役割とは?
今の私達が教養を得ることの意味合いは?

現代新書の編集長の青木さんと、長く教養部門(選書メチエや学芸文庫など)で編集を務める所澤さんに、大いに学ばせていただきました。本好きも、そうではなくともちょっと読んでみようかなと思う人もお楽しみください。


今週の更新記事


最近のXD編集部が気になったニュース

最近の気になったニュースをお届けします。

・東京ドーム3つ分 鹿児島の巨大スーパー、A-Zの「利益第二主義」
昨年の記事ですが、今週テレビにも取り上げられたということで、鹿児島の巨大スーパーの話題です。

  • 東京ドーム3.6個分という広大な敷地

  • 売れ筋商品ばかりを取り扱うことはなく、来店客が「欲しい」と望む商品は何でも仕入れる

  • 一般の大型スーパーでも8万~10万点の商品数が40万点越え

  • 約40に分類した部門担当者に仕入れや価格、売り場を一任し、マニュアルはない

  • 「来店客数」と「買い上げ点数」の2つを重視し、個別で赤字でも全体で黒字ならOKという「利益第二主義」を掲げる

  • 上記は過疎地の生活インフラということを意識してのこと。

売れ筋や効率を重視する大手のやり方に合わない場所もあるということで、しっかり顧客に向き合う異色のスーパーだと思いました。


・アドビ、文章で動画編集できる「Project Blink」ベータ版公開
これは凄い!と驚いた技術。AIが生成した書き起こし文を編集することで動画を編集できるWeb動画編集機能「Project Blink」のベータ版(英語のみ)を公開。すごすぎて一体どうなっているんだって感じですが、昨今のAIの急激な進化を見るとこれもするに当たり前になりそうですね。


・ドンキが目指す「地域に根差す店舗」 デザイン統括が変えた集客術
お台場のダイバーシティにできた「キラキラドンキ」。一発ネタ的なネーミングかと思ったのですが、

お客さまが主役になれるような店づくりを意識していて、今回は店舗のネーミングも重要

し、実際のネーミングもターゲットとなるZ世代が決めたそう。ネーミング以外にも商品などでも徹底していますね。

特に若い世代にアピールするときに、企業側が“仕掛けている感”を出してしまうとシラケてしまうと思うのです。そのため、Z世代のアルバイトの意見を多く取り入れました。商品に付けるポップや手作り感のある装飾に関しても、同店の従業員の半数以上を占めるZ世代のリアルな声を最大限反映しています。扱う商品も、オープン当初こそ既存店で好調だったものが中心でしたが、現在は、彼女たちの感性に響かない商品であれば、本部が提案したものでも売り場には並びません。

(この記事は2023年2月4日 12:20まで無料で読めます)


・ビームス“1通入魂”メルマガのつくり方 セオリー度外視のワケ
ビームスさんのメルマガのお話。「BEAMS PLUS TIMES」という雑誌さながらのボリュームやデザインで届くそうですが、自分の受信ボックスを見返しても届いてなく、ぜひ中身を見てみたいなと思いました。こういうのも、良いと分かるけど作るのにはとても大変担ってしまうので、これをちゃんとやりきれるBEAMSさんはさすがだなーと思いました。
発想する、アイデアとして口に出すのは簡単ですが、やりきる、実現するのがとても大変なやつです。

(この記事は2023年2月4日 12:26まで無料で読めます)


・むしろ素人のほうが「マニアックな売り場」を作れる…国文科卒の書店員が神保町に"数学の聖地"を築くまで 5000冊の数学書が揃う「書泉グランデ」の秘密
数学の素人の方がコーナーを作り、数学愛好家が「聖地」と呼ぶようになるという話です。知らないからこその視点で作り上げていくのいいですね。


・コカ・コーラ公式アプリ「Coke ON」に決済機能を搭載 その裏側にある顧客体験戦略とは
Coke on Walletをリリース。接客・販促を良くするひとつの方法となる、と。1円単位で使えるポイントにより、細かいキャンペーンや特典などつけられますよね。


・楽しい文具の購買体験を提供 コクヨの「IoT自販機」
コクヨが羽田エアポートガーデン内に直営店「KOKUYODOORS(コクヨドアーズ)」をオープン。IoT自動販売機が設置され、文具の新しい購買体験を提供。第1弾として、「スペシャルボックス、マニアボックス、シークレットボックス」などが用意されているそうで、楽しそうですね。


・続・セタガヤママ 小さなメディアの40年 | 世田谷文化生活情報センター 生活工房
1982年にオープンした雑貨店「セタガヤママ」を中心に、ママたちが“生活”を軸に展開した小さなメディア活動を紹介する展覧会が、世田谷文化生活情報センター 生活工房で開催。およそ40年分の資料を展示、貴重な生活史ですね。


・不況の出版市場で売り上げ3倍 Z世代に「紙の本」を売る仰天戦略
出版不況と各所で言われていますが、スターツさんの出版事業は伸びてるよというお話でした。ここでもうまく顧客を巻き込み成長している話ですね。


・ポケットマルシェが、旬の野菜と定番野菜がセットのサブスクサービス「季節を味わう 旬のお野菜定期便」を立ち上げ
ポケマルで、旬の野菜と定番野菜がセットになった定期便が開始されるそうです。
毎月1回厳選した旬の野菜と、使いやすい定番野菜数種類がセットで1週間程度で使い切れる分量になっ届くそうです。


・介護リハビリテックのRehab、科学的介護の実現に向けて約11.3億円の資金調達を実施
介護リハビリテックというのは初めて聞きましたが、ここでもデータを体験に還元しようという動きに見えますね。

医療機関やPHRではなかなか取得できていない約15万人の「高齢者のリアルな生活情報」を精度・頻度共に高く保有しており、分析解析可能なケアデータプラットフォームを構築しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000027102.html


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